2019年冬モデルスマートフォンの最新モデル、Galaxy A20(au型番SCV46,docomo型番 SC-02M)は、最新モデルスマートフォンの中で最も安く買える、簡単・安心モデルです。

世の中には”格安スマホ”と呼ばれる、単に”価格が安い”というだけであれば子供のおもちゃよりも安く手に入るスマホもいくらでもある時代となりました(例えばセール時なら新品スマホも5~6千円~で買える「UMIDIGIなども人気)。その中でドコモ・auの大手が扱う最安値スマホ「Galaxy A20」が、どんな機能を持っているのか・他の高性能スマホに比べてどのくらい安いのか、ガラケーから機種変更するとどのくらいの料金になるのかを実機レポートを交えて詳細レビューをお届けします。

なお、auモデルGalaxy A20 SCV46は2019年10月25日発売、docomoモデル Galaxy A20 SC-02Mの発売日は2019年11月1日(ウェブ事前購入手続きは10月29日15時より受付開始)となり、この2機種は基本的な機能・性能は全くの同等です(初期インストールされるアプリや利用可能周波数などに違いがある場合はあります)。海外モデルのGalaxy A20とは仕様が異なりますのでご注意ください。

Galaxy A20は”とにかく安いスマホ”

2019年モデル Galaxy A20を購入するメリットをこれからいくつか紹介していきますが、何をおいてもまず確認しておかなければならないのは、Galaxy A20の圧倒的な安さです(実機の購入・使用感評価は発売日以降に追加予定)。

2019年10月11日時点において、NTTドコモで取り扱われている携帯電話・スマートフォン・タブレット機種の中で、最も価格が安いのはガラケーでもなく、2~3年前の古いiPhoneでもなく、このGalaxy A20です。

Galaxy A20よりも安い携帯電話は、ドコモには存在しません(キッズ携帯は除く)。

ドコモで販売されているすべての機種を価格順に並べる事ができるツールを使うと、上記のように10月11日時点でキッズ携帯のF-03Jが一番目、その次に安い端末がGalaxy A20になります。Galaxy A20の本体価格は2万円台であり、スマートフォン機種で唯一1万円台の端末となっています。これはドコモのガラケー機種よりも安い価格となります。

ちなみに、Galaxy A20の次に安いスマホは約3万円のらくらくスマートフォン  F-04J(2017年春モデル)です。らくスマは次世代モデルのF-01Lが出ているため、2019年時点では随分値下げされているものの、Galaxy A20より8千円ほど高い状態です。

iPhoneとGalaxy A20の価格比較

日本ではスマホと言えば、やっぱりAppleのiPhoneです。老若男女問わず、だれでも持っているのがiPhoneとなっていますが、ドコモのiPhoneはそれなりのお値段が掛かります。

例えば、2019年9月に発売された一番安いモデル、 iPhone 11 64GBモデルとGalaxy A20の価格を比べると・・・

iPhone 11の1台のお値段で、一家4人分のGalaxy A20が買えてしまいます(iPhone 11 本体価格 79,200円~)。

もちろんGalaxy A20よりもiPhone11のほうが断然に性能は高く、ありとあらゆる部分でiPhoneにGalaxy A20が勝てる部分は無いかもしれません。しかし、iPhone11のほうがGalaxy A20より4倍長く使えるということはありません。どんなに高価なスマホでも2年も経てば世代遅れとなり、電池の持ちや容量がいっぱいになって買い替え時期になります。

高級なスマホの性能をしっかりと理解し、その機能が必要であると判断するのならば問題ありませんが、最新iPhoneの高すぎる性能・機能を使いこなせもしないのに4倍の代金を支払うのであれば、安くて基本機能が整ったGalaxy A20を買うメリットのほうが大きくなることもありえます。

また、ドコモでは最新のiPhoneだけでなく、旧モデルのiPhoneの値下げ販売も行っています。最新のiPhoneが高いのは当然ですが、安いドコモiPhoneに比べても、Galaxy A20の安さは圧倒的です。

モデル
2019年冬モデル Galaxy A20 SC-01M
2019年モデル最安 iPhone 11 64GB
2018年モデル最安 iPhone XR 64GB
2017年モデル最安 iPhone 8 64GB
2016年モデル最安 iPhone 7 32GB

(令和元年10月28日時点)

Galaxy A20は3年前に発売された iPhoneの半額です。iPhone7よりも古いiPhoneはドコモではすでに取り扱われていませんので、Galaxy A20より安く買えるモデルへ機種変更することは出来ません(中古品であれば安く買えるiPhoneもあります)。

ちなみに、iPhoneよりも高い、同じGalaxyのauモデル Galaxy Fold (SCV44)とGalaxy A20の価格を比べると・・・

Galaxy Fold1台分のお値段で、Galaxy A20が10台買えます(Galaxy Fold 本体価格 223,200円~)。

Galaxy Foldはディスプレイを「折りたたむ」ことが出来る、非常に珍しいスマホであり、その性能はものすごく高いモデルです。ディスプレイパネルを開くと7.3インチ・閉じた状態でも4.6インチのサブパネルが表示出来るため、普通のスマホ3台分くらいのディスプレイパネルが搭載されていることになります。でも、10台分のGalaxy A20より表示領域は小さいです(本体ストレージ容量に関してはGalaxy Foldのほうが10台分のA20よりデカイ)。

