NTTドコモは2020年夏モデルとして発表していた4Gスマートフォン4モデルについて、2020年6月10日より予約受付を開始・価格を発表しました。

ドコモではすでに2020年夏モデルには5Gスマホを先行して販売していますが、いずれのスマホも10万円超えの高級品ばかりです。一方で、4G通信が出来れば十分という人にとって夏モデルの新機種はお買い得なモデルが揃っています。

これまで発売されてきた4Gスマートフォンでは、各シーズンで「フラッグシップモデル」「ハイエンドモデル」に分類される性能が非常に高い・最先端の機能や特徴を持ったスマホが登場していたのに対して、2020年夏モデルのドコモ4Gスマホはすべて「格安スマホ」です。

どれくらい安いかというと、5Gスマホの半額どころか1/3、1/4程度のお値段で買える機種があります。

もちろん価格が高い5Gスマホに比べて2020年夏モデル4Gスマホのほうが性能・機能は低くなっていますので、価格と性能のバランスを考えてユーザーが自由に選ぶことが可能です。

2020年夏4Gスマホの価格と性能

2020年6月以降順次発売となるドコモの4G新機種の価格・性能を比較紹介します。

発売日
2020年6月下旬以降
価格
41,976円
ディスプレイ
(解像度)
6.1インチ
有機EL
(3120×1440)
生体認証 指紋認証
(背面ボタン)
顔認証
サイズ 縦:152 mm
横:72 mm
厚さ:8.7 mm
重さ:160グラム
カメラ 4820万画素
+500万画素
バッテリー 3,500mAh テレビ 非対応
CPU Snapdragon 845 おサイフケータイ 対応
RAM/ROM 4GB/64GB 防水/防塵 対応

この夏モデルの4Gスマートフォンで最も処理性能が高いのは、このLG style3 L-41Aです。これまでLGは「Style」「Style2」という旧モデルも発売していますが、今季のモデルはさらにコスパが高いスマホです。

搭載されたCPUは2世代前のハイエンド相当のチップであり、最新のモデルには敵いませんが、他の低価格モデル向けチップよりも格上です。

有機ELで綺麗な画面、ボディサイズもやや小さいデザインとなっており、今季トップクラスのお買い得機種といえます。

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発売日
2020年6月以降
価格
41,976円
ディスプレイ
(解像度)
6.0インチ
有機EL
(フルHD+)
生体認証 指紋認証
(側面ボタン)
サイズ 縦:157 mm
横:69 mm
厚さ:8.2 mm
重さ:151グラム
カメラ 1200万画素
+800万画素
+800万画素
(超広角+望遠)
バッテリー 3,600mAh テレビ 非対応
CPU Snapdragon 665
おサイフケータイ 対応
RAM/ROM 4GB/64GB 防水/防塵 対応

ソニーのミドルスペックシリーズとしてすでにayやソフトバンク(ワイモバイル)から発売中のXperia 10 II(えくすぺりあてん まーくつー)もドコモから遅れて発売されます。

性能はLG Style3に及びませんが、ドコモの安いXperiaでは初めてトリプルカメラが採用されています。

6インチサイズにしては軽く、細めのボディを採用することで巨大になりがちな最先端ハイエンドモデルよりも持ちやすくなっています。

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発売日
2020年6月以降
価格
37,224円
ディスプレイ
(解像度)
6.1インチ
有機EL
(フルHD+)
生体認証 指紋認証
(画面内蔵)
顔認証
サイズ 縦:153 mm
横:70 mm
厚さ:8.1 mm
重さ:未定
カメラ 500万画素
+4800万画素
+800万画素
バッテリー 3,500mAh テレビ 非対応
CPU MT6768 おサイフケータイ 対応
RAM/ROM 4GB/64GB 防水/防塵 対応

2019年モデルとして発売していたGalaxy A20よりワン~ツーランクほど性能が高いGalaxy A41もドコモから発売予定です(他社ではauからも2020年7月以降発売)。

