町のドコモショップや家電量販店で携帯電話・スマートフォンを購入する場合、以前から販売する端末価格とは別に、「頭金」と呼ばれる料金の上乗せをするショップが存在しています。ここではこの「ドコモの頭金」の謎と、必ず頭金を無料にしてスマホやiPhoneを買える方法を紹介します。

一般的な感覚で「頭金」と言えば、商品代金の一部を先払い(この部分が頭金)し、その残債分を分割払いにしたり後払いにしたりする支払い方法のことを言います。

「頭金」でググるとWikipediaがトップに表示されます。

頭金(あたまきん)とは分割払いなどで最初に支払うある程度のまとまった金銭。 一般では消費者が住宅や自動車などの高額な購入をする際に、ローンでの支払いを選択した場合に最初に支払うこととなるまとまった額の金銭-Wikipedia

しかし、ドコモショップの「頭金」はこの定義とは全く異なるものです。このような余計な出費をする必要はありませんので、ドコモ特有の頭金の仕組みを理解して、頭金が掛からない購入ルートを使いましょう。

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ドコモショップの「頭金」は頭金ではない

ショップの言い分としては、一般的な意味では「頭金」とは異なるものの、商品購入時に最初に支払う料金・手数料として便宜上(全く便宜は図られていないわけですけど)「頭金」と呼称しているだけであり、この料金を課すること自体は法律にもドコモの運営方針にも反していないということのようです。

ドコモショップにおける頭金は、言うなれば【(店)(で契約するための上乗せ料)】という感じであり、本来の意味での「頭金」と2重取りをしているわけではなく、店の利益を確保するための手数料として設定しているはずです。

つまり、頭金を設定しているドコモショップでは「頭金+機種本体代金+契約事務手数」が発生しており、「ドコモの頭金」と「端末価格」は別の請求であることを固定観念に捕らわれず再認識しなければなりません。でないと余計な料金を取られているのかどうかすら判断が出来なくなってしまうのが現在の携帯業界の料金体系なのです。

もし一般的な意味と同じ意味で「頭金」が説明され、本体の割賦代金以外に上乗せ料金を取られていた(「ドコモの頭金」が端末本体価格に含まれると説明され、実際には含まれていない)場合は国民生活センター行きの事案ですので、悪質ショップとして報告・相談するべきです → 国民生活センター

一方で、例え一般的な意味でない「頭金」であっても、それ自体は法律には違反していないらしい(頭金もの自体におそらく法的な意味はない)ので、ドコモショップの頭金=支払わなくていい料金という意味でもありません。「頭金」という名称が混乱のモトであることは明らかではあるものの、お店の諸経費という意味での「手数料・事務費用」だというのなら、まだ理解できるかと思います(なら最初からそういう名目で請求すればいいのに、とは誰もが思っていることでしょう。私もそう思います)。

ドコモショップの頭金相場

一般的なドコモショップで設定されている、一般的な意味ではない「頭金」はおよそ5,000円~10,000円が設定されています。この頭金の設定は店舗ごと・運営元ごと(代理店)に決められているものであり、ドコモが一律して設定しているものではありません。

この頭金相場は2016年~2017年にかけてやや値上がり・新規設定をする傾向にあり、店頭でケータイ・スマホ・iPhoneを購入しても料金が上乗せされるショップが多くあります。その背景には昨今の総務省による値引き規制に端を発し、売り上げが厳しくなったショップが新たに頭金を設定し始めたり・便乗値上げを始めているのかもしれません。

2018年時点では最高1万円くらいに設定しているショップもあるらしく、この頭金は「機種販売価格」に含まず最初に紹介されることもあり、実際に契約条件を確認する段階になって「機種代金は○万円、それに頭金が追加されて△万円です」、のように広告やPRで表記していた支払総額と異なるというケースもあります。

かつてはドコモの頭金はiPhoneには課せられないことが多かったのですが、最近はApple製品でも代理店による頭金徴収が解禁されたことを受けて自由に設定が出来るそうです。つまり、店頭でのiPhone購入負担額が上がっている傾向にあるということです。

