OCNモバイルONEは2019年11月20日より、新しく最低利用期間無し・違約金無しの料金プランでスマートフォンを1円から買える「新コース開始記念キャンペーン」を実施中です。
もはや常軌を逸したスマホの格安セールとなっていますが、OCNモバイルONEでは契約回線数に上限があるため、欲しいスマホを全部買うことは出来ません。
同じ「1円」で購入できる機種でも機能や性能にかなりの差異があるため、ここではセール対象の激安機種のみに絞ってスマホ選びのポイントを解説します。
割引セールの条件やOCNモバイルONEの新料金プランについての解説は「2019年11月OCNモバイルONE新料金プラン値下げ 激安スマホ購入と安い維持費を実現する方法-違約金や割引ルール」を参照ください。
1円で買えるスマホは3機種から選べる
2019年11月20日時点において、OCNの大特価セールにて1円で買えるスマホは2メーカー・3機種のモデルがあります。
ZenFone Max Pro (M1), ZenFone Max (M2), nova lite3のすべてが、本体一括1円です。販売条件はすべて同一です(ただし初期契約解除制度を利用して回線契約を行わなかった場合、端末代金はそれぞれの定価販売となります)。
スタイリッシュなモデルが欲しいならnova lite3
「どんなスマホを買っていいのか良くわからない!」という人には、流行のほぼスマホ全体がディスプレイパネルとして使えるデザインで、格安スマホの定番となったnova lite3を推奨します。
nova lite 3の特長は、
・6.21インチの大画面ディスプレイ
・それでいて比較的軽量な160グラムのボディ
・人物写真も綺麗に撮れる、AI機能付きのデュアルカメラ搭載
・電池の持ちもほどほどに良い 3400mAhのバッテリー
・DSDV(Dual 4G/Dual VoLTE Standby)が可能
などが挙げられます。
特に便利なのが「DSDV対応」機能です。
CPUにはKirin 710を採用し、軽量なゲームアプリならば大半のものがスムーズに遊べます(3Dアニメーションを多用したゲームではやや動きが鈍くなります)。
nova lite 3で使えない機能は、
・防水性能無し
・おサイフケータイ無し
・ワンセグ機能無し
などがあります。この3機能は今回の1円スマホ全てに共通して非対応です。OCNモバイルONEではおサイフケータイ機能付きスマホ・防水機能ありのSIMフリースマートフォンも多数取り扱っていますので、機能性を重視する方は別のモデルを選ぶことをオススメします。
電池容量重視のZenFone Maxシリーズ
ASUSのZenFoneシリーズより、ZenFone Max Pro (M1)とZenFone Max (M2)の2機種が1円に値下げされています。
この2機種は、ZenFone Max (M2/メーカー型番はZB663KL)が2019年最新モデルのスタンダード機種・ZenFone Max Pro (M1)は旧世代の上位モデル、という関係です。
新モデルのほうが全体的に性能・機能が洗練されていますが、電池容量だけを見るとZenFone Max Pro (M1)のほうが大容量という違いがあります。
この2機種の違いは以下のスペック表を見比べるとよく分かると思います。
項目 | ZenFone Max (M2) ZB633KL |
ZenFone Max Pro(M1) ZB602KL |
ディスプレイ | 6.3インチ HD+ |
6インチ FHD+ |
CPU | SDM632 | SDM636 |
RAM/ROM | 4GB/32GB | 3GB/32GB |
電池容量 | 4,000mAh | 5,000mAh |
SIMスロット | nano SIM×2枚 DSDV可能 |
nano SIM×2枚 DSDV可能 |
カメラ | 1300万画素 +200万画素 デュアルカメラ |
1600万画素 +500万画素 デュアルカメラ |
本体サイズ | 縦:158.4mm 横:76.2 mm 厚さ:7.7mm 重さ:160グラム |
縦:159mm 横:76 mm 厚さ:8.4mm 重さ:180グラム |
このような仕様の違いがあります。
ZenFone Max Pro (M1)は新モデル ZenFone Max Pro (M2)(実機購入レビューはこちら)によって型落ちしていますが、実はまだ発売から1年も経っていません(2018年12月21日発売)。そのため、性能的にはどちらも極端に変わるものではなく、いずれも格安スマホとしてはエントリー~ミドルスペッククラスです。
最も大きな違いは、スマホ本体のデザインとサイズです。
ZenFone Max M2がノッチ(凹)デザインであるのに対して、ZenFone Max Pro M1はパネル上下にベゼルがある、普通のスマホデザインです。また、大容量電池を積んでいる影響でPro M1のほうが20グラムも重い点をどう判断するかは好み次第でしょう。
ゲームをするならどのスマホか?
今回1円に値下げされた3機種のスマホは、それぞれ異なるCPU/SoCを搭載しています。
・nova lite3 → Kirin 710
・Zenfone Max Pro M1→ SDM636
・Zenfone Max M2→ SDM632
スマホでゲームを快適に遊ぶためにはCPU/GPUの能力が高いほうが多くのゲームをスムーズに遊べます。
この3機種の場合は、Antutuベンチマークのスコアでいうとおよそ10-12万点前後(ver 7.x時)となっており、処理性能に大きな違いはありません。
KirinのCPUを使ったスマホは一部アプリとの相性が悪いこともあります(昨今では多くのアプリが遊べるはずですが、対応状況は個別のアプリ・バージョンごとの挙動に依存します)。
”ゲームがスムーズに動くかどうか”という点ではどのモデルを選んでも大きな差はないため、”長く遊べるかどうか”という点を重視するならZenFone Maxシリーズが良いでしょう。
一方、ゲームを遊ぶ場合には”長時間スマホを手に持っている”ことになるため、電池容量と軽さも重視したいのであれば、バランスの取れたZenFone Max M2をオススメします。
あくまで「1円スマホ」ですから、10万円前後する最新のトップメーカーのハイエンドモデルには性能・機能面で全く及ばないモデルながら、この価格で買えるのならばアリでしょう。
キャンペーン・在庫は現時点のものとなり、売り切れ・価格変更の可能性もありますので、1円で買えるチャンスを逃さないようにしてください。
*キャンペーン購入時には端末代金のほか、契約手数料などが別途かかります。契約に最低利用期間・違約金はありませんが、短期間で契約・解約を繰り返すとブラックリスト対象になることが知られていますのでご注意ください