MVNOによる格安SIMサービスのCMでは「6000円くらいの携帯料金が約1/3まで安くなる!」といったような表現を見かけますが、安く値下げされた機種・利用条件次第ではSIMフリーのiPhone購入+格安SIMで契約するよりも、ドコモ・ソフトバンクのキャリア回線の契約で激安価格でiPhone 8を購入できるテクニックが存在します。

キャリア回線で安くiPhoneを買うテクニックは秘密のものでも、プロだけが知っている契約術でもなんでもありませんが、一般的には携帯ショップでは案内されないこともあります(ショップでは利益を出すため、もっと高額なプランを勧めてくることが多い)。

ここでは家族の一緒に使えば安くなるドコモと、一人だけの契約でも安く使えるソフトバンクの格安iPhone 8運用の2種類を紹介しますので、家族でも独身でも活用できる値引き運用を実行してみてください。

ドコモでiPhone 8を格安で使える条件

ドコモでiPhone 8を安く運用するためには、「ドコモの学割(2018年版)」を利用します。2018年5月末まで実施中の学割実施期間中に、25歳以下の新規ユーザーであれば最安プランを契約すれば低価格になります。

この割引価格にはiPhoneの本体価格は含まれていないものの、「シンプルプラン+ドコモ学割」の組み合わせ契約時にも、ドコモのiPhone 8購入割引が適用されます。

新規・MNP契約時ならばiPhone 8だけでなく、型落ちして値下げされたiPhone 7や大画面のiPhone 8 Plusも一括値引きが適用されて、割賦残債を払い続ける必要はありません。

モデル 容量 新規/MNP価格
iPhone 7
(4.7インチ)
32GB 一括10,368円
iPhone 8
(4.7インチ)
64GB 一括22,680円
256GB 一括40,824円
iPhone 8 Plus
(5.5インチ)
64GB 一括34,344円
256GB 一括52,488円

*iPhone8/8 Plusは複数台購入で更に割引される「家族まとめて割」によって5,184円/台の還元があります。

機種購入時:iPhone 8 64GBモデル 一括22,680円

学割は契約初月+12ヶ月間継続します。端末購入サポートの最低利用期間は1年間となりますので、学割終了時期には割引解除料無しで次の機種に買い換える事ができます(参考:ドコモ 端末購入サポート)。

2年目に入ったところで機種変更することが可能ですが、契約は2年契約更新となりますので注意して下さい。

利用できるパケット容量はシェアグループの代表回線が加入しているシェア用パケットプランを分け合って使うことになります。シェアグループの月額料金は子回線よりも高くなりますので、ドコモで安くiPhone8を使う条件には「学割が使えること+家族で一緒にパケットを分け合うプランに追加すること」が前提となります。

ドコモの料金は家族が増えるほどに一人あたりの維持費を下げることが出来ます。ドコモでiPhoneを買うのならば3人以上の家族・学生を含むご家庭での契約がオススメです。

ドコモのiPhone 8を一括値引きで買いたい場合は、公式オンラインショップからいつでも注文が出来ます。店頭購入時に掛かる頭金(8千円前後)も公式サイトを使えば無料になりますので、手続きが簡単・在庫も豊富な公式サイトの利用がオススメです。

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一方では、学生ではない(または60歳以上のシニアスマホデビュー)・一人だけ/1回線だけの契約ではドコモのiPhoneを280円で使うことは不可能ですので、そんなときはソフトバンクの乗り換え特別価格キャンペーンを利用しましょう。

ソフトバンクのiPhone 8は一人でも月額千円台

前項までの「ドコモのiPhone8が308円維持出来る」という価格に比べると見劣りしますが、ソフトバンクへ乗り換え(MNP)する場合限定ながら、学割なし・インターネットのセット割引なし・2年目から料金が上がるというトラップもない、超特価MNPキャンペーンをソフトバンクの代理店で実施しています(2018年5月時点)。

2018年5月時点のキャンペーン価格では、PRODUCT Redの赤いiPhoneも対象となります。

ソフトバンクの場合、iPhone 8が「スマホデビュー割」の対象となっており、最も安いデータ容量1GBのプランでも適用される機種特別割引を活用することがポイントとなります。

MNP限定
iPhone 8 価格
64GB : 一括45,000円
(通常価格より54,320円引き)
基本料金 通話し放題ライト 1,836円
+web利用料 324円
+データ定額 1GB 3,132円
割引 スマホデビュー割 -2,614円
/次回買い替えまで継続

機種特別割引 -1,430円
/最大24回
下取り -200円×24回(ガラケーの下取り)
月額支払  1,048円(税込)

*契約初月(31日間)は通話定額+20GB以上のデータプランに加入することが条件となりますが、その後は安いパケットプラン・基本料金に変更しても値引き特典が続きます。

iPhone 8 64GBモデルの一括価格はドコモより1.7万円ほど高くなりますが、ソフトバンクのデビュー割では家族とのシェアではなく、自由にプランを選ぶことが出来るメリットがあります。

アップルストアで売られているiPhone 8を購入し、ドコモの回線を利用した格安SIMサービスのプランを契約した場合の料金と比べてみましょう。

一例としてOCNの場合であれば以下の様な料金プランがあります。

内訳 代金・料金
iPhone 8 64GB 85,104円
(Apple Store価格)
基本料金内訳 10分間かけ放題プラン 月額1,674円
3GBデータプラン 月額1,188円
毎月の支払 月額料金:2,862円/月
(機種代24分割込み:平均6,408円)

格安SIMサービスの場合、機種代金を含まない月額料金は確かに2~3千円台で済むユーザーが一般的であり、無駄を省くことで料金を節約できる可能性がありますが、本来高価なiPhone 8の代金を割引なしで購入しなければならないため、強力な値引きが使えるドコモ・ソフトバンクよりもかえってiPhone 8を使う前提では総額出費が高くなってしまうケースが考えられます。

OCNモバイルONEなどのMVNOでは本来の価格が安い低スペックスマホ・中古のスマホを使い続ける場合には有利ですが、最新の機種を使いたい場合にはキャリアに敵わないことが多いです。

ドコモとソフトバンクのiPhone8はすでに格安スマホより安い 最安月額280円 vs.月額1,048円で契約する運用テクニック

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