2019年9月時点(2020年2、4月月加筆)でドコモ・au・ソフトバンクの各社で「中古端末(フリマサイトやリサイクル店で購入したスマホ・家族知人などから譲り受けたものスマホなど)のSIMロック解除手続き」が出来るようになりました。

この”中古端末のSIMロック解除”は総務省によるガイドラインによる義務化に対応したもので、原則として各社が販売したすべての端末のSIMロック解除に応じなければならないとしています。

ただし、2019年9月時点で公表されているSIMロック解除の対応状況・手続きの方法は各社で一律ではなく、特定の条件下においてSIMロック解除が出来ない事例が存在するため、中古端末のSIMロック解除ルールをしっかりと把握してから手続きをしないと損をしてしまう・解除が出来ずに予定していた利用ができずに通話・インターネットに繋がらず困った事態になる可能性があります。

「2019年9月に中古品もSIMロック解除が出来るようになった」といっても、すべて一律・無条件で即解除できるようになったのではありません。SIMロック解除は総務省が定めるガイドラインに基づき、「一定の要件を満たした場合」にのみ、解除できるようになっただけですので、勘違いしないように気をつけて下さい。

ルールを理解し、無駄な手数料を払わずSIMフリー化を行ったり、SIMロック未解除状態でお得に入手出来る中古端末を自分でSIMフリー化して使うテクニックを身に着けましょう。

ドコモの中古端末はウェブから無料でSIMフリー化出来る

NTTドコモではSIMロック解除が義務化される2019年9月より前倒しして、2019年2月からすでに中古端末のSIMロック解除に応じています。

ドコモでは大手キャリアで唯一、中古端末の無料SIMロック解除方法が存在します。

その方法は、「My docomo」(ドコモのアカウントでログインできるマイページ機能)を使ったSIM解除手続きです。

条件を満たした端末であれば、My docomoのオンライン手続きによりSIMロック解除に必要なコードを24時間・いつでも発行することが可能です。

関連記事:[レビュー]Xperia X Compact SO-02JのSIMロック解除方法 au VoLTE SIMも利用可能

オンライン手続きによるSIMロック解除手続きに掛かる料金は、自分が購入したiPhone・スマホ・タブレット・中古で購入した端末でも、すべて完全に無料です。オンライン手続きで有料の解除対象になるパターンはありません(ただしオンライン手続きでは解除できない端末が一部あります)。

SIMロック解除が出来る中古端末の条件は以下の通りです。

【2015年5月以降に発売された機種】
ネットワーク利用制限、おまかせロック等、各種ロックがかかっていないこと(ネットワーク利用制限携帯電話確認サイトより、ネットワーク利用制限の対象電話機であるかをご確認いただけます。)

●中古で購入された携帯電話機等が、以下の条件に当てはまらないこと。

・ドコモの販売店で分割払いで購入された日から100日経過していない場合。
・端末購入サポートが適用された日から100日経過していない場合。
【2011年4月~2015年4月に発売された携帯電話機】は店頭でのみ対応

中古端末の場合、上記条件の「端末購入サポートが適用された日」がいつであるのか確認できないケースがあるため注意が必要です。

*2020年2月追加「当該回線(解約済み回線を含む)または一括請求の代表回線において、ドコモの携帯電話料金のお支払い方法を「クレジットカード」に設定いただいた場合」は、100日未満でも解除可能になりました

なお、条件を満たしていない機種のSIMロック解除手続きをMy docomoから行うと以下のようなエラーが出て、解除コードが発行されません。

(自分が購入した端末の場合、SIMロック解除可能日予定日が表示されることもある)

このSIMロック解除に関するエラーには複数のパターンがあり、

・ネットワーク制限が掛かっているために解除できない
・端末購入サポートの規定期間未満であるため解除できない
・分割払い中で規定期間未満であるため解除できない
・My docomoのウェブ解除対象端末ではないため解除できない(店頭で特例無料解除対応が出来るケースあり)
・修理品、交換品などデータ登録に関して何らかのトラブルがあって解除できない

といった事例があります(どのエラーがどの条件を満たしているのかは不明。参考: [謎]ドコモSIMロック解除エラーコードの意味(44693/44676/44678/43121など) )。

My docomoはドコモの携帯電話利用者ではなくても、dアカウント(無料で作成可能)を持っていれば誰でもすぐに利用できます。

2011年4月~2015年4月に発売された古い携帯端末の場合は、ドコモショップでのみの受付となります。

ドコモショップの店頭で続きをする場合、SIMロック解除手数料は有料 1台あたり3,000円(税別)が請求されます(ウェブで手続きが出来ない一部機種は、無料で対応してくれるケースがあります)。また、1回の受付で解除できるのは2台までという制限があります。

