NTTドコモが2019年10月11日に発表した新型スマートフォン5種の詳細スペックとタッチ&トライで実際に最新モデルを触ってきた感想をお伝えします(デモ機,開発中のため模型も含む・随時情報追加中)。
ドコモが2019年冬から2020年春頃にかけて発売する予定のスマートフォンは全部で5種となります(その他らくらくホン1種、キッズ携帯1種、テレビターミナル1種)。例年に比べてやや少ないラインナップとなりますが、ドコモでは初めての取り扱いとなるシリーズ・過去最強レベルのスペックを備えた新機種があります。
一部はまだ発売時期・詳細な仕様が未定な部分もありますが、10月11日時点で判明している情報(および後日確定情報・実機購入レポートも追記予定)をまとめておきます。
Galaxy Note 10+ SC-01M
ディスプレイ | 6.5インチ AMOLED Quad HD+ (3040×1440) |
CPU | Snapdragon 855 |
OS | Android 9 Pie | RAM | 12GB |
電池容量 | 4,300mAh | ROM | 256GB |
サイズ | 縦:162mm 横:77mm 厚さ:7.9 mm 重量:197グラム |
カメラ | メイン1200万 +広角1600万 +ズーム 1200万画素 +ToFカメラ |
最大通信速度 | 1576Mbps | 外部ストレージ | micro SD対応 |
おサイフケータイ | Felica対応 | 防水/防塵 | 対応/対応 |
歴代最強スペックを誇る、Galaxy Note10+ SC-01M。なお、海外で発売されている一回り小さな「Galaxy Note10」はドコモでの扱いはありません。
Galaxy Note10シリーズについてもすでに海外で発表済みではありますが、新しく加速度センサーに対応(エアアクション)することでよりたくさんの機能をリモートコントロール出来るようになった新しいSペンを、6.8インチというGalaxy Note史上最大のディスプレイで活かすことが出来ます。
これまでのSペンでもボタンをクリックすることでシャッターを切ることが出来ました(Galaxy Note9の場合)が、加速度センサーによってボタンの数を増やさずに、カメラのイン/アウトの切り替え・ズームイン・ズームアウトなどの操作をSペンを動かす(上下に動かす・円を描くように操作)ことで実現しました。
Sペンで書いた文字をWord文章として出力したり(Galaxy Notesの新機能)、ドコモ限定の「手書き手帳」を利用して、これまでに使い慣れた普通の紙の手帳のように、各個人の手帳の書き方をそのままスマホ上でスマートに行うことが出来ます。
ドコモ史上で最大なのは画面の大きさだけではなく、電池容量4300mAh, 45W充電対応にも対応します。専用の45W充電器を使うと30分でおよそ74%の充電が出来るという驚異のスピードです。さらにRAM容量の12GBもドコモ最大。
Galaxy Note10+には標準+広角+ズームレンズに加えて、深度測定用のToFカメラを搭載しており、スマホカメラの品質評価で有名なDxOmarkでは2019年10月11日時点でモバイル部門で第2位(117点)になっており、ドコモから発売されているスマートフォンの中ではトップとなります(夏モデルP30 Proよりも総合点では上)。
ドコモで発売されるカラーはオーラホワイト、オーラブラックの2色となっています。
発売記念キャンペーンとして、事前予約をしてから購入すると完全ワイヤレスイヤホンのGalaxy Budsがもれなく貰えます(auでも同様のキャンペーンが実施されます)。
ドコモでのSC-01M販売価格は121,176 円 (税込み)、スマホおかえしプログラム利用時負担額は80,784 円 です。
Xperia 5 SO-01M
ディスプレイ | 6.1インチ 有機EL フルHD+ (2520×1080) |
CPU | Snapdragon 855 |
OS | Android 9 Pie | RAM | 6GB |
電池容量 | 3,000mAh | ROM | 64GB |
サイズ | 縦:158mm 横:68 mm 厚さ:8.2 mm 重量:164グラム |
カメラ | メイン1220万 +広角1220万 +ズーム 1220万画素 |
最大通信速度 | 1576Mbps |
外部ストレージ | micro SD対応 |
おサイフケータイ | Felica対応 | 防水/防塵 | 対応/対応 |
すでに海外・KDDIからも発表されていたXperia 5がドコモではSO-01Mとして発売されます。
本モデルは2019年夏モデルの最上位「Xperia1」と、海外で発売中の廉価モデル「Xperia 10」の中間的なポジションの端末であるため、数字も間を取って「5」と名付けられたそうです。
