NTTドコモの決済・ポイントサービスの一つ「d払い/iD」を利用することでポイントが効率的にたくさん貯まる「dポイント スーパー還元プログラム」の還元条件およびそれぞれの還元条件の達成難易度/お得感を徹底的に考察していきます。

*プログラム内容・キャンペーン内容は変更されることもありますので、各自最新情報を公式サイトで参照しながら確認してください。

dポイント/スーパー還元プログラムの概要

ドコモのポイントサービス「dポイント(dポイントクラブ)」は2019年11月時点で非常に大きな経済圏をカバーしており、単に「ドコモの携帯を利用すると貯まるポイント」ではなく、コンビニ・スーパー・家電量販店・飲食店といった日常的に多くの人々が利用するお店で利用できるようになりました。

さらにネット関連ではドコモのiPhone・スマホをオンラインで購入できる公式サイトのみならず、ドコモの関連マーケットとして”dショッピング/dトラベル/dデリバリー/dカーシェア/dブック/dTV”・さまざまなdポイントが利用可能なネットショッピングサイトがあり、国内通販最大手の一つ「アマゾン」でもdポイントが使えるようになっているため(amazon.co.jpでのdポイント利用には設定が必要です)、もはや「物理的に購入可能なものでdポイントで買えないものはほとんど無い」といっても過言ではないほどの利用用途の広さがあります。

そして、その便利なdポイントを効率的に集める事ができるのが「dポイントスーパー還元プログラム」です。

プログラムの内容は変更される可能性があるため、利用条件・還元条件は随時確認する必要がありますが、2019年後期時点では「最大+7%」のポイント獲得ができるシステムが適用可能です。

ここで、貰えるポイントは”最大+7%”であり、”もれなく7%のポイントが増える”というわけではなく、プログラムに設定された複数の条件をクリアすることでポイント倍率が上がっていくシステムが採用されています。

[注意]スーパー還元プログラムのdカード設定

2019年11月10日以降、スーパー還元プログラムの対象となるd払いを利用する際、d払いの支払い方法としてクレジットカードを指定する場合には、dカード以外のカードはすべてポイント還元対象外になります。

d払いとクレジットカードのポイント2重取りを目指してd払いに他社のクレジットカードを設定しているユーザーは、今後もdポイントスーパー還元プログラムの適用をしたいのなら、dカードの設定変更をしてください。

詳細は下記記事でも解説しています。

続きを読む ▶2019年11月からルール改悪 d払いでポイント貯めるならdカードでポイント2重取り! 年会費無料クレカでOK

ポイント倍率アップの概要

2019年11月時点、dポイント スーパー還元プログラムのポイントアップ条件は、以下の6項目です。

・dポイントプログラムのステージ条件 +1%分
・ドコモの利用料金の支払い方法条件 +1%分
・dマーケットの利用歴に関する条件 +2%分
・「いちおしパック」の加入状況 +1%分
・「DAZN for docomo」の加入状況 +1%分
・「Disney DELUXE」の加入状況 +1%分

上記のうち、2番めの「ドコモ料金の支払い設定」と4番めの「いちおしパック」に関してはドコモ利用者のみが達成出来る条件となっています。その他の項目はドコモの携帯回線を保有していなくても条件は達成可能です。

つまり・・・ドコモのスマホ/ケータイ利用者:最大+7%まで到達可能
→ ドコモ以外の回線利用者:最大+5%までなら到達可能

dポイントクラブ・dポイントスーパー還元プログラムはdアカウントさえ持っていれば誰でも活用することは出来ますが、最大活用が出来るのはドコモユーザーのみです。昨今は携帯料金・スマホ料金に関しては携帯会社で横並びの状況が見られますが、関連サービスの優遇はドコモも強力な特典を用意しています。

では、上記の6つのポイントアップ条件について、詳しく条件を達成する方法と達成難易度を考察します。

dポイントスーパー還元プログラムにおいて、ドコモユーザー/ポイント活動を活発に行っているユーザーであれば比較的簡単にクリア出来ると考えられるのはdポイントプログラムのステージ要件です。