特に際立った性能はありませんが、5GスマホのGalaxy S20+に比べて1/3ほどのお値段で購入できます。

搭載されたMediaTek Helio P65 MT6768というCPUチップは、Antutuベンチマークだとおよそ18万点ほど(アプリver8時点)のスコアが出るため、性能的には前項のXperia 10 II等のSDM665にも近いラインです。それでいながらXperia 10 IIより高画素数なカメラを搭載・値段も安くなっています。

☆「ドコモ公式サイト:Galaxy A41 SC-41 の割引・キャンペーンを見る

発売日
2020年6月以降
価格
23,760円
ディスプレイ
(解像度)
5.6インチ
有機EL
(フルHD+)
生体認証 指紋認証
(背面)
サイズ 縦:147 mm
横:70 mm
厚さ:8.9 mm
重さ:140グラム台
カメラ 1310万画素
バッテリー 2780mAh テレビ 非対応
CPU SDM450 おサイフケータイ 対応
RAM/ROM 3GB/32GB 防水/防塵 対応

arrows Be4 F-41Aは、2019年モデルのarrows Be3 F-02Lのマイナーチェンジモデルです。

arrows Be4とBe3は外観はそっくりですが、一部カメラやセンサーが変更されています。


(上記は旧モデル F-02L)

ディスプレイ・CPU・RAM・ROM・電池容量など、スマホとしての基本的な性能はすべてarrows Be3のスペックを引き継ぎつつ、お値段がarrows Be3 34,056円 ▶ arrows Be4 23,760円へ値下げされている点が最も大きな違いです。

arrows Be4は日本製、MIL23項目の規格に対応した頑丈・堅牢スマホとして「機能には拘らないから長く、安心して使えるスマホが良い」というユーザー向けの一台になります。

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でも最もお買い得なドコモスマホは・・・

2020年6月以降に発売される4G(Xi)対応の4台のスマートフォン, Xperia 10 II/Galaxy A41/LG style3/arrows Be4は、それぞれ価格が安く、使いやすい性能を持たせた「格安スマホ」に仕上がっています。

いずれの2020年夏モデルもそれなりに魅力はあるのですが・・・

今、ドコモで買うべき「お買い得な4Gスマホ」を挙げるのであれば、型落ちのdocomo P30 Pro HW-02Lが引き続き最強です。

ドコモのP30 Pro HW-02Lは2019年夏モデルとして発売されたハイエンドモデルです。

発売当時は約10万円の価格に設定されていましたが、2020年6月時点で4.8万円に値下げされています。

2020年夏モデルの4Gスマートフォンは定価が2.4万円~4.2万円であり、「価格相応よりも多少性能が高く感じられる」水準です。一方、P30 Proは本来10万円相当の機種が4.8万円になっているため、発売日が新しい2020年夏モデルの低価格機種より、圧倒的に性能が高くなっています。

特にP30 Proのカメラは2020年時点でも最強クラスであり、2020年夏モデルであろうと低価格モデルのスマホでは太刀打ち出来ないほど、クオリティに差があります。

P30 Proは4Gスマホであり、5Gには対応しません。後継機のP40 Pro 5Gなら5Gネットワークも使えますが、P30 Pro HW-02Lの2倍以上のお値段になりますので、5Gに拘りがなく・安いスマホを今買うのならP30 Proを推奨します。

ただし、P30 Pro HW-02Lはすでに生産が終わっている可能性が高く、在庫限りで販売が終わりそうなので欲しい方はお早めに手続きしておきましょう。

2020年夏モデルおよびその他スマートフォン・ケータイ・iPhoneはドコモの公式オンラインサイトで購入可能です。新型コロナウイルス対策のため、店頭ではなくオンラインでの手続きを行ってください。オンラインで手続きをすると機種変更手数料がタダになります。

☆「ドコモ公式サイト:P30 Pro HW-02Lを詳しく見る

ドコモ新機種6月10日予約受付開始 Xperia 10II,arrows Be4,LG Style3,Galaxy A41 スペック比較

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