2017年10月上旬時点ではまだ未発表(発売日は2017年11月17日に決まりました)ながら、2017年冬モデルとしておそらくドコモが発売するであろうソニーの新スマホ機種「Xperia XZ1 Compact(型番はSO-02Kで確定)」のスペックを1年前のドコモモデル Xperia X Compact SO-02Jからの進化点をチェックしてみましょう。

日本ではまだ正式の発表はありませんが(→発表されました。11月中旬発売)、ソニーの次期モデルは海外ではすでに発表・発売が開始されています。グローバル版ならもう購入することも出来ますが、日本正式版とは仕様が若干異なるので注意してください(ワンセグ・おサイフケータイ機能対応はドコモモデルだけの見込みです)。

なお、ドコモモデルとして同じくソニーの新モデル 5.2インチ版の Xperia XZ1 もSO-01Kとして発売される可能性は極めて高いです。5.5インチモデルのXperia XZ Premiumは2017年夏に新機種が出ていますので、冬モデルとしての「新型」はありません。

☆「ドコモ Xperia XZ1 Compact SO-02Kをみる」(2017年11月17日発売)→ 2019年3月時点で機種変更も一括648円で買える超激安スマホ化されています。在庫限りの処分価格であるため、買えるうちに機種変更しておくことをオススメします

Xperia XZ1 Compactと2016年モデルを比較

まずは歴代コンパクトシリーズとのスペックを数値データで比較してみましょう。

機種名XZ2CXperia XZ1CXperia XCXperia Z5CXperia A4Xperia Z3C
ドコモ型番SO-05KSO-02KSO-02JSO-02HSO-04GSO-02G
発売日2018.06.222017.11.172016.11.022015.11.132015.06.182014.11.12
画面サイズ5.0インチ4.6インチ4.6インチ4.6インチ4.6インチ4.6インチ
解像度1080×2160720×1280720×1280720×1280720×1280720×1280
重量168g143g135g138g129g129g
縦幅135mm129mm129mm127mm128mm127mm
横幅65mm65mm65mm65mm66mm65mm
厚さ12.1mm9.3mm
(最厚9.5mm)
9.5mm8.9mm9.1mm8.6mm
電池容量2760mAh2700mAh2700mAh2700mAh2600mAh2600mAh
CPUSDM845MSM8998
スナドラ835
MSM8956
スナドラ650
MSM8994
スナドラ810
MSM8974AC
スナドラ801
MSM8974AC
スナドラ801
RAM4GB4GB3GB2GB2GB2GB
ROM64GB32GB32GB32GB16GB16GB
メインカメラ1920万画素1900万画素2300万画素2300万画素2070万画素2070万画素
サブカメラ500万画素800万画素500万画素510万画素220万画素220万画素
防水/防塵○/○○/○○/○○/○○/○○/○
指紋認証××
[2018.08.19更新] C= Compactの略です。また、各データ値は「およそ」の数値で個体ごとの誤差を含みます

Xperia XZ1 Compact(以降、XZ1Cと略します)は Xperia X Compact (XC)の直接の後継モデルであり、ディスプレイサイズは同じ4.6インチのコンパクトスマホになります。現行のドコモスマホ機種としては最小のディスプレイサイズであり、女性でも片手で操作しやすいサイズ感から高い人気を得ています。

*それぞれドコモモデルの情報に更新しました。

XZ1 Compactのスペックアップポイント

外観の見た目はほんとど変わらない(ボディの素材・上下の細かなデザインなどの変更点もあります) Xpeira XZ1 Compactと Xperia X Compactですが、中身は1年間でいろいろと進化しています。

Xperia X CompactにはSnapdragon 650というCPU、そしてXperia XZ1 Compact にはSnapdragon 835というCPUが使われています。

