ガラケー・従来ケータイ型端末でLINEを使っていたユーザーは、いよいよスマートフォンへの機種変更時期が来ています。

KDDIは2022年11月1日を以って、複数の過去に販売したLINEが使えるガラケー機種について、LINEの利用ができなくなる「サービス停止」を行いました

携帯で使えるLINE機能は、すでに「プッシュ通知が使えなくなる」などの段階的な利用制限・機能制限が始まっていましたが、以下の機種ではLINEのすべての機能が使えなくなりました。

【LINE利用停止対象】
GRATINA 4G KYF31
TORQUE X01
GRATINA 4G KYF34
MARVERA KYF35
かんたんケータイ KYF36
AQUOS K SHF34
GRATINA KYF37
かんたんケータイ KYF38
INFOBAR xv
GRATINA KYF39

Gratina KYFは2016年モデル、KYF39は2019年モデルであり、まだ発売から3年しか経っていないものの、LINEはもう使えません。

本事象によるLINE利用停止の回避方法は存在せず、LINEが利用可能な別のスマートフォンへの買い替え以外に、ガラケーのままLINEアプリを利用する方法はありません。より新しいauケータイにもLINEアプリは入っていませんので、最新ケータイに買い替えてもLINEアプリを継続して使うことは出来ません(LINEアプリを使わず、タブレットやパソコンなどで利用することはもちろん出来ます)。

ケータイでLINEが使えないのはLINE側が原因

2022年11月1日時点でauで停止されたLINEアプリは、「LINEアプリバージョンを10.17.0より古い状態」で使うことが出来なくなったため、すべての機能が停止されています。

LINEは最新ケータイ用のLINEアプリの新しいバージョン提供をしていないため、今後ガラケーでLINEが使えるようになる可能性は非常に低いです。

裏技的にガラケー機種に強引にスマートフォン用のアプリを入れて使うことができるような方法で強引な突破をすれば、折りたたみ型携帯でLINEを使うことが出来ないこともないかもしれません。しかし、スマホとガラケーでは想定される操作方法・画面表示が違うため、やはりかなり厳しく、上級者向けです。

LINE側に訴えてガラケー用のLINEアプリ開発でもしてもらわない限り、ガラケー機種でLINEを利用し続けるのは非常に困難な状況となっています。

LINEが使えるかんたんスマホへ買い替えを

2022年11月時点で、auで販売されている現行のガラケータイプの機種でLINEアプリが入っているモデルは存在しないはずです。今後も正規LINEアプリ対応ケータイは出ないでしょう。

2022年時点でauで購入できるケータイ機種は、およそ3万円~5万円。今やガラケーは格安で買えるスマートフォンよりも本体価格が高くなっているため、この機会に安いかんたんスマホ機種への買い替えを推奨します。

auで安くてLINEが使えるスマホ「BASIO4」なら、ガラケーより安い22,000円で購入(2022年11月時点)できます。

BASIO4は普通のスマホと同じようにタッチパネルがある他に迷わず電話に出られるボタンも本体下部に搭載しています。形こそガラケーとは違いますが、「ボタンを押して電話に出る」という基本操作さえ覚えておけば、ガラケーからの乗りかえも問題なくできるでしょう。

LINEが必要ないのなら、今後もauでは引き続き折りたたみ携帯タイプの機種も販売しています。料金を安く抑えたいのならガラケーの利用を継続することも可能です。

auガラケー 2022年11月1日以降LINEアプリが一切使えなくなる機種 対処方法はなく、スマホ買い替えへ