毎年9月から10月にかけて、新型のiPhoneが発売されるタイミングで2年契約の更新に合わせて機種変更を行うスマホユーザーが多く、ちょうど秋冬モデルの発表/発売直前でもあるため、ドコモでは最新モデル~1世代前のモデルのスマートフォンの値引き・割引増額が増える時期です。

今(2018年10月)時点から2年前、2016年の夏モデル前後を発売直後に月々サポートを適用して購入した場合、そろそろ月サポによる割引が終了・24回分割の残債の支払いも終わる頃になり、新しいモデルへの買い替えて大幅なスペックアップ・新機能がついたスマホを使うベストタイミングです。

2年前のハイエンドスマートフォンならば今でも十分良く動く機種もあると思いますが、最近の流行りである「ベゼルレス・縦長ディスプレイ」はここ1年以内くらいに増えたデザインです。


(左が2016年モデル Galaxy S7 edge,右は現行モデルのGalaxy Note8)

2017年冬~2018年夏モデルのトレンドである大画面・デュアルカメラ、AIカメラを搭載した機種も、現在使っている古いスマホを下取りに出すことで実質的な機種負担を大きく減らすことが可能になったお得なスマホもありますので、バッテリーの持ちが悪くなってきた・処理が重く感じるようになってきた・もっと綺麗な写真が撮れるスマホが欲しい場合は、買い替えコストをチェックしてサクっと取り替えてしまいましょう。

2年前~に発売された主な機種と買い替え候補

以下では2年くらい前に発売されたモデルの後継機に当たる、現在購入可能な最新買い替え候補をピックアップしています。

もちろん同じメーカー・同じシリーズの新旧モデルへ買い換えなければならないということはありませんが、同じメーカーのスマホならば機能・操作性が似ていますので、買い替え後もすぐに慣れることが出来るメリットがあります。

以下、それぞれの機種名をクリックすると、当サイトの実機レビューへ移動出来ます(単なるスペックレビューではなく、すべて実際に入手して、じっくり使い込んだ評価・感想を掲載しています)。

・Xperia Z5 Premium SO-03H →大画面な Xperia XZ2 SO-03K, Xperia XZ2 Premium SO-04K

Xperia Z5 Premiumは当時5.5インチの大画面モデルとして登場しましたが、今ではスタンダードモデルのXZ2も5.7インチ・プレミアムモデルは5.8インチにまで大画面化しています。

最近ではスマホカメラで4K画質の動画を撮影出来るモデルも増えましたが、Xperiaのプレミアムシリーズではスマホ上で4K解像度のまま再生が可能。しかも最新モデルのXperia XZ2 Premiumでは「4K HDR」に新たに対応していますので、Z5 Premiumと比べてもカラーコントラストの美しさが際立っています。

・Xperia Z5 SO-01H,Xperia Z5 Compact SO-02H, Xperia X Performance SO-04H → Xperia XZ2 Compact SO-05KXperia XZ1 SO-01K, Xperia XZ1 Compact SO-02K

Xperia Z5, X Performanceは当時のスタンダードサイズモデルの5インチクラスでした。買い替え候補としては5インチにサイズアップしたXZ2 Compactや、1世代前のXperiaらしい最終デザインのXZ1シリーズへの買い替えがオススメです。

・AQUOS Compact SH-02H → AQUOS sense SH-01K

2年前には無かった月額280円回線の作成が可能な「docomo with」対象のAQUOS senseはコンパクトシリーズではありませんが5.0インチであるため現行モデルの中では小さめで使いやすく、高い人気をいまだに継続しています。

docomo with割引を活用した格安回線追加方法については以下の記事も参照下さい。

・AQUOS ZETA SH-01H、SH-04H → AQUOS R2 SH-03K

大画面・大型機種が好みでない場合にはAQUOS ZETAシリーズのユーザーもAQUOS senseに買い換えることも検討してみることをオススメしますが、大画面が好みならば6インチにまでサイズアップしたAQUOS R2では限定ポイント付与キャンペーンもやっています(2018年10月時点)。

AQUOS R2では世界初の動画と静止画それぞれのカメラを同時起動し、AIによって動画を撮影しながら自動で静止画も撮れる(もちろん手動でシャッターを押すことも出来る)というユニークな機能があります。

・arrows NX F-02H → arrows NX F-01K

富士通のarrowsシリーズは2年前から変わらず、「NX」シリーズが継続しています。現在のNXシリーズは他社のハイエンドモデルとは異なりやや性能が低いチップセットを採用していますが、ますます頑丈さに磨きをかけたタフスマホに進化しています。

・arrows Fit F-01H, arrows SV F-03H → arrows Be F-04K

2018年夏~10月時点で非常に高い評価を得ている第二世代arrows Beは、2年前のスマホとは比べ物にならないほど進化しています。しかも、安い。arrows Fitは「低価格相応」な部分が多くありましたが、F-04Kでは処理能力・メモリ・カメラ・頑丈さ、さらにはF-01Kから採用されたエクスライダーや「洗剤で洗えるスマホ」でもあるため、旧モデルのarrows NXユーザーがF-04Kに買い換えても不満を感じることは少ないでしょう。F-04Kは2018年夏時点で、最も人気のあるdocomo withスマホでもあります。

