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2019年の夏も本番となり、日本各地で花火大会が催されていますが、花火鑑賞のお供に夏モデルの最新スマホXperia 1(SO-03L, SOV40)を使うとどんな写真が撮れるのかレビューをしていきます。

最新モデルのXperia 1(えくすぺりあわん)は、Xperia初のトリプルカメラを搭載したモデルであり、花火撮影に有利な機能に対応しています。

花火の写真を昔の携帯電話やスマホで撮影しても、なかなか綺麗に撮影することは難しいと思います。花火大会のポスターやチラシで使われているようなキレイな花火を撮るには、一眼レフカメラ/デジタルカメラ+三脚の本格装備が必要でした。

(これは「ソニーデジタル一眼カメラ“α”」で撮影したもの)

デジカメがあれば上記のような写真も簡単に撮れるのですが・・・2019年のソニースマホでどのような花火撮影が出来るのか、解説していきます。

ワイド・ズームカメラで会場のどこからでも撮れる

Xperia 1には通常の12メガピクセルカメラのほかに、広角(ワイド)カメラと望遠(ズーム)カメラが搭載されています。

人気の花火会場では打ち上げ場所から近い場所・良いアングルの場所を確保するには難しく、花火の全体を写すには近すぎる・遠くから花火を見るケースも多いでしょう。

そこでXperia1のカメラを切り替えて使えば、すぐ近くで打ち上げられる花火も遠くの花火も1枚の写真に収めることが可能になります。

以下、Xperia 1で実際に撮影した花火の写真となります。

(クリックで拡大)

仕掛け花火ならば「ナイアガラの滝」として数百メートルにも及び長い距離で点火される花火もダイナミックに撮ることが出来ます。黄色で囲った枠が通常のカメラで撮れる範囲(画角)であり、ワイドカメラに切り替えることで観客人の様子まで含めて、会場の盛り上がりを残す事が出来ます。

上記の写真はブログ用に画質を圧縮していますが、明るい花火の種類であれば十分に綺麗に撮れます。

撮影はすべてオートモードで行っています

画像はスマホで撮影したそのものの色合いで、加工やフィルターは使っていません。

普通に「カメラを起動→シャッターを押す」というだけで、この程度の写真なら簡単に撮れます。

先読み撮影でベストショットを

Xperia1には花火撮影に有利に働く、「先読み撮影」という機能が搭載されています。

あえて解説するまでもなく機能の名前から察することが出来ると思いますけれど、先読み撮影ではユーザーがカメラのシャッターを押したタイミングよりも少し前の写真を自動で保存しておく機能です。これが花火撮影時にも自動で動作することがあります(オート設定でも、毎回ではありませんでした)。

花火が大きく開くタイミングを図ってシャッターを押すのはなかなか難しいものです。先読み撮影が行われた場合には後から写真フォルダで確認・先読みで保存された写真・実際にシャッターを押したタイミングの写真それぞれを保存するか、ベストショットを選んで1枚だけ保存するかを選ぶことが出来ます。

Xperia 1では連写撮影(バースト撮影)も出来ますが、あまりにも多くの枚数を保存しすぎるとあっという間にデータ容量がいっぱいになってしまいますから、先読み機能をうまく使って必要な画像だけを残せるのは便利です。

さて・・・上記の写真を見て、スマホ上の小さな画面で見ている限りでは、それなりにくっきりと撮影出来ているように見えますが、やはり拡大すると本格的なデジタルカメラで撮影したもののような仕上がりにはなりません

それも当然で、Xperia 1のオートモードで撮影するとシャッタースピードはせいぜい1/8秒(0.125秒)程度であり、プロがデジカメで花火撮影をするような設定(F値は大きな値に・シャッタースピードは数秒~、あるいは複数の写真を合成する)とは大きく異なっているからです。短いシャッタースピードでは良いデジカメを使ってもやはり迫力のある花火写真は作れません(連発で打ち上がっている花火なら短いSSでも撮れる)。

Xperia 1はマニュアルモードも使える

Xperiaでより綺麗な花火を撮りたいのなら、モードを「マニュアル」に切り替えることで、プロが撮影するような花火を撮ることも出来ます。

Xperia1ではシャッタースピードを最長で30秒まで伸ばすことが出来ます。シャッタースピードを長くすると手ブレをしてしまいますので、Xperia1でもっと綺麗に花火を撮りたいのなら三脚は不可欠となります。

ISO値は64から3200まで設定できます。花火撮影時には一番小さな値にしておき、明るさにあわせて(写真が暗すぎる場合は数字を大きくしていく)変更してみてください。

