2018年冬モデルのハイエンドスマートフォン Google Pixel3はスマホゲームで快適に遊べるのかどうかチェックしてみました。

Google Pixel3は2018年11月1日に発売され、超ハイスペックなCPU Snapdragon 845を搭載した高級モデルとして日本市場へ投入されました。

そして2019年3月1日、ドコモはPixel 3の大幅値下げを実施し、定価 98,496円→ 機種変更一括27,216円のお得な価格に変更しました。

ドコモのPixel3
機種変更価格
発売当時 2019年3月
新価格
本体価格 98,496円 98,496円
月々サポート 1,728円/月
(総額41,472円)
対象外
一括値引き 対象外 【端末購入サポートの適用で】
−66,096円おトク
【オンライン限定値引きで】
-5,184円おトク
機種負担額 月々2,376円
(総額57,024円)
月々1,134円
(一括27,216円)

2019年9月5日より、さらに価格改定が行われ、Pixel 3/ Pixel 3 XLはそれぞれ一括21,384円(8%消費税込み)に値下げされます。

☆「NTTドコモ Google Pixel 3/Pixel 3 XLの最新価格をみる

GoogleのPixelシリーズは日本では初登場であるため、「安くなったは良いけれど快適に使えるのか?」というところも気になると思います。

スマートフォンの場合、高性能なモデルほど発熱/排熱の機構・システムの調整が難しくなることもあり、過去には最初は高パフォーマンスなのに、少し使っただけで本体が過熱状態に陥りパフォーマンスが低下・アプリが強制終了したりフリーズしたりする端末もありました。

Googleはスマホメーカーとしては他社大手ほど主流ではありませんので、最新のPixel3がどんな仕上がりなのか、過去のスマホシリーズから推測することも難しいです。

そこで実際にPixel 3でアニメーションが多用されたベンチマークアプリを動かし、動作検証を実施することにしました。

Google Pixel3の外観・デザインやカメラ、電池の持ちなど全体的なレビューについては「 [レビュー]ドコモPixel3 Google謹製ハイエンドスマホは他社と何が違うのか?」を参照下さい。

Pixel 3の本体過熱状況テスト

当サイトではさまざまなスマートフォンの発熱チェックを実施しています。

今回のPixel 3も過去のモデルと同じく、ベンチマークアプリ「Antutu Benchmark」をPixel 3にインストールし、連続でベンチマーク測定を動作させつづけて、テスト時の発熱状況・ベンチスコアを記録しています。

スマートフォンの発熱・温度測定については、スマホ内部の温度ではなく実際に「触って熱いと感じるかどうか」を確かめるために、非接触型の温度測定装置を使っています。

放射温度計は表面の素材によって測定される数値が異なります。本実験では簡易的に初期設定のまま行っていますので、必ずしも「正しい表面温度の数値」になっているわけではない点はご了承下さい(実際に体感として大きくずれているということもないはずです)。

この赤外線放射温度計はアマゾンで買えますので、興味のある方は実際に試してみて下さい。身の回りのものの温度を一瞬で測定出来て、面白いです。

☆「アマゾン 赤外線放射温度計

実験時の室温は約20度でした。スマートフォンは手では触れず、スタンドに立てかけて測定しています。ベンチマークアプリ以外はほぼ初期設定のまま、購入直後の状態で測定しています。

Pixel3 40分連続動作時の発熱状況とパフォーマンス変化

上記の条件にて、Pixel 3でベンチマーク測定を連続5回・およそ40分間に渡って動作させ続けた結果、以下のようにスマホ表面温度・ベンチマークスコアが変化しました。

テスト回数 表面温度 Antutuスコア
0回(開始前) 20.5℃
1回め 27.1℃ 283,597
2回め 30.5℃ 280,794
3回め 32.6℃ 280,151
4回め 32.8℃ 278,848
5回め 33.8℃ 278,689

表面の温度はディスプレイパネルのうち、最も熱く感じられた上部位の中央(電源ボタンのある高さくらい)を狙って赤外線放射温度計で測定しています。

40分の連続動作後、Pixel 3のスマホ表面温度はおよそ34℃まで上昇しました。この温度は手で触ると明らかに熱を感じられるものの、「熱い」と感じることはなく「温かい」というレベルです。

1回め→5回めまでのベンチマークスコア結果はおよそ2%ほど減少しました。スマホ本体の温度が上昇するごとにベンチマークスコアが若干下がる傾向にあることが見て取れますが、ベンチマークのスコア結果自体が測定するタイミング/バックグラウンドでの動作状態によってある程度変化することがあるため、27.9万点~28.3万点くらいは誤差範囲であり、Pixel 3は30分以上高負荷を掛け続けててもパフォーマンスはほとんど変化しないと言えそうです。

全く熱くならない・熱を持たないということはないものの、今回のテスト環境ではかなりの長時間の連続ゲームプレイも快適に楽しめることを示唆しています。

ベンチマーク測定中の3Dアニメーションの表示をチェックしてみても、連続利用時でも非常にスムーズに動作しており、カクつき・コマ落ちなどは発生していませんでした。Snapdragon 845を搭載したPixel3はあらゆるゲームアプリが最高レベルで快適に楽しめる処理能力水準にあるといえます(実際の動作の快適さはアプリごとの相性やバージョン・システムとの競合によって変化することがあります。本実験の結果によりすべてのアプリがスムーズに動くことを保証するものではありません)。

40分の連続使用後、実際にPixel 3の表面を手で触ってみると、部位別では背面パネルの上部(カメラレンズ/フラッシュパーツの右側)を中心に熱を持ちやすいように感じました。ただ、それでも人肌よりやや熱い程度であり、小一時間スマホでゲームをしたくらいでPixel3が過熱しすぎて熱くて持てなくなるということはまず無さそうです。

Antutuベンチマーク28万点という結果は、同じくSnapdragon 845を搭載した他のハイエンドスマートフォンと同等です。これが2.7万円でドコモでは機種変更購入できますので、かなりのお買い得機種だと言えそうです。

発売当初は機種変更時、割引適用後価格でも実売5万円以上・Google Storeでは95,000円で売られているPixel 3を安く購入して、思う存分ゲームを楽しんでみて下さい。

☆「ドコモ公式サイトでGoogle Pixel3/Pixel 3 XLの値引き情報をみる」/ウェブ機種変更で事務手数料無料優遇あり

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ドコモPixel3レビュー ゲームは快適に出来る?発熱検証と連続利用時のパフォーマンス変化