店頭手続きであっても、「中古端末のSIMロック解除要件」を満たしていない端末はSIMフリー化することは出来ないため、SIMロック解除が出来るかどうか解らない中古品・白ロムは必ず先にマイドコモから解除を試みることをおすすめします(解除が出来ない状態の場合に、店頭まで行く無駄な時間と手数料を省けるため)。

☆「https://www.nttdocomo.co.jp/mydocomo/data/」(パソコン・スマホからアクセス可能)

より詳しい情報は下記公式HPも参照下さい。

☆「NTTドコモ公式HP-中古で購入された携帯電話等のSIMロック解除手続きについて

auの中古端末SIMロック解除条件

auから販売された携帯電話・iPhone・スマートフォンの中古端末のSIMロック解除は、auショップ店頭でのみ手続きが可能です(2019年9月1日時点)。ドコモのようにウェブで解除する方法はありません(中古品ではなく自身の購入端末ならMy auから解除可能)→2020年4月6日より、中古品でもオンライン手続きでSIMロック解除が可能になりました。

また、auショップ店頭での中古品SIMフリー化は有料であり、税別3000円・1人あたり1日2台までという制限もあります。

SIMロック解除手続料金はau回線を契約中の場合は翌月の料金と合算払、回線契約がない場合は窓口で直接現金払いでの対応となります。

auのSIMロック解除条件は以下の通りです。

以下の条件をすべて満たすau携帯電話などが対象です。
2015年4月23日以降に発売されたSIMロック解除機能対応の機種であること。
ネットワーク利用制限中のau携帯電話でないこと。
機種購入日から101日目以降であること。
ただし、以下の場合は機種購入日から100日以内でもSIMロック解除の手続きが可能となります。
当該機種を一括払いでご購入いただいている場合
※au購入サポートなど(ご購入機種の継続利用および適用条件の継続契約を条件として、機種のご購入代金の一部を当社が負担する施策)が適用されている機種については、機種購入日から100日以内の場合はSIMロック解除の手続きが行えません。
対象回線におけるSIMロック解除実績※があり、前回のSIMロック解除受付日から101日目以降の場合
※2017年7月11日以降に受付したSIMロック解除が対象です。
※機種購入日当日を「1日目」とします。
※ご購入いただいた機種は、機種購入日の翌日に購入履歴に反映されます。
※上記の条件を満たしている場合でも、故障がある場合は修理完了後のお手続きとなります。また、ご利用料金を滞納中の場合は当該料金のお支払完了後のお手続きとなります。

中古購入した端末の場合、上記以外の「SIMロック解除が出来ない状態」であるかどうかを事前確認する方法が2019年9月時点では存在しないため(ドコモであればオンラインからエラーが出る/解除できるのどちらかは判定が出来る)、店頭まで行っても解除できないケースがある点に注意してください。

オンラインで中古端末のSIMロック解除をする場合、My auでログインして、IMEI情報があればSIM解除手続きを実行出来ますが、ウェブ受付時間は09:00~21:30までとなっています。

以上より、auではドコモと違い、中古端末の場合は必ず店頭へ出向いてSIMロック解除が出来るか確認・解除に手数料が生じることを前提にして、解除の手間・解除できないリスクを考慮しても安い・お得に買える白ロムの入手を検討してください。

より詳しいSIMロック解除の条件、auが販売する端末が対応している利用周波数帯については公式HPの情報を参照下さい。

ソフトバンクの中古端末SIMロック解除条件

ソフトバンクから販売された機種の中古iPhone・中古スマホ・中古携帯のSIMロック解除手続きは、ソフトバンクショップ店頭でのみ対応しています(2019年9月時点)。

SIMロック解除に対応した端末であれば、プリペイド携帯でもSIMフリー化が可能です。


SIMフリー化したストレート携帯 Simply

ソフトバンクの販売した端末でSIMロック解除ができる要件は以下の通りです。

2015年5月以降に発売された機種(SIMロック解除機能を搭載したものに限ります)のSIMロック解除は、購入日(当社システムにて記録されている販売日など)より101日目以降の場合に受付可能です。
以下3つの条件すべてに当てはまる場合は、機種購入日から100日以内の場合でもSIMロック解除の手続きが可能です。