Snapdragon 650も大抵のアプリ・ゲームはスムーズに動く高性能といって差し支えないものであり、管理人も1年SO-02Jを使って特に処理能力に不満を感じたことはありませんでしたれけど、新しいSnapdragon 835は2017年夏モデルのハイエンドモデル機種と同じチップであり、スマホの最先端を行くパフォーマンスを発揮します。

有名なベンチマークアプリ「Antutu Benchmark」では、Xperia X Compactのスコアは約77,000点(参照:[レビュー]ドコモXperia X Compact SO-02JのAntutuベンチマークテスト RAM増量で3Dゲームも快適動作)であるのに対し、Xperia XZ1Cは150,000~170,000点ほどが出ます。

以下が実際にSO-02KとSO-02Jでベンチマークテストの競争を行った様子です。

アプリのテストを行うのに20秒以上の差が出るほどスピードアップしています。より詳しいデータは「ドコモのハイエンド最小スマホ Xperia XZ1 Compact SO-02K Antutuベンチマークのスコア結果・比較」のページを参照下さい。

個人的な印象ではAntutuのスコアで12万点を超えるとありとあらゆるアプリがスムーズに動くレベルに到達しており、XZ1Cではどんなゲームも快適にプレイが出来る処理能力を持っていると言って良いでしょう(実際の体感速度はCPUの性能だけでなく、ソフトウェア/ハードウェア側の調整に依るところも大きい)。

2世代前のXperia Z5 Compactでは2GB → XCで3GBにアップし、そして2017年モデルのXZ1Cは4GBにRAMがアップしました。RAMが大きければ大きいほど同時にたくさんのアプリをスムーズ動かすことが出来るようになります。

国内の主要ハイスペックスマホの多くが2017年モデルからRAM容量が4GBになりましたが、ついにXperiaコンパクトにも4GBの時代がやってきました。

XZ1CはXCに比べてメインカメラの画素数が23メガピクセル→19メガピクセルに減っています。画素数は下がりましたが、これは画素サイズを大きくすることでより多くの光を取り入れるように方針変更をしたためです。この変更により以前よりも暗い環境でもはっきりとした写真が撮れるようになっています。

ソニーのスマホでは2017年夏モデル(Xperia XZs, Xperia XZ Premium)から採用された、積層型メモリーセンサーを採用することで動きのある被写体も歪みが少なく、高レートのスローモーション機能が使えるようになったりしています。

特に960fpsの超スローモーション撮影機能はCompact機種では初搭載ということになります。以下のムービーはXperia XZ Premiumで撮影されたソニー公式のサンプルですが、XZ1Cでも同じ機能が使えるようになったということです(2019年1月時点でムービーは削除されました)。

また、インカメラが5メガピクセルから8メガピクセルにアップしています。従来の25mm相当から18mm相当・120度の広角レンズに変更され、5軸手ぶれ補正機能も追加されています。画質の向上も重要ですが、広角レンズになったことで自撮り棒無しでも大人数や風景を取り入れた写真が取りやすくなりました。

Xperia XZ Premiumにも無かった新機能として、2017年冬モデルから 3D Creator(3Dクリエイター)という3次元イメージを取り込み、スマホ上で動かすことの出来るモードが追加されます。

スマホカメラと内蔵の加速度センサーの技術を使い、スマホだけで3Dスキャンを簡単に行えるようになるということです。取り入れたデータを使ってARアバターにしたり、3Dプリンターで出力することも出来るように連携が可能ということです。

国内ではDMM.makeと連携してフィギュアを簡単に注文(全体像で1万円~、小型の胸像で3千円程度)出来るようになります。

現時点ではまだ国内向けの細かい仕様は不明ですが、ソニーのゲーム機種やサービスへの展開で3Dクリエイター機能が活用される日が来そうです。

ドコモモデルでどのような対応周波数になるかはまだ未発表ながら、グローバル版では最大800MbpsまでのCat. 15までの規格に対応しました。

現行のXC SO-02JではドコモのXi 最大262.5Mbpsまでの接続速度となっていますが、おそらく現在XZ Premiumなど夏モデルが対応する最大788MbpsのPREMIUM 4GにXZ1 Compactも対応するはずです。