店頭で通常よりも安く販売されていると思っても、この頭金のせいで結局負担が高くなることすらありえるため、ショップでの購入には細心の注意が必要です。

最新モデルのiPhone在庫が店頭にたくさんあっても、頭金が上乗せされるので買いたくない・買う気が失せたという経験をした人も多いでしょう。本来必要ない頭金が課金され、事務手数料も取られてしまう店頭購入よりも、無条件で頭金設定無し・事務手数料も全て無料なオンライン注文を利用する節約志向なユーザーが増えているのはこの影響が大きいからでしょう。

頭金が0円買えるドコモショップの探し方

ドコモの「頭金(と称した上乗せ金)」は、店舗が自由に設定しているものであるため、設定しなくてもやっていけるお店は0円になっています。

頭金が0円で買えるショップは店舗に問い合わせれば判ります(問い合わせて明確に答えないショップは使うべきではありません)。Twitter・FacebookなどのSNSで通知を出しているお店も少なくありません。

他にも頭金を値引きする条件として事前に問い合わせた人限定、曜日・日にち限定で値引きや無料化をするパターンも少なくありません。

ドコモのスマホ/iPhoneは無条件で頭金が掛からない公式ウェブサイトもありますので、店頭で頭金が掛かると言われてしまったらすぐに退店し、ウェブ手続きによる機種変更の注文をしましょう。ウェブ注文でも10~15分程度の入力時間ですぐに手続きが完了するので、お店で無駄にお金と時間を浪費する必要はありません。

iPhoneも無条件で頭金0円になる、公式ウェブサイト

一方でドコモの直営サイトである「ドコモオンラインショップ」ではいつでも、無条件で頭金は無料です。ドコモの公式ウェブサイトでは、iPhone・スマホ・タブレット・ガラケーまで、全機種無条件で頭金は一切設定されていません。それどころか機種変更(契約種別の変更が無い場合)であれば契約事務手数料・端末、アクセサリーの購入送料などもすべて無料(全品送料無料は期間限定)です。

もちろん新発売のiPhone8, iPhone 8 Plus, iPhone Xの予約購入時にも頭金は無料ですので、割高な店鋪予約はキャンセルしてでもウェブ注文をオススメします。

☆「頭金無料で買うテクニック・ドコモの新型iPhone価格と予約手順まとめ

契約種別 通常価格 公式オンラインショップ
頭金 3千~1万円 無条件で無料
新規・MNP 3850円 3000円
→無料
機種変更 Xi→Xi 3850円 無料
FOMA→FOMA 3850円 無料
FOMA→Xi
Xi→FOMA
3850円 2000円
→無料

*2018年9月1日より、オンラインショップを使うと新規・MNPの契約でもすべて事務手数料が無料に変更されました。

ドコモショップ店頭で掛かる「頭金では無い頭金」と契約手数料を考慮すると、オンラインショップの方が1万円近く安く機種変更が可能です。新規・MNPの場合は店頭で安売りをしていることも少なくありませんが、機種変更の場合はオンラインショップの方が時間とお金の節約になるケースが多いです。

また、オンラインショップ限定で実施されているキャンペーンもあります。dカードで決済するとポイントが店頭の2倍貯まる、独自キャンペーンも豊富にあります。

関連記事:ドコモオンラインショップ限定で使えるiPhone X, iPhone 8/8 Plus機種変更クーポン情報(期間限定)

関連記事:ドコモオンライン限定2月1日以降の新キャンペーンを発表 最大5万円相当還元&全品送料無料継続

公式ウェブショップであれば24時間、全国どこからでも注文が可能ですので、近くに頭金無料のお店が見つからない場合・探すのが面倒な人はウェブ注文をしましょう。

ドコモのオンラインショップ利用のメリットは下記ページにまとめていますので、これまでにオンラインショップを使ったことが人・ドコモで初めて契約する人は先にチェックしてみてください。

☆「[初心者向け]ドコモオンラインショップで機種変更をするメリットとお得度・便利度を比較

docomoオンラインショップのメリットまとめ

ドコモオンラインショップ利用の流れが知りたい方は、以下のページに細かい注文方法・購入手順・申し込みから端末受取までの手続方法をまとめていますので参考にどうぞ。

☆ドコモの簡単オンライン注文手順まとめ

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ドコモショップの頭金(と称した割増手数料)相場 頭金0円のショップと無料化の条件