auの新料金プランブランド「povo」(ポヴォ)のサービスが使いづらい・サポートが悪い・料金プランが合わないと感じた場合には、必ず「povo2.0」に変更してからauの本家プランに戻しましょう。

povo1.0からauプランに戻すと、損です。

auでは「povoはauの新プラン」とサービスを紹介していますが、実際には「povo2.0」は厳密にauのサービスとは回線を区別しているフシがあります。

「povo1.0からpovo2.0へ変更すること」は、単なる料金プランの変更ではありません。povo2.0にすることは全く違う契約状態になると言っても過言ではなく、auの本家プランに戻す前にpovo 2.0に変更するメリットがあります。

「povo1.0」はauプラン→「povo2.0」は他社回線扱いになる

povo1.0(旧プラン)からpovo2.0(現行プラン)は、もちろんどちらもKDDIが運営している携帯回線サービスです。povo1.0でもpovo2.0でも、auのネットワークに接続してiPhoneを使う事ができます。

しかし、povo1.0からpovo2.0に変更すると・・・

povo1.0→au (機種変更扱い)
povo2.0→au (MNP扱い)

となることが判明しています。

“機種変更”と”MNP”の何が違うか、過去にスマートフォン・iPhoneをauで買い替えたことがあるユーザーならすぐに気づくと思いますが、プラン変更に伴うiPhone購入時の割引の有無に差が出ます。

povo2.0ならauオンラインショップお得割でiPhone13が値引き対象になる

povoプランからauプランに戻す場合、povo1.0とpovo2.0からプラン変更した場合には、以下のように値引きの適用可否が違うことが判っています。

 

対象機種/割引額 povo2.0からauへ戻る場合 povo1.0からauへ戻る場合
iPhone13シリーズ全モデル 22,000円値引き 値引き無し
iPhone12シリーズ全モデル 22,000円値引き 値引き無し
iPhone SE2全モデル 22,000円値引き 値引き無し
Xperia 10 III 22,000円値引き 値引き無し
Pixel5 22,000円値引き 値引き無し
BASIO4 22,000円値引き 値引き無し
AQUOS zero6 22,000円値引き 値引き無し
Galaxy Z Flip(SCV47) 22,000円値引き 22,000円値引き

*2021年10月14日の割引対象機種、一部抜粋。割引対象モデルの詳細・適用条件はauサイトを参照ください。一部の割引・キャンペーンはpovo2.0からのMNP時には併用できない種別があります。

上記の通り、povo 2.0からauに戻る際にiPhoneを購入すれば2.2万円値引きが適用されるのに、povo1.0のままauに戻ると割引はほんの一部の機種でしか適用されなくなるという罠があります。

なぜこのようにiPhoneやスマホの値引きに差が出るかというと、auの割引条件の対象が異なるためです。

・UQ mobileおよびpovo2.0からauへ乗りかえは「乗りかえ」の割引額が適用されます。
・povo1.0からauへ乗りかえは「機種変更」の割引額が適用されます。

povo1.0は「auプランの値下げ」として政府が要求したものに対して作られたサービスであったため、「auの既存サービスプランの一つ」として割引も区分されています。

一方で、povo2.0のプランはサブキャリアであるUQ mobileやドコモ・ソフトバンクなどの「auプランとは別の他社回線」扱いとなるため、最大22,000円の法律で定められた割引上限を使えるという、いわば法の抜け穴のような状態になっています。

2021年10月上旬時点、au povo2.0プランはサービスイン直後の影響もあり、さまざまなトラブル・障害・遅延などが生じています。povo2.0を契約してみたは良いけれど、思ったよりも快適ではない・サービスやサポートに不満を感じるのならauの本プランに戻し、iPhone12やiPhone13を通常より安く手に入れておきましょう。

特にiPhone 12シリーズはauでも公式価格(割引前の本体代金)が値下げされており、MNP値引きを合わせてお得に購入することが出来ます。

料金の安いUQモバイルへ移動する場合はどちらでもOK

前述のとおり、「povoからau」に戻す際にpovo1.0とpovo2.0では明確に割引対象額の差があることを解説しました。

一方で、基本料プランが安いauのサブブランド「UQ モバイル」に移動したい場合は、また事情が違います

povoプランからUQモバイルへプラン変更する場合にはau本家プラン・povo1.0・povo2.0はすべて同様に「UQ mobile オンラインショップおトク割」の値引き区分は他社乗り換え(最大22,000円値引き)で一律に設定されています。

povoからUQモバイルへ乗り換えると、iPhone 12 miniの場合は一括49,650円~にて購入可能です。

povo1.0→auの場合は機種変更扱いであるのに対して、povo 1.0→ UQ モバイルはMNP扱いとなり、2.0に変更しなくてもお得です。

auの大容量プランは必要なく、より安くて安定したサービス・サポートを求めるならUQモバイルへの変更がお得です(ただし、2021年10月時点でUQモバイルではiPhone13の値引きはありません。また、SIMカードのみの契約特典はau/povo共に対象外となっています)。

☆「UQモバイルHPで最新情報をみる

*記載情報は記事執筆のものです。最新情報は公式HPを参照ください。
[povo1.0とpovo2.0は契約種別が違う]povoからauへ戻る際にiPhone13を値下げ出来る手順