ポイントアップの条件は以下のように定義されています。

当月のdポイントクラブの会員ステージがプラチナステージであること(2019年11月時点)

dポイントの会員ステージは、以下の2つの要素で決まります。

・ドコモ回線の契約継続年数
・過去6ヶ月以内のdポイント獲得数(判定対象の付与に限る)


ポイントアップ条件である「プラチナステージ」になるためには、ドコモ回線を15年以上利用しているか、dポイントを6ヶ月間累計で10,000ポイント以上獲得していればOKです。

ドコモで15年以上の長期回線を持っているユーザーは、dアカウントに紐付けることで簡単にプラチナステージを維持できます。

dポイントの獲得累計は、dポイントを頑張って貯めている人なら簡単に到達も出来ますが、一部ステージ判定の対象外ポイントもあります(dポイントクラブの獲得履歴からステージ判定の対象・対象外ポイントを確認出来ます)。


(獲得履歴で「★」マークがついているポイントが判定対象)

どの程度「dポイントが貯まるサービスを使うか」次第で、半年で10,000ポイントを貯めることが難しいと感じるユーザーも、簡単と感じるユーザーもいるはずですので難易度は「中」としました。

効率的にステージ判定対象ポイントを貯めたいのなら、「特約店」でdカード決済を多めに使っていくのがオススメです。

このポイントアップ条件はドコモユーザーなら、誰でも簡単にクリア出来ます(ドコモユーザー以外は、ドコモの携帯/ネット回線に乗り換えない限りは達成不可)。

前月末時点でドコモのご利用料金のお支払いにdカードを設定していること

支払いの対象は「ドコモの携帯電話料金」または「ドコモ光」の料金支払い設定でもOKです。

*ドコモ光はドコモの電話回線を契約していなくても引くことが出来ますが、通常はスマホ回線とのセット割引が利用できるユーザーが契約するのが大半です。

ドコモ回線を持っていれば、あとはdカードを支払い方法として設定するだけです。dカードは2019年9月より年会費・入会費ともに無料化していますので、もしdカードを持っていない人もデメリットゼロなので作って設定しましょう。

注意点としては「前月末時点で設定済み」の場合にスーパー還元プログラムのポイントがアップされることになるため、これからドコモ回線を新規加入・dカード加入を行う場合には、最短でも翌月からポイントアップが適用される点に気をつけてください。

関連記事:[画像付き]dカードの作り方解説 申し込み手順・必要なもの・審査時間、届くまでの日数まとめ

ドコモの関連サービスのうち、月額料金タイプのサービスを契約している・または1度でも有料利用していれば、+2%の還元を受けることが出来るため、この条件も絶対にクリアしておきたいポイントです。

前月末時点でいずれかの月額課金サービスのご契約があること、または前月中にいずれかの都度課金サービスのご利用があること

2019年11月時点では、以下の21のサービスが対象です。

【月額タイプ】dTV、dTVチャンネル、dマガジン、dヒッツ、dフォト、dアニメストア、dグルメ、dヘルスケア、dキッズ、dエンジョイパス、dジョブ スマホワーク(有料オプション)、dミュージック(月額コース)、ひかりTV for docomo

【都度課金/利用タイプ】dショッピング、dゲーム、dデリバリー、dブック、d fashion、dトラベル、dミュージック、dジョブ、dカーシェア、dTV(レンタル)、dアニメストア(レンタル)、dエンジョイパス(サービスの利用)

*それぞれのサービスにおいて、スーパー還元プログラムのポイントアップ対象外のサービス利用(例えば無料お試しサービスのみの利用など)がありますので、詳しくは還元プログラム条件提供条件を確認してください。

