2023年春時点においてドコモで購入できる現行モデル・旧型モデルのソニースマートフォン「Xperiaシリーズ」の全モデルを実際に入手・レビューした経験から「今買うべき一台」を解説します。

NTTドコモは2023年1月25日時点、公式サイトにおいて2020年モデル~2022年モデルの最新機種までたくさんのソニースマホを公式オンラインサイトではラインナップしています。

超高級なハイエンドモデルから初心者向けでお手軽な価格で買えるモデル、そして型落ちして安くなった旧型モデルまで、ユーザーが自由に選べます。

最近のXperiaスマートフォンは価格設定がピンキリであるため「買って後悔しない機種選び」が出来るよう、実際に使って感じた評価・旧モデルの場合は「2023年時点から見ても買う価値があるか?」という主観的評価も交えて解説します。

ドコモで買えるXperia 7モデルの価格

いくら性能や機能が良くても、予算範囲外のスマホを買うのは厳しいと思いますので、まず最初に「価格」の話からしましょう。

2023年1月25日時点、ドコモで買えるXperiaシリーズ7モデルの機種変更割引適用時の価格は以下の通りです。

機種名 機種変更向け割引の有無 割引後価格
Xperia 1 IV なし 190,872円
+5000ポイント還元
Xperia 5 IV なし 137,280円
+5000ポイント還元
Xperia 10 IV なし 64,152円
+5000ポイント還元
Xperia Ace III なし 34,408円
Xperia 1 III なし 154,440円
+5000ポイント還元
Xperia 5 III あり 一括76,956円
+5000ポイント還元
Xperia 1 II あり 一括48,400円
+5000ポイント還元

*上記の値引き以外に、先着2万名まで5,000ポイントがもらえるdポイント総額1億ポイントプレゼントキャンペーンが実施されています(Xperia Ace IIIは対象外)。

このとおり、ドコモのXperiaスマートフォンは最安で3.4万円~最高額は19万円を超える高級機種です。

【予算20万円以下】:Xperia 1 IV(2022年高性能)/Xperia 5 IV(2022年高性能)/Xperia 1 III(2021年高性能)
【予算10万円以下】:Xperia 10 IV(2022年中性能)/Xperia 5 III (2021年高性能)
【予算5万円以下】:Xperia 1 II (2020年高性能)/ Xperia Ace III (2022年低性能)

ドコモの機種変更でも割引があるのは「Xperia 1 II」と「Xperia 5 III」の2機種のみとなっています。その他の機種はドコモ以外で購入(乗り換え割引を利用)したほうが安く買えるため、ドコモで買うことはあまりオススメ出来ません。

Xperia 1 IV/Xperia 5 IV ソニーストア」/SIMフリー版
1IV XQ-CT44 174,900円
5IV XQ-CQ44 119,900円
Xperia 10 IV 楽天市場で新品白ロム4万円前後
楽天市場 Xperia 10 IV本体
Xperia Ace III YMにMNP
一括3980円+最大3000ポイント付き
ワイモバイル

*価格は2023年1月24日時点のもの。

Xperiaシリーズをカメラで選ぶ場合

2023年1月時点で買える各7モデルのXperiaにはカメラ性能に大きな差があります。

カメラ性能を重視するなら「Xperia 1」または「Xperia 5」の上位モデルシリーズを買うことを強く推奨します。

Xperiaの安い「Ace」「10」シリーズでは使えない「Photography Pro」が1/5シリーズでは利用できます。本格デジタルカメラのような詳細設定を使いこなすユーザーは、必ず1/5を選びましょう。

一方で、Xperiaシリーズの「1/5 II」以降、IVシリーズまでメインカメラはずっと「1/1.7型」センサーのまま変化がないため、Xperia 1 IIでも1 IVでも 5 IIIでも、メインカメラの画質には大きな差はありません。ズーム性能は光学2倍~2.9/4.4倍など若干差があります。

(Xperia 1 IIIで実際に撮影した写真)

(Xperia 1 IIで実際に撮影した写真)