Xperia5の最大の魅力は、何と言ってもその持ち易さです。6.5インチサイズであったXpeira 1に比べて4mm細く、実際にXperia 1も購入した筆者から見ても「Xperia 5の持ち易さを求めてXperia1から機種変更するのもアリか…?」と思わせるほどです。
横幅のサイズ的には4.7インチシリーズだったiPhone 6sや7などとも近く、昨今の6インチオーバーの多くのスマホよりも細く作られています(ただし縦に非常に長いので、ポケットにはまだ若干入れづらいサイズ感)。
Xperia 1と比較したときの違いは、
・本体のサイズが6.5インチ→6.1インチに小型化
・カラーラインナップの追加(メインカラーのブルーの他、4色)
・ディスプレイの解像度がフルHD+に
・一部カメラインターフェイス・機能が変更(撮影アドバイス機能などが追加)
・ゲームエンハンサーに追加機能
といった、サイズ変更以外の点は細かなものとなっています。トリプルレンズのカメラ・CPU/RAM/ROMなどの構成はXperia1もXperia 5も全く同じです。
Xperia 1にあったパープルカラーはXperia 5にはなく、ブルーカラーはかなり濃い青です。
その他スタンダードなブラックとグレー、そしてレッドはやや暗めの、落ち着いたカラーに仕上げられています。
ドコモオンラインでXperia 1 SO-01Mを購入した先着20,000名にポップソケッツ(蛇腹構造で折りたたみが可能なスマホホールド補助+スタンドとして使えるアクセサリー)が貰えます(非売品)。
ドコモでのSO-01M販売価格は87,912 円(税込み)、スマホおかえしプログラム利用時負担額は58,608円 です。
AQUOS zero2 SH-01M
ディスプレイ | 6.4インチ 有機EL フルHD+ (2340×1080) |
CPU | Snapdragon 855 |
OS | Android 10 |
RAM | 8GB |
電池容量 | 3,130mAh | ROM | 256GB |
サイズ | 縦:158mm 横:74 mm 厚さ:8.8 mm 重量:143グラム (予定) |
カメラ | メイン1220万 +広角2010万 |
最大通信速度 | 1,576Mbps |
外部ストレージ | micro SD対応 |
おサイフケータイ | Felica対応 | 防水/防塵 | 対応/対応 |
(ワンセグ・フルセグ非搭載、おくだけ充電非対応)
ドコモでは初となる、AQUOSの「ゼロ」シリーズ、投入です。
AQUOS zero2は2019年10月時点ではまだ開発段階であり、一部スペックがまだ確定していませんのでご了承下さい。
AQUOS zero2は6.4インチという大画面ながら、本体重量を140グラム台(直近の仕上がり予想は143グラム程度)を目指して作られており、このまま行けば6インチスマホ級では世界最軽量を達成する見込みということです。
140グラム台のスマホと言えば、一般的には5.0インチサイズ前後くらいの重さであり、持った瞬間に分かる軽さです。
軽さの秘訣は、一般的に液晶パネルより軽く作ることが出来る有機ELパネルをディスプレイに採用したことと、軽くて頑丈なマグネシウム合金を使っていること、そして内部の基盤自体を小型化することによって軽量化を実現しています。
本体の厚さに関して数値上「8.8mm」となっていますが、本体のボディは中央付近が厚く・周囲ほど薄くなるアーチ状になっており、数字から感じる大きさよりも持ちやすさも優れています。
AQUOS zero2はコンセプトとしてゲーマーが満足できるようなエンターテインメント仕様になっており、240Hzのタッチパネル(120Hzの表示更新+黒画面を間に挟むような形で、残像感のある滑らかな表示に)で、タッチのタイミングをより正確に、ミス無く行えるような仕組みに対応しています。
そしてAQUOS初のディスプレイ内指紋認証になっています(旧モデルのAQUOS zeroは背面に指紋認証センサーがあった)。
また、パラレル充電(カメラの左下あたりある充電ユニットを2系統にする機構)を導入することによって、充電・バッテリー周りでの発熱を分散させて、充電をしながらゲームを遊びたい場合にも発熱を緩和する仕組みが組み込まれています。
シャープスマホとしてはスペックも歴代最高となるSnapdragon 855+RAM 8GB+ ROM 256GBという超高性能なAQUOSスマホがドコモでも買えるようになります。
以上は2019年10月11日時点発表の内容に基づいています、より詳しい冬モデルの最新情報はドコモ公式サイトの情報を参照下さい。すでに価格も発表されています(SH-01Mは発表時点価格未定)。
☆「ドコモ公式サイトで2019-2020年冬春モデルの情報をみる」
続きを読む→ AQUOS sense3 SH-02M, Galaxy A20 SC-02Mのレポート