2020年時点における、ドコモのガラケー料金プランを実際に契約してみた内容を交えて解説します(機種の購入・契約初期に関わるお金については前半編を参照ください)。

ドコモでは2019年の6月と10月にそれぞれ料金プランを改定しています。この料金プラン改訂およびFOMA→Xiへの通信方式の変更により、ドコモで新しく携帯電話・らくらくホンへ機種変更をする場合には、料金プラン変更が必須となります(FOMAプランのままXiケータイの機種変更手続きを行うことは出来ません)。

ドコモの現行プラン(2020年1月時点)は、ドコモケータイ向けの「ケータイプラン」と呼ばれ、月額1,320円から利用できます。

では実際に契約したドコモケータイプランの中身を紹介します。

ドコモガラケーの維持費はずっと1200円~

今回契約したドコモケータイの料金プラン名は「ケータイプラン2」というものです。この「ケータイプラン2」プランが、2020年1月時点で最も安いケータイ機種(らくらくホンを含む)用の料金です(スマホデビュー用の割引/学割を使った場合にはこれよりも一時的に安い料金を組むことも出来ます。詳しくは「ドコモ2019-2020年版学割iPhoneも機種代3.6万円~&月々1078円から」を参照)。

この「ケータイプラン2」の”2”の意味は、2年定期契約(更新月以外の解約は違約金あり)をしたケータイプラン、ということを表しています。2年契約をしない場合は”2”が付きません(ウェブからの申込時には定期契約が必須となります)。

ケータイプランの定期契約について、2019年10月から仕組みが変わっています。すでに旧プラン(Xi用)のケータイプランを契約している場合は継続して利用することも可能です。詳しくは「ドコモ2019年10月ガラケー用新料金プラン「ケータイプラン2」とは?」を参照ください。

ドコモケータイの「ケータイプラン2」の支払額

今回、ドコモのケータイプラン(月額1320円)のみを契約して、その他の有料オプションは全て非加入としました(dポイントクラブなど無料のサービスは使っています)。

この場合の料金の支払額は以下の通りとなります(2020年1月時点)。

実質支払額は月額1,322円になる予定です。

上記の意味を少し解説しましょう。

まず一番上の「料金プラン 1,370円」は、ドコモケータイプランの”割引適用前”の基準料金です。この料金を実際に支払うわけではなく、ここから値引き・あるいは有料オプション契約・従量サービスの利用料金などが追加された金額を払うことになります。

2段めの「スピードモード」とは、基本料金に含まれている「100MB」のデータ通信容量を使い切った場合(通常128kbpsに速度低下)にも、1GBあたり1000円の追加料金で高速通信を使い続けるためのオプションです。これに加入してしまうと、ケータイを使いすぎた場合に高い料金請求が来る可能性があるため注意が必要です。

この「スピードモード」は加入任意であり、加入しなければネットを使っても追加料金が発生することを防ぐことが可能です。ドコモケータイで高い料金になることが嫌だ・ネットはほとんど使わない/使う予定もない場合、スピードモード未加入になっていることをよく確認してください。

3段目の「割引適用額 -170円」は、2年定期契約による月額値引きです。2年定期契約をしない場合は、dカード/dカード GOLDをドコモ料金の支払いに設定することで同じ割引適用をすることも可能です(dカードお支払い割)/dカードお支払い割と2年定期契約の170円引きを重用することは出来ません。

4段目の「その他(オプションサービスなど):2円」は、ユニバーサル料金を含む追加オプション代金の合計です。余計なオプションに入らなければ、ユニバーサル料金のみで契約が出来ます(ユニバーサル料金は一定期間ごとに見直されます)。

5段目の「機種分割お支払価格」は、ドコモのケータイ本体を割賦契約で購入した場合の月々の支払額です(ドコモでは12回・24回・36回払いなどが選べます)。一括で支払えば、月々の請求はゼロです。