上記のうち、1つでも契約・利用実績があれば+2%還元の効果が得られるため、利用したいと思えるサービスを各自で判断して自由に選ぶことが出来るでしょう。

ビジネスや家族旅行でよくホテルを使うなら「dトラベル」、エンタメ関連なら「dTVチャンネル」「dTV」、節約志向のユーザーはクーポンや優待でさらなる節約が目指せる「dエンジョイパス」がオススメです。それぞれ初回利用時には無料お試し期間もありますので、まずは体験してみてどれをポイントアップ条件として継続するか判断すれば良いでしょう。

ドコモの3つのサービス「スゴ得コンテンツ」「my daiz/iコンシェル」「クラウド容量オプション+50GB」は、それぞれドコモの携帯回線を保有しているユーザーが使うことの出来るサービスであり、これらの3つをセットにして月額料金で利用可能としたものです。

この中で特にスゴ得コンテンツでは「スゴ得契約者向けクーポン」などが利用できるため、ポイント倍率+1%と併せて上手く節約に繋げられるはずです。

★「ドコモ-いちおしパック

「DAZN」とは、野球・サッカー・F1・テニスなど、さまざまなスポーツコンテンツの試合をライブ試聴・見逃し配信で見放題になる、有料オンデマンドサービスです。

【DAZN for docomo】 前月末時点で契約していること

( for docomoではない通常の”DAZN”サービス契約はポイントアップ対象外です)

「for docomo」という名前が付いたサービスですが、ドコモ回線の利用者以外でも契約可能です。しかし、ドコモの回線契約をしていないユーザーは月額料金が高くなります

スポーツ動画に興味があるユーザーならば加入するメリットはあるでしょう。しかし単に+1%のスーパー還元プログラムポイントアップのためだけに加入するには月額料金のコストが高めです。

dTVとDAZN for docomoのセット利用をすれば、前項の「dマーケット利用実績」もクリア可能です。

☆「DAZN for docomo

ディズニーデラックスとは、ディズニー・ピクサー・スター・ウォーズ、マーベルなどの映画・動画コンテンツを楽しめる有料サービスです。

【Disney DELUXE】:前月末時点で契約していること

ディズニー・デラックスもドコモ回線以外の契約者でも加入することが可能で、月額サービスです。

人気の映画タイトルがたくさん楽しめる(一部月額料金とは別途有料購入コンテンツもあります)ので、ディズニーファン・子育てファミリーならば加入継続するメリットがあるでしょう。

ただ、月額料金としてはdTVやdアニメストアに比べると少し高く、ポイントアップも+1%ですので、加入するメリットと維持コストを天秤に掛けましょう。

☆「https://dd.deluxe.disney.co.jp/lp/disney_pixar/index.html


以上、6つのdポイント スーパー還元プログラムの加入条件でした。

よく使うサービス、使いたいと思えるサービスがあればポイントを狙う価値がある条件と、「ポイントアップのためだけ」に条件をクリアするにはやや厳しいサービスがありますので、各自でよく考えてください。

上記で解説した項目はあくまで「dポイント スーパー還元プログラム」によるポイントアップを前提にした「難易度」であって、人によってはクリア難易度の感じ方は変わるはずです。いずれも必ずクリアしなければならないものではありません。

それでもドコモユーザーであれば、

・プラチナステージ +1%
・dカード支払いの設定 +1%
・dマーケット利用 +2%
・いちおしパック +1%

この4つ、合計+5%は必ず抑えておきたいアップ条件です。

スーパー還元プログラムの対象店舗で高額のお買い物をする予定が決まっているのであれば、倍率アップの条件が「前月末」で判定するものであれば、使うタイミング・予定に併せて加入状況を調整するのも良いでしょう。

d払い/dカード支払いは2020年6月30日まで、国が実施するキャッシュレス・消費者還元事業の還元対象にもなります(対象・還元は各店舗に依ります)。

スーパー還元プログラムを利用するユーザーであればこちらのポイント還元も活用することが出来るはずなので、消費税増税対策として上手く決済サービスのキャンペーンを最大活用していきましょう。

[11/10~]最大還元+7%を狙うならdカード必須化 dポイントスーパー還元プログラムのお得さを徹底検証