2019年10月、ついにドコモのFOMAガラケーの新規契約が完全に出来なくなりました。

今後、ドコモでは3G通信のみに対応した古いタイプのガラケー(およびスマホタイプの3G専用機種も含む)をFOMAプランで契約する事はできません。また、ドコモのケータイネットサービスの普及期に一役買った「iモード」も、ついに受付が終わりました。

FOMA音声プランおよび割引サービス、iモード®は2019年9月30日(月曜)に、FOMAデータプラン・ユビキタスプラン®および割引サービスは2020年3月31日(火曜)をもって新規受付を終了  - NTTドコモ報道資料 2019年4月15日

2019年9月30日を以って終了したのは、FOMAの通話用プランおよびその割引サービス全般、iモードの契約受付です。

FOMAのデータ専用プランはまだ2020年3月31日まで継続していますので、まだ完全に「FOMAの受付が終わった」というわけではないのですが、FOMAプランを令和時代でも使い続けている殆どのユーザーは「通話とメールだけ出来れば良い」という長期ガラケーユーザーのはずですから、”FOMAガラケー”としてはやはり9月30日の新規受付終了は大きな意味を持っていると言えます。

すでにFOMAガラケーを契約中のユーザーは2019年10月以降もそのまま使い続ける事はできますが、何らかの事情で一度解約して、同じ機種を再度利用して契約することは不可能です。

2019年10月以降にドコモで携帯電話機種を使いたい場合、上記のような新しい携帯電話に取り替えることで、引き続きドコモのケータイプランを利用することが可能です。

続きを読む▶ ドコモ2019年10月ガラケー用新料金プラン「ケータイプラン2」とは?FOMAプランからの買い替え料金イメージ

(ドコモのケータイプランは2019年10月より一部条件が新しく変更されています)

FOMAサービス自体の終了予定日はいつ頃になるか?最新予測日

NTTドコモが2019年9月30日にFOMAガラケーの新規受付(音声プランとiモード)終了をしたことで、いよいよFOMAガラケーサービス自体の最終サービス終了日が近づいてきたことも覚悟しなければならない時期になってきました。

NTTドコモではすでに「2020年半ば以降を目処にFOMAサービス終了」を公言しており、FOMAサービス自体が今後使えなくなることは決まっています。

これはドコモの都合ではなく、FOMAサービスに利用されている「3G通信」のための電波(周波数帯域)を再編成するためであり、au・ソフトバンクも同様の対応をしています。

続きを読む▶なぜドコモのFOMAガラケー・3Gガラケーが使えなくなる?古い携帯販売が終わる理由

auの場合の3G受付終了→サービス終了までの日数例

ドコモのFOMAガラケー終了の場合、2019年9月30日時点ではまだ「新規受付が終了」しただけであり、まだ具体的な3G停波時期までは決まっていないわけですが、auの3G携帯・サービスはもう終了日まで確定しています。

携帯電話契約のような多くの人数に影響を与えるサービスの場合、実はサービスの終了前に「○○日前までに国・利用者に終了させることを告知しなければならない」というルールがあります。

従って、ドコモのFOMAガラケーが使えなくなる日も、auの「CDMA 1X WIN」の終了告知→サービス停止までのスケジュールと似たものになる/auよりもさらに早く告知されることが予想されます。


国が定める基準だと、「サービス休廃止日から起算して1年前(利用者が100万人を超える場合)まで」に告知する義務がありますが、auの場合は1年以上前の時点で3Gガラケーの終了日をアナウンスしました。

2018年7月20日:au CDMA 1X WIN(auの3G通信サービス)の受付終了日を告知
2018年11月7日: au CDMA 1X WINの新規契約受付を終了
2019年7月5日:auのぷりペイドサービスの終了日を告知
2020年6月15日:auぷりペイドカードの販売を終了
2021年12月15日:auのぷりペイドサービスの終了(緊急通話のみ22年3月16日まで可能)
2022年3月末:au CDMA 1X WINサービス完全終了

このような日程になっています。

上記にドコモのFOMAガラケーの状況を重ね合わせると、

3G新規受付の終了予定発表: au 2018年7月20日→ドコモ 2019年4月15日
3G新規受付の終了日:au 2018年11月7日 →  ドコモ 2019年9月30日

このように、時期に多少のズレはあるものの、「終了予定の発表 → 実際の終了日」まで、数ヶ月の猶予を以って告知を出していることが判ります。

現時点で両者の”3Gガラケープラン新規受付終了”は330日ほどドコモのほうが遅くなっていますので、このままサービスの終了日まで同じようなスケジュールで進むと、2023年3月以降にFOMAサービスの終了があっても不思議ではありません(FOMAサービスの利用者はまだまだ多いはずなので、auよりも慎重にサービスの終了時期を長めに取る可能性も予想されます)。

ドコモの携帯買い替えはお早めに

2019年10月時点、ドコモを始めとする携帯電話販売における長期利用者の優遇・機種購入時の割引が国によって禁止・制限された影響で、ドコモではこれまでにずっとガラケーを使ってきたユーザーにも、長期特典を付与することが出来なくなりました。

例えば、9月30日までにドコモケータイプランを契約したユーザーには最大毎年3,000円分のポイント還元があったのに、2019年10月以降の契約者には最大でも1,200ポイントしか付与されなくなりました。

ドコモの2019年10月以降の新料金プランでは、携帯電話利用者においても”2年契約をしなくても、過去の2年契約時並の料金で使える”ように改正が行われましたが、逆にいうと「ずっとドコモを使い続けてきた・今後もずっとドコモで携帯電話を使いたい」利用者にとっての割引・特典は基本的に増えていません

ドコモの”ケータイプラン”は2019年6月から提供されており、月額1,200円から使えますが、ドコモのFOMAガラケー利用者だけの優遇(例えばスマホデビューをすれば値引きに使えるクーポンもあった)というものは2019年9月30日を以って廃止されています。

ケータイプランの長期利用者特典のポイント還元が減ってしまったように、法律によって長く使っていることで有利になる=利用者が携帯会社に縛られている”という曲解がされた影響で、今後もどんどん長期利用者の優遇や特典が無くなっていく可能性すらありますので、ドコモガラケーの買い替え・スマホデビューは早めに行ったほうがお得だった、という自体が生じ得ます。

また、古いFOMAガラケーの多くはすでに修理も不可能になっていますので、ガラケーが壊れる前に早めの交換をオススメします。


管理人も使っているオススメのガラケーは「富士通 F-03L(実機購入レポート・評価はこちら)です。2019年夏に発売されたばかりの、国産携帯電話です。

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irumo
ドコモFOMAガラケー/iモードの新規契約がついに不可能になった2019年10月 auの3G終了日程と比較

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