NTTドコモで2016年に販売され、2年以上に渡ってFOMAガラケーからの買い替え候補としてロングセラーを記録していたシャープ製の折りたたみ携帯 SH-01Jが、2019年5月時点でドコモ公式サイトでの販売が完全に終了してしまいました。

AQUOSケータイ SH-01Jは2016年冬モデルとして発売された後、2018年冬-2019年春モデルとして次世代機種 SH-02Lおよびカード携帯 KY-01Lの発売まで、実に2年間に渡って”ドコモガラケーの最新モデル”として同じく同時期に発売されたP-01Jと共に、販売が終わったFOMA携帯ユーザーの受け皿として人気がありました。


(左はP-01J, 右がSH-01J)

昨今のスマホでは同じメーカーが半年ごとに次々と新しい機種を発売・モデルチェンジを頻繁に行うようになりましたが、機能が成熟したガラケータイプは必要とされる新機能も特に無く、2016年モデルのSH-01Jで完成された製品(もちろんコストを掛ければより高性能な機能を付けることも出来るでしょうけれど)という印象でした。

管理人もドコモケータイ SH-01JとP-01Jの両方を購入して実際に使ってきましたが、基本的な機能はSH-01JでもP-01Jでも似たようなことが出来るものの、全体的な使いやすさはシャープのほうが上という印象です(個人的に昔からシャープ製携帯を使ってきた慣れもあります)。

参考記事:ドコモ0円最新ガラケー SH-01JとP-01J購入レビュー 大きさ・バイブ強さ・着信音量比較

販売が終わるSH-01Jに変わり、2019年モデルの新しいドコモケータイ AQUOS SH-02Lが販売開始されました。

(左がSH-01J、右が新型SH-02L)

2019年モデルの新型 SH-02LもSH-01Jと同じくFOMAサービスが終了しても使える「Xiケータイ」になっており、より高音質な通話が可能なVoLTE機能に対応したワンセグ付き・防水防塵折りたたみ携帯です。

SH-02LはSH-01Jよりも価格も安く、FOMA携帯からの買い替えコストは実質0円・月々の維持費安く取替可能です。

関連記事:ドコモガラケー2019年最新機種シャープSH-02Lの機種変更料金・維持費シミュレーション

ただし、SH-01Jと異なり、SH-02LではLINEアプリが入っていません

別途スマホやタブレットを持っているのでガラケーでLINEを使わない・必要としないというユーザーにはSH-02Lでも問題ないと思いますが、携帯電話でも連絡用にLINEを使いたい人は2018-2019年冬春モデルの新しいドコモケータイは非対応であるため、注意が必要です。

2019年5月時点でLINE可能携帯はP-01J/F-02Jのみ

2019年5月10日時点でドコモが公式販売している携帯電話タイプの端末で、LINEアプリがプリインストールされている機種は2016年モデルのP-01Jと、らくらくホンのF-02Jの2機種があります。

機種名発売時期販売価格本体重量
(g)
バッテリー容量
(mAh)
3G/4G連続待受
(時間)
カメラ
(万画素)
防水おさいふワンセグ
arrowsケータイ
ベーシック
F-41C
2022年5月13日14,850円132g1680mAh---810××
DIGNOケータイ
ベーシック
KY-41B
2021年6月3日18,480円123g1500360無し××
F-03L2019年7月19日31,680円133g1680780810
SH-03L
(カメラ無し)
2019年7月5日30,096円124 g1680610無し×
SH-02L2019年2月8日31,680円125 g1680610
(LTE:500)
800
らくらくホン
F-01M
2019年11月22日38,016円
キッズケータイ
SH-03M
2020年1月17日14,256円

らくらくホンはシニアユーザーにもカンタンに操作ができるようにカスタマイズされた機種であるため、他の通常携帯電話よりも価格が高めです。一般携帯としてLINEが出来るのはP-01Jのみとなります(LINEのブラウザ利用などは除く)。

☆「[ドコモガラケー]らくらくホン F-02Jレビュー 普通のガラケーより価格が高い理由

最新型のSH-02L/KY-01LはいずれもLINEアプリは搭載されていません。新しい機種=LINEができる携帯というわけではありませんので、LINEを携帯電話で使ってみたいユーザーは気を付けてくだい。

SH-01Jは今後ドコモから直接機種変更をすることは出来なくなる見込み(まれに余った在庫が再入荷することもあります)ですが、LINEが使えるシャープ製の携帯をどうしても使いたい場合、白ロムを購入して機種変更利用することなら可能です。

SH-01Jは2019年春時点で多数の白ロム(電話回線契約がされていない、携帯端末本体のみの販売品)が流通しており、価格もそれなりに安くなっています。

☆「アマゾン-docomoケータイ SH-01J 本体

2019年新料金プラン(ケータイ用)で白ロムを使う場合の注意点

NTTドコモでは2019年6月1日より、SH-01Jを含むケータイ向けの料金プランを新しく変更します。ここで、もしSH-01Jを白ロム購入してドコモの本家回線で利用する場合には注意点があります。

2019年の新プラン「ケータイプラン」は、ドコモで対象の端末を正規購入した履歴がある場合のみ契約が出来る専用プランとなっています。

料金プランお申込時に指定デバイスの購入を伴う場合、またはドコモ販売店(ドコモオンラインショップ含む)における直近の購入端末(ドコモに登録されている最新購入端末)が指定デバイスである場合は、対象の料金プランをお申込みいただけます。

ドコモのケータイプランに対応する端末を白ロムで持っていても、購入履歴が対象外機種(FOMAガラケーも対象外です)の場合はケータイ新料金プランを契約できない可能性があるため注意してください。

例えば、LINEが利用できないSH-02LやKY-01Lへドコモ公式店舗(オンライン手続きもOK)で機種変更したあとに、そのSIMカードを白ロムとして購入したSH-01Jへ入れ替えて使う場合には新料金プランのケータイプランで利用可能となります。

2019年5月31日までに現行プランで機種変更手続きを行えばSH-02Lでも月々サポートが適用できます(新プランへ変更すると月々サポートは消滅しますので、月々サポート割引が継続している間は旧プランを維持するほうが有利な可能性があります)。旧プランのままSH-01Jへ白ロム交換をすることも当然可能ですので、ドコモケータイでLINEを使いたい場合・旧プラン/新プランのどちらで購入したいか早めに検討・判断することをおすすめします。

FOMA携帯からドコモケータイへ機種変更する場合にもウェブから交換手続きをすると事務手数料が無料になる優待特典があります。店頭に行く時間・待ち時間も省略出来ますので、ガラケーの交換手続きはウェブ注文を推奨します。

ドコモガラホのLINEプッシュ通知が利用不能に

NTTドコモから発売されたLINE搭載ケータイ・旧モデルのらくらくスマートフォンなどの一部において、LINEアプリの仕様の影響でプッシュ通知機能が使えなくなる予告が出ています。

詳しくは「ドコモのLINEが使えるガラケーSH-01J/P-01J プッシュ通知が2020年3月終了に」を参照ください。

 

LINEが使えるドコモガラケー シャープ製SH-01Jが販売終了へ 2019年モデルはLINEアプリ無し

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