NTTドコモからかつて販売され、2020年代半ば以降に3G停波によって使えなくなることがほぼ確定してしまったFOMAガラケー(3G専用)を、サービスの終了まで使い続けたい人向けに、2019年4月時点で購入可能・交換可能な予備電池(電池パック)在庫と価格情報をまとめておきます。
NTTドコモでは2016年時点ですでにFOMA/3G専用の携帯電話開発・生産を停止しており、2019年春時点でドコモショップで新品を購入・機種変更することはほぼ不可能になっています(キッズ・カンタン携帯など一部を除く)。
また、FOMA用のガラケーの多くは発売から長い時間が経過し、すでにドコモの公式ショップですら修理受付が出来ず、サポートが切れてしまったモデルも多くあります(関連記事:いつまで使える?ドコモFOMAガラケーのサポート・修理受付終了時期一覧)。
古いドコモのガラケーをFOMAサービス終了ぎりぎりまで使い続けたい場合、公式の修理受付がが出来なくなってしまったモデルの場合は「機種本体が壊れるまで」が一つの寿命となっていますが、ガラケーの大きな利点である「予備電池によってカンタンに電池交換が出来る」というメリットを活かし、予備電池さえ確保しておけば”電池の劣化(電池の減りが早くなる)”に関してだけは、延命治療が可能です。
ドコモのがラケー用電池パックは、在庫があるものならばドコモの公式ウェブサイトから取り寄せる事が出来ます。ドコモショップ店頭には残っていない古いガラケーの電池もあります。
先述の通り「ドコモのFOMAガラケーの新品をショップで機種変更購入」することはすでに出来なくなってきてしまいましたが、ガラケーは多少古くても(中古でも)、電池さえ新しく・長持ちしてくれれば基本的な通話・メール機能には困ることは無いとも言えますので、「予備電池のあるガラケーの中古を買って予備機にする」という運用方法もアリです。
つまり、普通のユーザーは「使っている携帯電話→その携帯電話に使える電池」を探すのでしょうけれど、逆に「新品の電池が手に入る→その電池が使える機種(中古機種を含む)」を探すことで、ドコモガラケーがなくなるその時まで、粘ることが出来るはずです。
2019年4月時点のドコモガラケー電池在庫
商品名(型番) | 販売価格(税込) | 対応機種 |
電池パック SH45 (シャープ) |
2,700円 | AQUOSケータイ SH-02L (Xi/spモード携帯) |
電池パック SH44 (シャープ) |
2,700円 | AQUOSケータイ SH-01J (Xi/spモード携帯) |
電池パック SH43 (シャープ) |
2,268円 | AQUOS ケータイ SH-06G/SH-03H(法人向けモデル) (FOMA/spモード携帯) |
電池パック F34 (富士通) |
1,188円 | キッズケータイ F-03J |
電池パック F33 (富士通) |
1,728円 | らくらくホン F-02J |
電池パック F32 (富士通) |
2,052円 | ARROWS ケータイ F-05G (FOMA/spモード携帯) |
電池パックF19 (富士通) |
1,512円 | F-01E/F-02C/F-03C/F-04C/F-04D/F-05C/F-06D/F-07B/F-10C/F-11C/らくらくホン F884i/F883iES/F833iESS |
電池パックF18 (富士通) |
1,512円 | F-01C/F-09C/らくらくホンF-08C |
電池パックF17 (富士通) |
1,512円 | F-02A/F-02B/F-03B/F-04A/F-08A-F-08B/F902iS/F903i/F903iXHIGH-SPEED/F883i/F883iS/らくらくホン(F-10A)/F-09B/F-08F/F882iES/F884iES/キッズケータイ F-05A/F801i |
電池パックF16 (富士通) |
1,512円 | F-01A/F-01B/F-03A/F-06B/F-09A/F706i/F904i/F905i/F906i/らくらくホン F-01G/F-07A |
電池パック P32 (パナソニック) |
1,620円 | P-01H/P-01G |
電池パックN30 (NEC) |
1,512円 | N-01E/N-01F/N-01G/N-03D |
電池パックHW02 (Huawei) |
1,620円 | キッズケータイ HW-01D/HW-01G/HW-02C |
電池パックP23 (パナソニック) |
1,512円 | P-01E/P-01F/P-03D/P-04C/P-06C |
*2019年4月12日時点、8%税込表記。在庫・対応機種はすべてピックアップしたつもりですが、最新の在庫・対応機種は必ず購入前に各自確認してください。上記にない機種用の電池在庫が追加されることもあります。
スマホの電池交換では1回5千円~1万円程度の高い修理代金が掛かることもありますけれど、ガラケーの電池は正規価格でせいぜい2~3千円で買えるものばかりなので、在庫が無くなる前にまとめ買いしておくことも考えておきましょう。
中古FOMAガラケーが買えるショップ
古いFOMA専用機種はなかなか新品・未使用品で在庫が残っていることは少ない一方で、中古品ならばまだいくらでも中古携帯専門ショップ・リサイクル店で安く購入が可能です。
通常の中古スマホでは外観は綺麗でも電池が劣化している心配もありますけれど、FOMAガラケーの場合は上記のように予備電池パックの販売が続いている機種であれば、外観さえ綺麗なら電池交換をしてしまえば新品と変らない使い勝手へ再生できちゃいます。
ドコモのFOMAガラケーの中古品を売っているショップは全国に少なからずありますが、オススメはゲオ(およびゲオモバイル)の在庫を安く取り寄せることが出来るゲオのショップです。このサイトは、ほぼすべての個別在庫の写真をウェブ上で確認出来るため、傷・塗装剥がれの様子を事前に見ることが出来ます。
2019年4月時点でFOMA用のガラケー(spモード,Xiケータイ含む)は2,000台近くもあり、状態も良い中古品が安く設定されており、穴場になっています(特に不定期に開催されるセール時には、オークション等より安いことすらあります)。
FOMA終了後も使えるドコモ折りたたみガラケー
上記は「FOMAガラケーをなんとかして、どうしても長く使い続けたい」人向けの回避策として電池交換が可能な機種・在庫を紹介しましたが、あと数年で使えなくなるかもしれない機種ではなく、普通にドコモで新しい携帯に買い替えたいという場合は、実質0円から取り替えられる2019年モデルのケータイ SH-02Lへ機種変更出来ます。FOMAガラケーユーザーの取り替えであれば、電池交換をするより安く買えますので。
2019年春モデルのAQUOSケータイ SH-02Lは、2019年4月1日よりFOMA携帯からの交換代金が値下げ(割引の増額)されて、機種代金負担・頭金・事務手数料も無料になりました(公式サイトから購入手続きをした場合限定。すでにXiケータイ・スマホを使っているドコモユーザーの場合は料金が異なります)。
SH-02L用の予備電池ももちろんドコモで現在購入できます。SH-02Lの使い勝手もFOMA機種と何ら変わりない(と言ってしまうと言い過ぎかもですが、通話やメールなどの基本機能は本当に変わりません)ため、FOMAプラン終了前に安く新しいケータイに交換しておきたいのなら、SH-02Lを選ぶと良いでしょう。
☆「NTTドコモ 2019年モデルケータイ SH-02Lの価格・割引情報をみる」
ただし、SH-02LはFOMA携帯専用の料金プランでは契約出来ず、ドコモの新型ケータイ専用のプランに強制変更となりますので、新しい料金プラン体系についてよく理解してから交換手続きを行ってください。