また、AF(オートフォーカス)もマニュアルに切り替え、何発か同じ位置に上がる花火の様子を見ながらフォーカスの調整をしておき、そこで固定して撮ります(オートフォーカスだと逆にピントが合わないことがあるため)。

F値(絞り)はスマホカメラでは調整が出来ませんので、Xperia1で出来るマニュアル設定は「長めのシャッタースピード+小さなISO値+マニュアルフォーカス」を基本とし、あとは必要に応じてEV/ホワイトバランス調整をして明るさと色合いを変えていくことで、花火の火花が長く連続している写真も撮ることは可能です。

画質という面では流石に高級なデジタルカメラとはさすがに勝負になりませんが、綺麗に加工・適切な設定をすることで、スマホで見る程度ならば十分にキレイな写真を作り出すことも不可能ではありません

(Xperia 1で撮影したデータを加工した写真)

上記は実際にXperia 1だけで撮影した写真データを使っています。煙が多く霞んでしまっていたため、コントラストや色合いを調整し、ド派手にしてみました(加工にはパソコンソフトを使っています)。

Xperia 1で花火を簡単に綺麗に撮れるか?と言われるとスマホの機能・性能の限界があるため、お手軽な撮影方法(オートでそのまま撮るだけ)では「それなり」なレベルとなりますが、広角とズーム・マニュアルモードを使い分けることによって古いXperiaスマホよりは圧倒的に綺麗に、印象的な写真を撮ることが出来るようになっています。

Xperia 1でもっと花火を綺麗に撮る方法

上記のXperia 1による花火撮影の作例は広角側・通常カメラともに、かなり明るくコントラストの強いキレイな写真が撮れることはわかりましたが、もっとガッツリと花火撮影に取り組みたい場合にはやはり「三脚の利用」が必要です。

☆「Fotopro トラベル三脚 X4I-E」+「スマホ用三脚ブラケット」の例(NG例)

Xperia 1のマニュアルモードを使って長いシャッター時間を利用すると、手持ち撮影では絶対に手ブレします。他社スマホでもPixel 3aP20 Pro HW-01Kなどでも夜景モードを使うと手ブレをほとんど起こさず”夜景”ならば撮ることが出来ますが、デジカメの長時間露光とは仕組みが異なるため、花火はあまりうまく写りません(火花の線が長くならない)。

スマホで本格的な花火写真を撮るには、写真合成・HDR撮影ではなく、Xperia 1のマニュアルモードのように設定からシャッター時間を伸ばす必要があり、スマホ本体を全く動かさないように固定しなければなりません。

上記三脚使用例のように、デジカメ用の三脚にスマホを固定することが出来るアイテムは非常に安価で手に入りますので、スマホ固定用の拡張アイテムを買って三脚に取り付ければ、キレイな画質・光の筋がある花火写真が撮れます。

ただし、固定の方法によってはXperia 1の広角レンズを使うと三脚が写り込んでしまう可能性があります。実は管理人の試した三脚+スマホ固定用ホルダーでも、広角レンズに切り替えると三脚ががっつり写り込んでしまいました。

通常レンズ・ズームレンズ利用時には問題ないのですが、Xperia 1を三脚に取り付ける場合はホルダー・三脚がカメラレンズに対して水平方向に来ないアイテムを買うことをおすすめします(スマホをバネで固定するタイプだと、横のボタンを押してしまうこともあるので注意が必要)。

あるいは、ちょっと操作しずらくなりますがスマホ自体をホルダーに対して裏向きに装着するのもありかもしれません。

上記の状態だとマニュアルの設定がホルダーによって隠れてしまいますが、事前に設定してから装着しておけばシャッターは押せます。

過去に花火をスマホで撮影した写真に満足できなかった方は、この夏はXperia 1に機種変更して花火鑑賞に行ってみるのも良いでしょう。”簡単に超キレイな花火写真が撮れる”とは言えませんが、多彩な機能を使いこなしてワンランク上の花火写真が撮れるようチャレンジしてみるのも、また一つの楽しみになると思います。

Xperia 1はドコモ・au・ソフトバンクそれぞれから発売されており、カメラ性能はすべて同一です(ソフトウェアのバージョンによって若干機能が異なる可能性もあります。今回管理人が購入したのは一番安いドコモ版「SO-03L」です)

[レビュー]Xperia1で花火写真は綺麗に撮れるか?カメラ機能を花火大会でチェック(SO-03L/SOV40)
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