→ SO-02Kで最大644Mbpsとなります。

Xperia XZ1 Compactは最小級ハイエンドモデルに

2017年冬モデル Xperia XZ1 Compact(SO-02K)は、2017年10月時点で発表されているSnapdragon 835搭載機の中では最小ランクのコンパクトさのはずです。

ハイエンドモデルの多くは5インチ以上の大画面モデルばかりであるのに対し、小さくて操作がしやすい超高性能機種を求めていた人にはぴったりの一台になりそうです。

ドコモの2017年冬モデル発表会は例年10月の中頃に行われ、Xperiaの新機種はその後間もなく発売されます。

2016年の場合ならば、

2016年10月19日 冬モデル発表
2016年11月2日 Xperia XZ SO-01J発売
2016年11月2日 Xpeira X Compact SO-02J発売

というスケジュールでした。今年もほぼ同じ日程になると予想されますので、Xperia XZ1 Compactを購入予定の人は続報を楽しみに待ちましょう。

→Xperia XZ1 SO-01Kは2017年11月10日、SO-02Kは11月17日発売と決定しました。

旧モデルではXperiaのCompactシリーズはドコモの専売(1台だけXperia J CompactというSIMフリーモデルが出たこともあります)となっており、au/Softbankでの発売はないでしょう。

Xperia XZ1 Compact SO-02Kの価格(確定)

ドコモ版SO-02Kの発売時点の価格は以下の通りです。

内訳 SO-02K 価格
(全オーダー)
本体定価 77,760円
月々サポート −2,133円×24回
総額51,192円引き
機種変更事務手数料 0円*
頭金 0円**
機種変負担額 26,568円
下取り Xperia Z5 Compact
SO-02Hなら-21,384円

→ 2019年3月時点の価格は機種変更でも一括648円まで値下げされています。

*オンライン注文時のみ機種変更手数料・頭金優遇。この他新機種の予約キャンペーンも始まっていますので、SO-02Kに使えるキャンペーン・価格詳細は下記公式ページを参照ください。

☆「NTTドコモ Xperia XZ1 Compact SO-02Kをみる

Xperia X Compactも機種変でお買い得(販売終了)

新機種のハイスペックさは魅力的ですが、お値段を重視したいという人には旧モデルのXperia X Compact SO-02Jの在庫があるうちに買っておくこともオススメです。

今なら機種変更でも一括1.5万円、ガラケー機種からの買い替え(FOMA→ Xi)ならば一括5,832円で買うことが可能です。

さらにシニア割引・家族まとめて割なども活用出来るのなら、もっと負担額は安くなります。

内訳 SO-02J 価格
(Xi買い換え)
本体定価 63,504円
端末購入サポート 購入時 47,952円引き
家族まとめて割 5,184円還元
機種変更事務手数料 0円*
頭金 0円**
機種変負担額 10,368円

(*2017.11.13時点で、機種変更向けの端末購入サポートは対象外となり、月々サポートに戻りました)

Xperia XZ1 Compactの新機能には特に魅力に感じないな・・・という人にはSO-02Jの方が安いはずですので、売り切れる前に買っておきましょう。

→2018年11月の値下げにより、今は圧倒的にXperia XZ1 Compactのほうがお買い得です。発売当時より2.5万円も安い、たったの648円の負担で買えます。

☆「ドコモ 2016年モデルXperia X Compact SO-02Jをみる」

事務手数料・頭金0円で機種変更出来るドコモの公式サイトからの注文方法は下記ページを参照ください。

☆ドコモの簡単オンライン注文手順まとめ

irumo
ドコモ2017年冬モデル Xperia XZ1 Compact(SO-02K) 旧モデル SO-02Jからの進化点は?新機能やスペック比較

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