NTTドコモは2019年6月1日以降、ドコモケータイの料金プランを「ケータイプラン」という名前の新しい料金システムへ移行させるのと同時に、現行プラン「カケホーダイ&パケあえる」系の新規受付を停止してしまいます。

これにより、ドコモのFOMAガラケーユーザーが通話専用機種として回線契約をしている場合に利用できる「かけ放題付き・機種代込みで月額1,320円回線」を作りたい場合、2019年5月31日までに申し込まないと手遅れになることが確定しました。

2019年6月以降のドコモケータイ新料金も”月額1,320円~”を掲げていますが、新プランでは”端末代金別・無料通話無し”で1320円であるのに対し、5月末までの現行プランなら”機種代込み+5分以内なら何回掛けても定額”で1,320円(家族で利用前提ではなく、ドコモ利用が1人1回線だけでもOK)が実現出来ます。1年目だけ安い・途中から割引が無くなって高くなるということもありません(月サポの値引き=端末代24分割となるため、25ヶ月目以降も1320円のまま変わりません)。

現行プランの1320円ガラケー回線と新プランの1320円ケータイプランではサービス内容・利用できることが異なるため、必ずしも現行プランのほうがお得で便利とは言い切れませんが、現行プランのほうに魅力を感じる・家族に使わせたいと考えているのなら契約・FOMA携帯の買い替えを急ぐことをおすすめします。

(5/31まで)通話専用1,200円回線のサービス内容

2019年5月31日までにドコモでケータイ機種変更(FOMAプランからの変更)を行った場合にのみ利用できるプラン構成として、”パケットプラン無し・カケホーダイライト(ケータイ)のみ”プランでの運用が可能となっています。

この”パケット(データ通信プラン)無し”契約は、2018年11月1日から解禁されたばかりだったのですが、わずか半年で打ち切りとなってしまいます。

従来、ドコモXiガラケーを実質0円に割引する(月々サポートの割引を受ける)ためには指定のパケットプランへの加入が必須となっていました。この縛りが昨年11月以降に機種変更した場合に限り、パケットプラン(データ定額プラン/ケータイパック/シェアオプションなど)を契約しない場合でも割引が適用できるようになっています。

関連記事:2018年11月1日~ドコモのガラケーが更に安く月額1200円~ 月サポ値引き条件緩和 パケットプラン不要へ

パケットプラン(データプラン)に加入しない場合、もちろんパケット通信=ドコモ回線を利用したインターネットが出来なくなります。しかし、このプランでは新しいドコモケータイの機種代込み・5分以内の通話無料オプションが付いて月額1,320円という格安SIMサービスの料金よりさらに安い通話専用回線を作ることが可能となっています。

ドコモケータイ
機種変更の場合
(FOMA→Xi)
月額料金
2019年モデル
AQUOSケータイ SH-02L
本体代金
1,175円/月×24ヶ月
(総額28,200円)
月々サポート
(5/31まで)
-1,175円引き/月×24ヶ月
(総額28,200円分)
機種代金負担 月々負担0円
(総額負担0円)
基本料金 カケホーダイライト(ケータイ)
月額1200円
spモード
パケットプラン
維持費総額 月額1,200円
税込み1,320円

(2019年5月時点、上記以外にユニバーサル料金が別途掛かります)

FOMAプランからの買い替えで機種代金負担が0円(24分割=月サポ値引きが同額)になるのは、2019年モデルケータイ SH-02Lと2016年モデル P-01Jの2機種があります。どちらを選んでも料金プランは同じものを選択出来ます。

☆「ドコモガラケー SH-02Lの購入レビューはこちら」(2019年4月値下げ機種)

☆「ドコモガラケー P-01Jの購入レビューはこちら

ドコモガラケーのパケット/spモード解約の注意点

ドコモガラケーの現プラン最安 1200円回線を実現するためには、パケットプラン(データ容量)・spモード(ウェブ使用サービス)を契約しない・解約する必要があります。

パケットプランとspモードを解約すると、携帯電話でドコモメールを使うことが出来なくなります(@docomoのメールアドレスも消えます)。

引き続きドコモの携帯電話でメール機能を使いたいのであれば、spモード・パケットプランの加入を継続してください。

パケットプランを契約した場合のドコモケータイ料金(現行プラン)は下記ページを参照ください。

関連記事:ドコモガラケー2019年最新機種シャープSH-02Lの機種変更料金・維持費シミュレーション

また、パケットプランを契約していないのでインターネット通信を使うすべての機能が使えなくなります。パケット通信を使わない場合もWi-Fi通信は利用できますので別途スマホ・モバイルルーターを持っている場合・自宅や公共Wi-Fiへの接続していればウェブ機能は使えます。

パケットプラン・モバイル通信機能を使わず、完全なる通話専用として使う場合をしっかり想定出来ているのなら良いですが、メールやウェブ通信を必要とする可能性がある場合は運用方法・プラン選択を良く考えて行ってください。

(注意)オンライン機種変更時はパケット選択必須(解約可能)

ドコモのウェブサイトから機種変更手続きを行うと、機種変更手数料(FOMA→Xiケータイ買い替え)が無料になる特典があります。

一方で、先述の通りドコモのXiケータイはパケットプラン・spモード無しでも月々サポートが適用出来るように提供条件が変更されているものの、ウェブシステムの都合上、ウェブ手続き時にはいずれかのパケットプラン/spモードをつけないと契約を進めることが出来ません

ウェブ通信を全く必要としない場合には初月だけ基本料金が1320円より高くなっちゃいますが、事務手数料分が無料になる節約効果のほうが大きいため、店舗で最初からパケット/spモード無しで契約するよりお得です。

ドコモのウェブ機種変更手続きはカンタンな情報入力だけでおよそ15分程度で完結します。5月31日までもうあまり時間はありませんので、FOMA携帯から現行プランで機種変更出来る最後のチャンスを逃さないようにしてください。

より詳しいウェブ機種変更手続きの流れ・必要な準備は下記レポートを参照ください。

(比較)2019年新料金プランは”ネット利用可能”で1320円

2019年5月22日から受付が始まる新料金プラン「ケータイプラン」でも、月額料金は1,320円になる予定です。

 

さらに、新プランでは月々サポート(SH-02Lなら月1,175円の値引き)が適用されないため、ドコモ携帯を買い換える場合はもっと負担が高くなる見込みです。

2019年6月1日以降に機種変更をする場合にはこのドコモケータイ新プラン「ケータイプラン」しか選べなくなるため、旧プランのほうが料金が安くなりそうなFOMAガラケー利用者は、事前の料金検討をおすすめします。

関連記事:ドコモ2019年新プラン登場でガラケープランは安くなるのか解説 FOMAユーザーにも影響あり

2019年5月31日で打ち切り ドコモ機種変更で月1200円の5分かけ放題ガラケー回線が作れる

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