2019年9月発売モデルのApple iPhoneの新型モデル「iPhone11」「iPhone11Pro」「iPhone11Pro」を予約したあと、取り置きが出来る日数と2019年10月から適用される消費税10%への負担増・そして増税に伴うメンテナンスの影響について最新情報を解説します。

2019年9月→10月の場合、”取り置き日数”+”増税”+”メンテナンス”の3つの要因が重なる特殊なケースになるため、iPhone11シリーズの購入手続きを行うタイミングによって支払額が上がる・予約したiPhone11が買えなくなるというトラップが生じる可能性があります。

早めに手続を行えばこの罠は回避出来ますが、ドコモ・au・ソフトバンクそれぞれの会社によって、そして新規・機種変更・MNP(のりかえ)契約の手続きによっても状況が変わってきますので、正しく特殊なケースによるトラップを理解して、お得にiPhone11を買いましょう。

iPhone11の取り置き期間

2019年9月13日午後9時から予約受付を開始した今年のiPhone11シリーズは、一部のモデルは予約不要で買えるくらい在庫が豊富にあるものの、人気の新色・生産数の少ない大容量モデルなどでは欠品が相次いでおり、9月下旬になってもまだ入荷連絡が来ないというケースもあります。

 

参考:ドコモ2019年iPhone11/11Pro/Pro Max入荷状況 モデル・容量・カラー別の入手難易度 初回在庫入荷が殆ど無い場合は予約変更もオススメ

予約開始直後に手続きをしたユーザーの元にはすでに入荷連絡が届き、発売日にiPhoneが届いているのですが、入荷数にはバラツキがあり、入荷の遅いモデルに予約したiPhone11シリーズがすべての予約者に行き届くにはもう少し時間が掛かる見込みです。

一方で、予約した商品の「入荷連絡」が行われたあとには、各キャリアで一定期間の取り置きが可能です。

2019年時点での各キャリアの取り置き可能期間は以下のように決まっています。

・ドコモのiPhone取り置き:入荷連絡から7日以内
・auのiPhone取り置き:入荷連絡から3日以内
・ソフトバンクのiPhone取り置き:入荷連絡から3日以内

例えばソフトバンクの場合ならば「9月20日に入荷連絡が行われた場合、”9月24日0時”まで」の取り置きが可能となります。

この取り置き可能期間を過ぎると予約は自動キャンセルとなり、iPhoneの購入を希望する場合はもう一度予約をし直す必要があります(在庫がない場合は予約順位が一番後ろまで下がり、また入荷待ちになります)。

9月中にiPhone11を買いたければ、入荷連絡を見逃さないようにしましょう(稀に入荷連絡用のメールが迷惑メールボックスなどに分類され、気づかずにキャンセルされてしまったというトラブルもあります)。

ウェブサイトで予約した場合は、ドコモ・au・ソフトバンクそれぞれのサイトで予約履歴・入荷状況を確認出来ます。

消費税増税のタイミング

日本国内において2019年10月1日より、現行の消費税率8%から10%への増税が行われ、iPhoneの本体価格や手数料など、さまざまな料金負担が値上げされることになります。

iPhoneの本体代金や通信料金・手数料などは不課税取引部分を除き、基本的には軽減税率制度の対象ではないため、消費者への直接的な負担増になります。

9月までに商品をご予約いただいた場合でも商品の入荷後、ご注文手続き時点(新規契約・のりかえ(MNP)の場合は、本登録時点)での消費税率が適用となります。(ドコモ公式HPの記載)

予約取り置き期間であっても購入手続き(本登録完了)が2019年9月→10月を跨いでしまうと、予約日時・入荷日時に関わらず消費税10%が適用されることなり、支払額が上がります。入荷連絡が来たらすぐに手続きを開始しておきましょう。

ここで、申し込みの区分によって”購入契約成立”のタイミングが異なる点に注意が必要です。

ドコモの公式ウェブサイト手続きの場合だと、

・機種変更の場合:購入手続きを行った時点の消費税率が適用(→9月中に”購入”すればOK)
・新規/乗り換え(MNP)の場合:購入手続きの後、ドコモ審査後の”本登録”が完了した時点の消費税率が適用(→9月末ギリギリだと間に合わない可能性あり)

機種変更の場合はすでに回線契約が行われていますので、”機種購入”は注文手続き時点ですぐに確定しますが、新規・乗り換えの場合は回線契約審査が行われる影響で本登録まで数日の時間を要することがあります(通常時で早ければ2~3日で行われることもありますが、最長7~10日程度掛かることもあります)。

機種変更のユーザーであれば”9月中の購入”と考えておけばOKですが、新規・乗り換え契約でiPhone11を予約・購入手続きをする場合は十分に余裕を持った日数で申し込みを始めないと、消費税が上がってしまってから本登録をされてしまうトラップに引掛る可能性があることに留意して下さい。

増税によるメンテナンスの影響

消費税率変更に伴い、ドコモ・auではそれぞれの公式サイトからの注文受付・手続きに関してメンテナンス(受付停止)を行います。

ドコモオンライン手続きのメンテナンス予定】

・ 2019年9月30日(月曜)午後11時30分 ~ (翌日)午前8時30分 :全手続きが出来なくなる臨時メンテナンス
・2019年9月25日(水曜)午前0時~2019年10月1日(火曜)午前10時:新規/乗り換え契約の受付停止
・2019年9月30日(月曜)午後11時~2019年10月1日(火曜)午前10時予定:全商品の購入手続き停止

上記の期間中は、すでに入荷済みのiPhone11の予約商品であっても購入手続きが出来なくなります。メンテナンス期間中に取り置き可能期間を過ぎた場合にはキャンセルされてしまいますので、メンテナンスに入る前に購入手続きを行って下さい。

メンテナンス時まで入荷連絡が来そうにない場合は、予約するモデルを在庫ありの組み合わせに変更することも検討したほうが良いでしょう。

【auオンライン手続きのメンテナンス予定】

・2019年9月10日~9月30日:新規契約の受付停止

【iPhone、iPad、スマートフォン、ケータイ、タブレット】
機種変更: 2019年9月30日(月)9:00 ~ 23:59まで
MNP  : 2019年9月30日(月)0:00 ~ 23:59まで

【au+1collection、オプション品】
2019年9月29日(日)0:00 ~ 2019年9月30日(月) 23:59まで

【デジタルコード】
Microsoftソフトウェア、Xbox Live ゴールドメンバーシップ
2019年9月30日(月)18:00~10月1日(火)10:00

auの場合も9月中に申し込みをした場合であっても、申し込みに際して不備があり、10月以降に購入手続きをし直すと10月時点での消費税率・料金プランが適用されるというトラップがありますので、申し込み時の情報入力を間違えないように注意が必要です。

ソフトバンクのウェブサイトでは9月末のメンテナンスに関して情報がありません(2019年9月23日時点)。

メンテナンス時間・内容は2019年9月23日時点の情報に基づいています。上記以外にもシステムトラブルなどで申し込みが出来ない・メンテナンス期間が変更・延長されることもありえますので、最新情報を必ず公式サイトで確認し、可能な限り早めにiPhone11の予約・購入手続き(あるいは在庫のある機種に予約変更)することを推奨します。

ドコモ/au/ソフトバンクiPhone11予約の取り置き日数に注意 消費税増税とオンライン手続きメンテナンスのトラップで値上げの恐れ