予算に制限が無いのであればXperia 1 IVが最もカメラ性能が良く、次がXperia 1 III/5IV、Xperia 5 III、Xperia 1 IIの順番になります。Xperia 10 IVはカメラレンズこそたくさん付いていますが、1/5シリーズほど綺麗に写真は撮れません。Xperia  Ace IIIのカメラはおまけレベルです。

「余りお金は出せないけれど、カメラもそこそこ綺麗な方が良い」という場合は、Xperia 1 IIを選びましょう。

☆「ドコモ公式サイト:オンライン限定割引 Xperia 1 II SO-51Aセールを見る

Xperiaシリーズをゲーム性能で選ぶ場合

Xperiaに処理性能を求める場合、「どの程度ゲームを本気で遊びたいか」によって選ぶべき端末が変わります。

 

7モデルのXperiaの処理性能の高さを順番に並べると、「Xperia 1 IV」→「Xperia 5 IV」→「Xperia 1 III」→「Xperia 5 III」→「Xperia 1 II」→「Xperia 10 IV」→「Xperia Ace III」となります。一番安いXperia Ace IIIとXperia 1 IVでは、ベンチマークアプリスコア(Antutu)で3倍以上の差があります。

Antutuベンチマークのスコアと搭載CPUの目安を比較表にしてみると、以下のような感じです。

Antutuスコア(ver.9.x) 搭載CPU/目安
[Xperia1 IV/5 IV]
90万点~100万点前後
Snapdragon 8 Gen 1
/2022年の最高峰機種
[Xperia 1 III/5 III]
70万点~80万点前後
Snapdragon 888
/2021年のハイエンドクラス
[Xperia 1 II]
60万点~70万点前後
Snapdragon 865
/2020年のハイエンドクラス
50万点~55万点前後 Snapdragon 855
/2019年のハイエンドクラス
[Xperia 10 IV]
35万点~40万点前後
Snapdragon 765 5G・
Snapdragon 695 5Gの水準

/2021-2022年のミドルクラス
30万点~35万点前後
Snapdragon 690 5G
/2021年のミドルクラス
[Xperia Ace III]
25万点~30万点前後
Snapdragon 480
/2022年のエントリーモデルクラス

 

しかし、最低性能のXperia Ace IIIであっても、一般的な3Dパズルアプリゲームやリズムゲームなども意外とスムーズに動く場合があります。

モデル(for docomo) SoC RAM/ROM
Xperia 1 IV Snapdragon 8 Gen 1 12GB/256GB
Xperia 5 IV Snapdragon 8 Gen 1 8GB/128GB
Xperia 1 III Snapdragon 888 12GB/256GB
Xperia 5 III Snapdragon 888 8GB/128GB
Xperia 1 II Snapdragon 865 8GB/128GB
Xperia 10 IV Snapdragon 695 6GB/128GB
Xperia Ace III Snapdragon 480 4GB/64GB

激重系のリアルタイム3DアクションRPGゲームのようなアプリを使う/eスポーツ用として一瞬の表示・反応差まで重視するならXperia 1 IV/5IVを選びましょう。

ゲームに強いこだわりが無いのであれば、どのスマホでもある程度ゲームは遊べます(個々のアプリ動作状況はメーカー・アプリ配信会社へお問い合わせください)。

ゲーム・カメラ性能以外のポイントを重視する場合は、各モデルの実機レビューは「モバイルびより-実機評価一覧から参照ください。実際に使い込んで感じた評価をじっくりレポートしています。


以上から、実際に歴代ほぼすべてのXperiaシリーズを使ってきたマニアの意見としては、今ドコモで買うべきXperiaスマホは「Xperia 1 II SO-51Aの一択で結論とします(Xperia 5 IIIも良いのですが、すでに在庫がない)。

お金に余裕がある人はドコモ以外でXperia 1 IV/5IVなど新機種を安く買えるチャンスを狙うのが良いでしょう。どうしてもドコモで買いたいのなら、値引きやキャンペーンが来るのを待ちましょう。

Xperia 1 IIの生産はすでに終了しているはずなので、在庫がなくなる前にすぐ機種変更しましょう。

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