NTTドコモから発売されたソニー初の5Gスマホ Xperia 1 II(えくすぺりあわんまーくつー) SO-51Aの実機レビューです。

Xperia 1 IIは2019年夏モデルのXperia 1(docomoモデル SO-03L)の直接的な後継機種であり、ソニー/Xperiaシリーズ初の5G対応モデルです。

ドコモ版 SO-51Aでは下り速度で最大3.4Gbpsに対応しています。これは旧モデル Xperia 1のおよそ2倍(理論値での比較)の速度となります。

(左 Xperia 1II, 右 Xperia 1)

正面から見た様子はそっくりなXperia 1 IIとXperia 1ですが、1年分の進化・4G → 5Gへ次世代のスマホになったXperiaの実力をチェックしていきます。

SO-51Aのスペックと対応サービス

Xperia 1 II SO-51Aはドコモ2020年夏モデルの中でも最高峰のスペックとサービスに対応した機種です。

まずはXperia歴代最強のスペックを数字で確認しておきましょう。

項目 Xperia 1 IIの主な仕様
発売日 2020年6月18日
ディスプレイ 6.5インチ 4K有機EL
サイズ 166×72×7.9mm
重さ 181グラム
最大速度
受信/3.4Gbps
送信/182Mbps
CPU Snapdragon 865
RAM/ROM 8GB+128GB
OS Android 10(初期)
電池容量
4000mAh
(ワイヤレス充電対応)
カメラ トリプルカメラ+3D ToF
防水防塵 対応
おサイフケータイ 対応
テレビ ワンセグ/フルセグ対応

*より詳細なスペック・他モデルとの比較データはドコモ公式サイト「SO-51A詳細」のページを参照ください。

Xperia1 IIは過去のXperiaシリーズと同じく、防水防塵・おサイフケータイ・ワンセグ/フルセグ対応の万能系ハイエンド機種です。

特にワンセグ/フルセグに関しては2020年夏モデルのうち、Xperia 1 IIとAQUOS R5G以外は非対応となっているため、テレビ機能が欲しいユーザーにとっては数少ない選択肢の一つになります。

SO-51Aのサイズ/デザインの評価

Xperia 1 II SO-51Aは旧モデル Xperia 1と同じくスマホでは珍しい 4K解像度を持つ21:9比率の大画面ディスプレイを採用しています。

最近では縦長比率のディスプレイ機種が増えましたが、Xperiaシリーズの「21:9」という比率は特に長く作られており、ワイドムービーの再生や2画面分割表示の際に活躍します。

”6.5インチ”という大きなディスプレイサイズながら、横幅は比較的細めに作られていますので、片手で持った場合にも一般的なタブレットデバイスのような大きさには感じません。

Xperia 1IIの背面はソニーとドコモ5Gのロゴ、そして左上にカメラユニットが配置されています。

ブラックの場合、背面パネルは艶のあるコーティングです。全体的にフラットなデザインになっており、旧型Xperia 1に比べてフレーム部分が角ばっています。

(上 Xperia 1 II, 下 Xperia 1)

本体の右側(ディスプレイを上にした場合)には音量キーと指紋認証センサーを内蔵した電源ボタン、そしてXperiaシリーズではお馴染みのカメラキーがあります。

Xperia 1とXperia 1 IIの違いとして、両機種ともボディ横に指紋認証センサーが埋め込まれています。しかしXperia 1はタッチ式指紋認証センサーと電源ボタンが独立していましたが、Xperia 1 IIでは電源ボタンとセンサーが一体化しました。

また、Xperia 1 IIは本体上部にイヤホンマイクジャックがありますので、有線のイヤホンが使えます。

ディスプレイの上部はノッチ(凹)やパンチホール(穴)による切り抜きはなく、細めのベゼル部分にインカメラとスピーカーが配置されています。

ステレオのスピーカーがディスプレイ正面側に配置されているため、スマホで音楽や動画を楽しむ場合にもサウンドが自然に聴こえます。

SO-51Aのカメラ評価

Xperia 1 IIではXperiaスマートフォンで初となる3D iToFカメラ(距離を測定するセンサー)を採用したトリプルカメラを搭載しています。また、カメラのレンズがソニーのデジタルカメラレンズにも使われることがあるZEISS(つぁいす)/T*(ティースター)コーティングを採用しています。

