ちょっと気になることがあったのでauサポートに問い合わせた結果のご報告です。回答の転載・引用は不可とのことなので、かいつまんで状況のみをお伝えします。

2015年11月16日を最後にauのLTEプラン契約時に、フラットプランを外した状態の「従量制プラン」が利用でき無くなる件について、その対策としてauのレベル2ロックフリーの旧モデル機種を持ち込み機種変更を行って維持費を節約する、という方法が考え出されています。

そこで気になったのですが、auの何かしらのスマートフォンを新規なりMNPなりで購入し、そのまま持ち込み機種変更を行った場合において、元々購入したた機種が2015年5月以降発売(SCV31を含む)のスマートフォン・iPhone・タブレットだった場合には、その端末のSIMロック解除はどうなるのだろう?と。

購入日から180日が経てばauショップ店頭で有料解除(3000円)できるのは判っているのですが、auでは通常ウェブサイトから無料でロック解除をすることも出来るはずです。

このウェブ手続きに関して、公式サイトのSIMロック解除手続き案内には以下のように書かれています。

ご契約中のau契約で購入履歴が確認できる機種のみお手続きが可能です。-au SIMロック解除のお手続き

この「ご契約中のau契約で」という表現がどこに掛かるのか、という話です。要は、

・持ち込み機種変更をする前に購入した機種も、無料でSIMロック解除する方法はあるの?

ということを知りたかったのです。公式の表現だと、「契約中の回線で過去に購入したモデルでも、履歴が残っていればOK」みたいに読めるからです。

問い合わせた結果は・・・

単刀直入に言いましょう。

答えは、「No」でした。

SIMロックの解除自体は購入日から180日経てば出来ますが、これはウェブサイトからは出来ないとのことでした。サイトに書かれている「ご契約中の」というフレーズは、「au契約で購入履歴が確認できる機種」の全てに掛かっており、つまり持ち込み機種変更した時点で「ご契約中の端末は持込した機種」になってしまい、元の購入端末は「ご契約中の」から外れてしまうわけですね。

ということで、もしauでXperiaZ4やZ5、2015年モデルのiPhone6s,6s plusなどを購入して、6ヶ月経つ前に持ち込み機種変更をしてしまうと無料ではSIMロックフリーにすることが出来なくなるという結論です。無料でロックを外したいなら、半年間auで「契約中の端末」として購入機種をキープする必要があるということですね~

手に入れた端末をL2ロックフリー機種ですぐに持ち込み機種変更し、将来SIMロックを外そうと考えていた方は少しだけご注意下さい。

2019年、白ロムのSIMロック解除も対応か

2018年8月時点において、総務省はキャリアが販売するSIMロックが掛けられた携帯電話・スマートフォン等のモバイル端末において、中古品(白ロム)の解除手続きに応じるよう義務付ける方針を固めています。

2018年時点において、auスマートフォンのSIMロック解除は本来の購入者(契約者)のみがオンライン・または店頭で手続きをすることによって実行出来るルールになっています。こうした現状では中古端末のリユースが進まず、総務省が推し進める中古携帯の利用拡大を妨げていると考えているようです。

具体的な実施時期・解除手続きが可能になる条件は現時点では不明ながら、将来的にauのキャリアロックが掛かったまま流通した白ロムの活用が出来る道もあるのかもしれません。



 

auのL2ロックフリー持ち込み機種変更と、無料のSIMロック解除手続きについて