2016年6月17日よりスタートしたau iPhone SEのライトユーザー向け専用「イチキュッパキャンペーン」では、固定回線のセット割引(auスマートバリュー)を適用することで最安値月額1980円の料金プランで運用出来るコースが作られました。

1980se
セット割引を使っているとは言え、1980円の料金プランは確かに安いのですけれど、このプランが本当にすべての人にとってお買い得、便利に使えるプランであるかどうかと言われる微妙なライン。

それは、イチキュッパキャンペーンが適用される1GBプラン(データ定額1)ではiPhone本体の値引きである「毎月割」が適用されず、定価の全額負担となるからです。それでも本体代金を含めて月額4500円で維持できる(詳しい計算は「 au iPhoneSEの激安1980円維持が可能に!データ定額1で「イチキュッパ割引」開始」を参照)低価格なプランであることは間違いないのですが、使い方次第ではもっと上位のプランや画面の大きなiPhone6s,6s Plusを選んだほうが便利であることも考えられます。

今回はスマートバリューを適用することを前提にして、auに新規またはMNP転入・ワンキュッパで利用できるiPhone SEおよびiPhone6s 64GBモデルのプラン別維持費をシミュレートしてみましょう。

新規・MNP時最安値維持プラン

内訳 iPhone SE 64GB
ライト+1GB
iPhone 6s 64GB
ライト+3GB
本体分割代金 2,895円 4,045円
毎月割 対象外 -3,595円
スーパーカケホ 1700円 1700円
データ定額 2900円 4200円
LTE NET 300円 300円
イチキュッパCP -1986円 対象外
スマバリ -934円 -934円
*税込み合計 5,033円 6,137円

4インチサイズのiPhoneSEも十分に高性能なのですが、月額料金に+1100円でデータ通信が毎月2GB増える上に、現行モデルのiPhone 6s 64GBモデルが買える計算となります。イチキュッパ割引の1986円値引きは大きなキャンペーンですが、それ以上に新規・MNP契約時に適用されるiPhone6sの値引き(毎月割)の影響が大きく効いています。

もしiPhone SEで3GBプランを使うと、以下のようになります。

内訳 iPhone SE 64GB
ライト+3GB
iPhone 6s 64GB
ライト+3GB
本体分割代金 2,895円 4,045円
毎月割 -2,220円 -3,595円
スーパーカケホ 1700円 1700円
データ定額 2900円 4200円
LTE NET 300円 300円
イチキュッパCP 対象外 対象外
スマバリ -934円 -934円
*税込み合計 6,362円 6,137円

ワンキュッパCPは「データ定額1」のみでしか適用されないため、iPhone 6sと同じ3GBプラン条件にするとiPhoneSEのほうがiPhone6sより維持費が高くなってしまいます。

今度は逆パターンで、iPhone6sの方を1GBプランに落としてみましょう。

内訳 iPhone SE 64GB
ライト+1GB
iPhone 6s 64GB
ライト+1GB
本体分割代金 2,895円 4,045円
毎月割 対象外 -対象外
スーパーカケホ 1700円 1700円
データ定額 2900円 2900円
LTE NET 300円 300円
イチキュッパCP -1986円 対象外
スマバリ -934円 -934円
*税込み合計 5,033円 8,328円

データを殆ど使わない人が1GBプランを選びたい場合、iPhone6sは絶対に購入してはいけませんiPhone6sでは1GBプランを選ぶと毎月割もワンキュッパ割も無く、月額料金が3GBプラン選んだ場合よりも高くなってしまうという意味不明な価格設定となっています。

もっとたくさんインターネット(データ通信)を使いたい場合、5GBプランになるとスマートバリューの値引きがアップします。

内訳 iPhone SE 64GB
ライト+5GB
iPhone 6s 64GB
ライト+5GB
本体分割代金 2,895円 4,045円
毎月割 -2,220円 -3,595円
スーパーカケホ 1700円 1700円
データ定額 5000円 5000円
LTE NET 300円 300円
イチキュッパCP 対象外 対象外
スマバリ -1410円 -1410円
*税込み合計 6,712円 6,487円

5GB/8GBプランを選ぶとauスマートバリューの値引きが934円→1410円になり、3GBプラン時に比べてわずか+月額350円で2GB増量が出来る計算です。このプランがauで最もスタンダードな料金プランとなっているはずです。5GBプラン選択時もiPhoneSEよりもiPhone6sを選んだ方が料金が安くなりお得感があるでしょう。

iPhone6sは4.7インチモデル、iPhone SEは4.0インチサイズであり、決定的にサイズが違います。しかし搭載しているコンピューターチップはA9という同じものであり、メインカメラも1200万画素で同じです。

5sse
iPhone5sと同じサイズがどうしても良いというのなら仕方がありませんが、「iPhone SE+1GBプラン」以外のコースを選ぶのならiPhone 6sの購入をオススメします。料金プランと本体価格の値引き(毎月割)の変動をよく考えて選んで見てください。

☆「au Online shop

auのイチキュッパiPhoneSEは本当に安いのか?iPhone6sの購入・維持費との比較