WiMAXの巨額キャッシュバックで有名なGMOの「とくとくBB」シリーズに、ドコモのネットワークを利用した格安SIMサービスが2016年4月よりスタートしています。
サービスイン記念として、キャンペーンも始まっているので他社サービスに比べてお得感があるのかチェックしてみましょう。
プラン | データSIM | データSIM (ポイント還元実質) | データSIM(SMS) | データSIM(SMS) (ポイント還元実質) |
---|---|---|---|---|
1GB | 630円 | 584円 | 780円 | 734円 |
3GB | 880円 | 834円 | 1030円 | 984円 |
5GB | 1250円 | 1204円 | 1400円 | 1354円 |
7GB | 1900円 | 1854円 | 2050円 | 2004円 |
10GB | 2240円 | 2194円 | 2390円 | 2344円 |
GMOのプランはデータ専用です。音声プランはなく、データプランには最低利用期間はありません。初月の料金は日割りですので、いつ申し込みをしてもお得度には影響はありません。
各プランを契約すると、料金プランに依らず「GMOとくとくポイントが50pt」貰えます。このポイントは1pt1円として提携サービスの支払いに利用できるため、「実質的な負担の安さ」がGMO SIMのウリとなっています。
その他サービスの概要をまとめてみると、以下のようなものとなります。
最低利用期間 | なし(違約金なし) |
短期速度制限 | あり* |
制限時速度 | 256kbps |
データ残量 | 繰越なし |
支払い | クレカのみ |
契約月料金 | 日割り |
解約月料金 | 全額 |
プラン変更 | 可(前月20日まで) |
SIM返却 | 必要 |
*短期制限は1,3GBプランで360MB/3日、その他プランで1GB/3日です。
実質負担額で見ていくと、2016年4月時点での他社のプランと比べて、GMOのプランが特別安いということはありません。確かに最安値クラスではありますが、「DMM mobile」の方が1GBプランは安く、他のプランも数円レベルの違いです。DMMなら高速データ残量が残っている間は、短期制限もありません。
DMM mobileの料金プランは以下の通りです。
プラン名 | 月額料金 (円) | 高速通信 (GB) | 単価/GB (円) |
---|---|---|---|
ライトプラン | 440 | 0 | --- |
1GBプラン | 480 | 1 | 480 |
2GBプラン | 770 | 2 | 385 |
3GBプラン | 850 | 3 | 283 |
5GBプラン | 1210 | 5 | 242 |
7GBプラン | 1860 | 7 | 266 |
8GBプラン | 1980 | 8 | 248 |
10GBプラン | 2190 | 10 | 219 |
15GBプラン | 3600 | 15 | 240 |
20GBプラン | 4980 | 20 | 249 |
(2016.04.01より) GMOは「価格の安さ」で勝負するのであれば、もう一歩踏み込んだ価格を出してDMMに対抗して欲しいところですね。データの繰越・短期速度制限を考えると、DMMのサービスに劣ります。GMOとくとくSIMを契約するメリットを挙げるなら、あとは「サービス開始直後で利用者が少ない期間は快適に利用できる」という可能性に期待するくらいです。
2016年4月30日までの期間に申し込みを行うと、通常3000円の事務手数料が無料になります。無料期間・データ容量の増量などはありません。
GMOとくとくSIMでMVNO参入 docomo系ネットワーク利用の月額630円プラン