Galaxy Foldはマニアにとってはとても興味深いスマホではありますが、防水なし・おサイフケータイなし、先行発売された海外モデルでは過去に故障報告も多く、スマホ初心者・一般人が買うモデルではありません。

見やすく、持ちやすいサイズ感

Galaxy A20のディスプレイパネルは5.8インチの大画面で、インターネットや地図、文字や写真を大きく表示出来ます。しかしながら、軽く、丁度いいサイズに仕上げられています。

「5.8インチ」というと一昔前であれば”ファブレット”などと呼ばれ、スマホとタブレットの中間サイズ一歩手前の、巨大スマホのような印象がありますが、Galaxy A20では流行のパネルの縁を小さくしたデザインを取り入れることにより、横幅71mmという持ちやすい幅に収められています。

Galaxy A20の本体重量は151グラムとなっており、Apple iPhoneで同じ5.8インチのiPhone 11 Proよりも2割も軽いのです。

ガラケーから買い換えるのであれば「思ったより軽い」 Galaxy A20がオススメです。

同じくGalaxyの最新冬モデル Galaxy Note10+と比べると、こんなに持ちやすいサイズです。

Galaxy Note10+は6.8インチという超巨大パネルを使っている割には持ちやすく、人気のスマホになっていますが、Galaxy A20のほうが縦に1センチ以上小さくなっています。

横幅ももちろんGalaxy A20のほうが細く、6mmも違います。

スマホのサイズに関しては好みの問題もあるので一概には「Galaxy A20が良い」とは言えませんが、大きすぎず・小さすぎず、程よいサイズ感の範囲に入っているモデルです。

続きを読む▶ ドコモ スマホ機種変更の参考に 新機種や旧モデルのサイズを比較する方法/大きさ比較ツール

初心者にもわかりやすい「簡単モード」

Galaxy A20は本格的な「シニアスマホ」「簡易スマホ」というわけではないのですが、スマホ初心者にも簡単に操作が出来るように専用の「かんたんモード」が搭載されています。

かんたんモードを設定することで、電話やメール・カメラなどのよく使う機能だけを大きく表示させ、細かい文字が見えづらくなってきたというユーザーでも安心してスマホを使えるようになります。もちろん通常モード・各種設定により文字や画像の大きさを変更することはいつでも出来ますので、スマホに慣れてきた・使い方を勉強してからアプリやツール機能を使えるようにご家族が設定変更をしていくという使い方も可能です。

Galaxy A20は電池持ちも悪くない

Galaxy A20のメリットは、価格だけではありません。電池の持ちも、古いスマートフォンに比べると格段に良くなっています。

公式の表現では「5日間充電しなくても大丈夫」とされるほど、電池性能が向上しています。

Galaxy A20 SC-01Mは3000mAhという大きな電池を積んでおり、ドコモの基準による実利用可能時間(一般的なスマホ利用頻度を想定した、実際の利用状況に則した電池の利用可能時間)は約130時間。これは3~4年くらい前の一般的なスマホより1-2割程度長持ちという評価です。

Galaxy A20はディスプレイパネルは大きいものの、電池を多く使用するCPUの性能はそこまで高くはないため、実利用可能時間が長くなるというメリットがあります。

ただし、もし”何よりも電池が長く持つことを優先したい”というのであれば、同じく2019年冬にシャープから発売されるAQUOS sense3がドコモ歴代スマホ最強クラスの電池長持ちスマホとして登場しますので、そちらをオススメします(しかも価格も激安)。

関連記事:ドコモ2019年冬-夏現行モデル 電池が長持ちするスマホランキング バッテリー大容量化・省エネスマホが続々

Galaxy A20 SC-02M最安値料金例

*ドコモ最新料金プランで計算する場合には公式サイトで確認してください。

ドコモの新料金プラン・解約金については「ドコモ公式発表 2019年10月1日より新料金プラン提供開始 違約金1000円、新割引「dカードお支払割」登場」を参照ください。

上記以外の料金プランを選びたい場合は、公式サイトの料金シミュレーションツールをご利用ください(割引条件などの確認も出来ます)。

ドコモでは2018年9月より公式のオンラインサイトで機種変更手続きをすれば、事務手数料・頭金は一切不要で機種交換手続きが出来ますので、上記以外の機種料金は掛かりません。

☆「ドコモ公式サイトでGalaxy A20 SC-02Mの情報をみる

Galaxy A20の本体価格は税込みでも2.1万円と格安ですが、一般ショップで事務手数料だけで価格が1割以上アップしてしまうことになるため、機種変更手続きは必ずウェブから行うことを推奨します。

auモデルの本体価格は2019年10月28日時点で25,920円(税込み)と、ドコモより4500円ほど高く設定されています。

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