ZEISSレンズはその透明感・自然な色合い、ぼけ味などを再現します。

3つのカメラはそれぞれ16mm, 24mm, 70mm相当の広角-標準-望遠レンズとなり、光学0.6倍~3倍までのズーム相当になります。

Xperia 1 IIのズーム性能は昨今のハイエンド機種のスマホの中で高いわけではありませんが、旧モデル(Xperia 1の望遠は52mmだった)より焦点距離がアップしています。

また、内部のセンサーも変わっており、メインレンズの場合はXperia 1/5時の1/2.6″ → 1/1.7″へサイズアップすることにより、より明るく・鮮明な写真が撮れるようになっています。

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例えば、薄暗い照明下で同じ夏モデルのXperia 10 IIと撮り比べをすると、明確にXperia 1 IIのほうが鮮やかでノイズが少ない写真が撮れます。

これが低価格スマホと最高峰スマホのカメラの違いです。

ただし、暗所撮影・ズーム撮影においてはXperia 1 IIのカメラが他社スマホを含めた全機種の中で最高という印象ではなく、2019年最高峰と言われたP30 Pro HW-02Lの50倍ズームや夜景モードには及ばないという評価です。

特にXperia 1では「低照度撮影」という機能によって、やや暗めの場所でも明るく撮影できるのですが、ファーウェイやiPhone11シリーズで利用できる夜景モードに比べると、極めて暗い場所で魔法のように明るい写真を撮ることが出来る技術はまだ他社に及びません(Xperia 10 IIには夜景モードがありますが、現時点ではやはり他社機種の夜景モードのように明るく撮影が出来ません)。

(Xperia 1 IIで撮影した夜景)

十分な明るさがあるライトアップや夜景ならばXperia 1 IIのオートモードで十分にキレイな写真が撮影出来ます。

(Xperia 1 IIで撮影した夕暮れ)

Xperiaのカメラは「暗い風景を強引に明るくする」というより、目に見えるままの明るさを表現しようとする傾向にあると感じました。

Xperia 1 IIのカメラ評価は、カメラの物理的・スペック的な高さそのものより、ソニー/Xperiaの仕上がりが好みである場合・操作性が好みである場合によって変わることでしょう。Xperia 1 IIのカメラに関する魅力としては、次の「Photography Pro」に関する評価も合わせて考える必要があります。

Xperia 1 IIでは新しくカメラアプリとして「フォトグラフィープロ」と呼ばれる、ソニーのデジタルカメラシリーズの使い勝手を再現した機能が追加されました。

これまでXperia 1やXperia 5にも動画用の「Cinema Pro」というアプリが入っていましたが、それの静止画版です。

Photography Proのアプリでは上記写真にあるように、ソニーのデジタルカメラ「α」シリーズに似た設定画面が再現されており、各種設定をXperia 1 IIの横長(Photography Proは横画面固定表示)なディスプレイを活用して、細かく調整しやすいインターフェイスを提供しています。

もちろんXperia 1 IIを含む上位のスマートフォンであれば大抵の機種に「プロモード/マニュアルモード」として同じようにシャッタースピード/ISO/ホワイトバランス/フォーカス調整などを手動で調整する機能自体はあります。Photography Proのメリットは、αカメラユーザーにとって判りやすく・親しみやすい設定メニューであること自体にあります。

他社の夜景モードのように「手持ちでかんたんに夜景を撮影する」ようなことは出来ませんが、三脚を使って固定しながらPhotography Proアプリを使って、シーンに合わせた設定をαデジタルカメラユーザーならカンタンに出来ることでしょう。まさに”デジタルカメラのマニュアルモードで撮影している気分”を味わえます。