Galaxy S7 edge → Galaxy S9 SC-02K, S9+ SC-03K, Galaxy Note8 SC-01K

Galaxy S7 edgeはGalaxyシリーズの中ではかなり人気となったモデルですが、2017年モデルのGalaxy S8シリーズ・S9シリーズからデザインが大きく変更され、より画面が大きくなりました(S8/S8+は販売終了済み)。

・AQUOSケータイ SH-06G, ARROWSケータイ F-05G, P-01H → SH-01J, P-01J

2018年現在、ドコモのケータイ機種はFOMAプラン専用端末は生産・販売が終了しています。代わりにXiプラン対応のSH-01Jへ無料(月々サポート適用時)で機種変更が出来るようになっており、使いやすさは従来のガラケーのまま、月額1580円から使える専用格安プランもあります。

関連記事:ドコモ新ガラケー AQUOSケータイSH-01J 機種変更時の維持費シミュレーション

下取りプログラムを使った機種変更コスト計算

上記で挙げた2年くらい前に発売されたスマホ・ケータイの2018年10月8日時点の下取り価格と、それぞれの機種変更値引き情報を参照して取替コストを算出してみましょう。

今は下取りの価格が高い機種も、時間経過と共に値下げされてしまうことがあるので、お得に取替が出来るタイミングを逃さないようにしましょう。

下取り機種 取り替え機種と負担額
Xperia Z5 Premium SO-03H
(5000円引き)
Xperia XZ2 Premium:57,208円~
Xperia XZ2:37,768円~
Xperia Z5 SO-01H,
Xperia Z5 Compact
(5000円引き)
Xperia XZ2 Compact:22,216円~
Xperia XZ1:9,904円~
Xperia XZ1 Compact:5,368円~
Xperia X Performance
(8000円引き)
Xperia XZ2 Compact:19,216円~
Xperia XZ1:6,904円~
Xperia XZ1 Compact:2,368円~
AQUOS Compact
(5000円引き)
AQUOS sense:-13,424円~
(docomo with機種)
AQUOS ZETA SH-01H
(5000円引き)
AQUOS R2:34,064円~
(機種限定5000pt考慮:10/31まで)
AQUOS ZETA SH-04H
(8000円引き)
AQUOS R2:31,064円~
(機種限定5000pt考慮:10/31まで)
arrows NX F-02H
(5000円引き)
arrows NX F-01K:17,680円~
arrows Fit F-01H
SV F-03H
(3000円引き)
arrows Be F-04K:-8,184円~
Galaxy S7 edge
(8000円引き)
Galaxy S9:32,176円~
Galaxy S9+:51,616円~
Galaxy Note8:63,280円~
F-05G
SH-06G
P-01H
(100ポイント*)
P-01J:0円~
SH-01J:0円~
(FOMA→Xiプラン変更)

*ここの負担額は「機種本体価格-(月々サポート)-(オンライン限定割引)-(下取り価格/ポイント還元)」を最大限に適用した場合の計算値です(1dポイント=1円相当として換算)。この他にクーポンやdカード利用特典などを使うと、さらに安い負担で取替も出来ます。

下取り価格は通常動作をする良品の場合。画面割れや故障がある場合は割引・還元減額となることがありますので、下取りプログラムの規定は「ドコモの下取りプログラム」を参照下さい。

旧モデルのドコモケータイはすでに下取りの査定リストには乗っておらず、「その他機種100ポイント」扱いになります。ドコモに引き渡してもたった100円分の値引きにしかならないので、下取りを使う必要はないでしょう。

管理人が特にオススメしたい、割安&大幅なスペックアップが出来る買い替え機種は赤文字にしてみました。値下げされた機種・機種変更価格が優遇された機種への取替コストはかなり低くなっていますので、今の機種に不満がそれほどなくても、新しい機種へ買い替え安くなっています。

公式下取りの査定が安い場合は専門店へ売却も

上記のコスト計算ではドコモの公式下取りプログラムの査定額を前提に機種変更を行なった場合の割引を考慮しましたが、2年前のハイエンドモデルでは、現在1万円の値引きにすらならなくなってきています。

もし今使っている機種に大きな傷・破損がない場合はドコモの下取りに出すよりも、携帯買取専門店に売る・ヤフオクやメルカリなどの個人取引で売却したほうが高い価値が付くこともあります。

例えば、Galaxy S7 edge (SC-02H)なら、オンライン宅配でも買取が出来るダイワンテレコムでは、Aランク(目立つ傷のない美品状態)に保っていれば中古品でも最大19,000円で売れます(2018/10/06時点の査定)

ドコモの公式下取りではどんなに綺麗に使っていても一律8,000円分の値引きにしかならないところ、買取店に売れば2倍以上の価値で売れる可能性があります(ただし専門店では傷だらけの場合は低い査定が出ることもある)。

先程はGalaxy S7 edgeを下取りプログラムに出して(8000円相当の価値)→32,176円の負担でGalaxy S9 SC-02Kへ機種変更できるとしましたが、状態が極めて良いまま使ってきたのなら、1.9万円で白ロム店に売却→ Galaxy S9 SC-02Kに実質2.1万円で取り替えることが可能と考える事もできます。

ドコモの下取りは比較的新しい機種ならば高い査定を設定されることもありますが、2年以上前の端末の価値が低く見られがちなので、査定を比べてうまく使い分けましょう。

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月々サポートがそろそろ切れる?2年前(2016年春~夏)ドコモスマホ下取りと機種変更コスト