6段目は消費税(2020年1月時点、10%)です。課税対象となるすべてのサービスに対して計算がされています。

そして最後の7段目が、実際に支払う基本料金の合計額です。

なお、このドコモケータイ料金プランではドコモ家族間の無料通話が利用可能です。

家族以外への国内通話は「30秒あたり20円」です。家族以外・他社携帯への無料通話は「月額1200円」には「含まれていません。SMS(ショートメッセージサービス)の利用も送信は別途課金方式になっており、使い放題ではありません。

その他いろいろとオプション・追加サービスを契約することも出来ますが、ドコモケータイを使うために必須のプランは「ケータイプラン」のみとなり、それ以外は任意契約のサービスです。

ドコモケータイプランの1200円には基本料金・データ容量・インターネット使用料がすべて含まれています。

また、「1200円」という金額も特殊な割引・数ヶ月だけ適用されるような期間限定割引を使った場合の価格ではなく、ずっと1200円でドコモケータイを使うことが出来ます。

自分で料金プランを変更しない限り、携帯料金が途中で高くなることはありません(もちろん無料対象以外の通話や、有料サービスを使った場合には料金が掛かることがあります)。

*有料の追加オプションや、スマホ向けプランを使う場合(現在のケータイはスマホと同じ「ギガホ/ギガライト」で契約することも出来ます)ここでは細かいオプションやスマホプランについての解説は省略しますので、個別に計算したい場合はドコモの公式料金計算機を活用してください。

おまけ:でんわかけ放題オプションを付ける場合のお金

前項までに解説したとおり、ドコモケータイの新料金プラン(2019年)では、追加オプション加入無しであれば月額1,320円で基本的な利用が可能となります。

一方で、古いFOMAプランのように「毎月1000円分まで無料通話が出来る」といった仕組みは現在ドコモにはありません。ドコモの家族以外にもたくさん通話をかけたい場合は、基本料金の1320円に追加で「音声オプション」を付加出来ます。

+月額770円:「5分通話無料オプション」5分以内なら、何度でも追加料金無しでかけ放題
+月額1,870円:「かけ放題オプション」国内通話が24時間いつでもかけ放題

短い電話を頻繁に掛けるのなら5分通話無料オプションを、長電話もすることが多いならかけ放題オプションを「ケータイプラン」とセットで加入することをおすすめします。

繰り返しますが、この「音声オプション」加入は任意であり、契約に必要・ドコモケータイ利用に必須というわけではありません。

また、この音声オプションはケータイプランを加入後にいつでも追加・解除することも出来ますので、必要に応じて随時料金プランを見直して加入すべきかどうか検討してください。

オプション加入の変更はオンラインのマイドコモからも設定が出来ます。

☆「https://www.nttdocomo.co.jp/mydocomo/data/」(パソコン・スマホからアクセス可能)

以上、ドコモケータイ料金2020年最新版の契約レポートでした。らくらくホン F-01MならFOMAガラケーからの交換で機種負担・事務手数料も実質的に0円、維持費も最低限のものにすれば一般的な格安スマホプランよりも安く出来ますので、FOMAガラケー終了後もずっとドコモでガラケーを安く使い続けたい方は、「F-01Mへ機種変更・最低限のケータイプランのみ」への加入を推奨します。

*上記は実際にドコモケータイを契約した結果の価格表記となりますが、適用する割引・キャンペーンが変更されると支払額が変わることもあります。利用出来る割引は契約状況によって変動しますので、各自最新の価格・キャンペーンの提供条件を確認してお申し込みください。

ドコモケータイの料金相談をウェブで行う方法

ドコモケータイを交換したい場合、ドコモショップに行く時間・待ち時間が耐えられない場合、ウェブ(パソコン・スマホ等で利用可能)からすぐにドコモのオペレーターと相談することが出来る「チャットサポート」があります。

上記の解説でわからない部分、もっと詳しく知りたい部分など、ドコモ料金・ウェブの契約についてご相談は、ドコモの公式サイトの無料チャットサポートをご利用下さい(ただし、契約状況について確認が必要な相談はウェブでは対応していません。オンラインでアドバイス出来ない内容については、対応窓口を案内されます)。

2020年ドコモ最新料金プランでFOMAガラケーからXiケータイへ機種変更する場合に掛かるお金(料金プラン編)