Xperia 1 IIのディスプレイは4K解像度に対応していますので、高画質モードで撮影した動画をそのままスマホ画面で楽しめるという利点もあります。

また、標準カメラアプリではなくPhotography Proだけで使える機能(*現時点のバージョンの場合)として、Xperia 1 IIの場合は「世界初(2020年2月時点)最高20コマ/秒のAF/AE追従高速連写」というものがあります。

フォーカスの自動追尾をしながら露出調整もしてくれるため、被写体が激しく動くスポーツや子供、動物の撮影でもミスショットが少なく、劇的な場面を捉えることが可能となります。これもXperia 1 IIの新機能です。

SO-51AのCPU性能・ベンチマーク結果

Xperia 1 IIでは2020年春~冬モデルのハイエンドモデル機種に採用されているSoC Qualcomm Snapdragon 865が搭載されています。

RAM容量もXperia史上最大の8GBを搭載したため、歴代最強の処理性能が期待出来ます。

スマホの有名ベンチマークアプリ Antutu Benchmarkにてスコアを測定したところ、SO-51Aは約54万点の高得点を叩き出しています。

低価格モデルのXperia 10 II(画像右)に比べて、実に3倍もの処理性能ということになります。Xperia 10 IIではガタガタと動きが鈍くなる3DアニメーションもXperia 1 IIではスムーズに動く様子が確認出来ました。旧型のXperia 1/Xperia 5に比べても2~3割ほどAntutuスコアがアップしています。

2020年モデルのハイエンド機種の中にはXperia 1 IIよりも大容量のRAMを積んだモデルも存在しますが、Xperia 1 IIでも十分にあらゆるゲームやアプリが旧モデル以上に快適に動く水準といえます(アプリの動作・快適性は対応するアプリのバージョンやシステムに依存することがあります)。

☆「ドコモ公式サイト Xperia 1 II SO-51Aの詳細をみる

SO-51Aの値引き・キャンペーン情報

ドコモモデル Xperia 1 II SO-51Aにはさまざまなお得に、安く買えるキャンペーンがあります。

2020年6月18日の発売日~ 2021年4月30日までの期間、Xperia 1 IIを購入するとGoogle Playで使える1,000ポイントとゴールドステータスが獲得できます(Google Playアプリ内で「Play Points」の画面に進むと「ゴールドとして参加」というボタンが表示されます)。

また、4Gスマートフォンからの機種変更(契約変更)か、他社からの乗り換え(MNP)の場合には5G WELCOME割による値引きが適用出来ます(2020年7月時点)。

Xperia 1 II SO-51Aの値引きクーポン

ドコモのSO-51Aを更に安く買いたいドコモユーザーは、ケータイ割引クーポンを手に入れましょう。

NTTドコモのクレジットカードサービス「dカード GOLD」では、条件を満たすと年間利用特典としてドコモの各種スマホ・iPhone・タブレットなどの値引きに利用できる値引きクーポンを取得できます(2020年6月時点)。

このクーポンは2020年7時点でスマホ値引きに使えるほぼ唯一の値引きクーポンとなっていますので、Xperia 1 IIを含むドコモモデルを買う場合にはぜひに手に入れておきたい一枚です。

また、dカード/dカード GOLDを利用してドコモの公式ウェブサイトで機種購入代機を支払うと、ポイントも2倍貰えます。

年間利用特典のクーポンは加入後すぐ貰えるわけではありませんが、ポイント2倍特典はすぐに適用可能ですので、Xperia 1 IIなどのハイエンド機種購入前にdカードを作っておきましょう。

dカード GOLDにはさまざまな入会特典・利用特典もありますので、今後高額な5Gスマホ契約をするユーザーは作っておいて損はないでしょう。

[SO-51Aレビュー]Xperia1 II実機 ソニー初5Gスマホ/Zeiss-αカメラ評価-新機能やスペックレポート
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