2017年12月1日(金)以降に、機種変更前の対象回線でSIMロック解除を行ったことがあること
前回のSIMロック解除受付日から101日目以降であること
前回のSIMロック解除を行った機種が2015年5月以降に発売された機種であること

製品の分割支払金/賦払金を一括精算した場合や、製品を一括購入された場合は、機種購入日から100日以内でも受付可能です。ただし、下記キャンペーンを利用して購入した製品の場合、機種購入日より100日間は、SIMロック解除のお手続きができません。
・一括購入割引
・機種購入サポート
安心遠隔ロックなど製品の機能を制限するサービスをご利用の場合は、これらのサービスを解除後にお手続きをさせていただきます。
対象の製品に故障や水濡れがある場合は、SIMロック解除のお手続きができません。故障修理などが完了してからのお手続きとなります。
ネットワーク利用制限製品については、解除のお手続きをすることができません。
SIMロック解除(My Softbankでの解除キー発行を含みます)後は、SIMロックがかかった状態に戻すことや、解除手数料の返金はできません。

この条件を満たしたソフトバンクの中古端末をショップに持ち込めば、1台あたり3,000円・1日2台まで有料でSIMロック解除が可能です。

ソフトバンクとauでは中古端末を無料でSIMロック解除化する方法はなく、ドコモだけがMy docomoを通じたウェブ無料解除に対応しています(2019年9月時点)。

したがって、友人・知人等からソフトバンクやau・ワイモバイル・UQ mobileで購入した端末を譲り受けてSIMフリー化したいのであれば、本来の購入者にオンラインでSIMロック解除手続きを行ってもらうよう依頼することをおすすめします。

ソフトバンクの本来の契約者/購入者であれば、ウェブから簡単にSIMフリー化することが出来ますので、解除手順方法を伝えてSIMフリー化してもらったほうが、金銭的にも時間的にも節約になります。

☆「https://www.softbank.jp/mobile/support/usim/unlock_procedure/

店頭での中古スマホSIMロック解除手続きに必要なもの(共通)

ドコモ・au・ソフトバンクにおいて、自分自身で購入した端末であればそれぞれのウェブサイト(My docomo, My au, My Softbank)から無料&オンライン手続きでSIMフリー化することは可能ですが、ドコモ以外の中古購入品は現時点では必ずショップに行って手続きをする必要があります。

各社の中古携帯・中古スマホを解除できる条件は前項までに解説したとおりです。条件を満たした中古端末を入手した後、店頭で有料SIMロック解除を行う場合には、3社共通して以下の準備をしていけばOKです。

・SIMロック解除条件を満たした端末本体
・本人確認書類(運転免許証や保険証など指定書類各種)
・SIMロック解除手数料 (税別3,000円)

この3つを準備して、ショップ店頭で「中古端末のSIMロック解除をしたい」旨を伝えて、順番を待って手続きをすることが出来ます。

なお、SIMロック解除をした端末は再度SIMロックを掛けることは出来ず、販売キャリア(本来の回線)以外での接続・各種アプリの動作などは一切保証の対象外となります(これも各キャリア共通)。

SIMフリー化することでトラブルが発生するケースは極めて稀だと思いますが、SIMフリー化・フリー化した後の運用・利用は自己責任であることも理解した上で使いましょう。

特に、auが発売しているAndroidスマートフォンの場合を他社で使う、他社が販売している端末をauで使う場合には、利用する電波の周波数帯(バンド)の違いから、接続が不安定・ネットスピードが遅いといったケースがありえます。

ドコモ・au・ソフトバンクで全く同じ名前のスマホが販売されていても、SIMフリー化後に入れ替えて全く同じように使えるとは限りません。これは基本的な性能や見た目が同じでも、各キャリアに合わせて仕様が変更されいるためで、SIMフリー化しても全く同じ性能を発揮できるわけではないからです。

それぞれの会社が販売している端末がどの電波(周波数帯/バンド)を利用しているか、対応しているのかは、それぞれの公式サイトに掲載されています。

関連記事:キャリアの3G・LTE通信周波数帯(Band)一覧まとめ

iPhoneの場合は利用可能な周波数帯が各キャリアの販売する端末で基本的に共通であるため、SIMフリー化すればどこのキャリアでも使えます。

このあたりの事情を理解できない方は、素直に端末を販売したキャリアと同じ回線を使う・回線に合わせた端末を確認してから購入することをおすすめします。

各キャリアの中古端末SIMロック解除方法と料金まとめ

最後に3キャリアとワイモバイル・UQモバイルの中古各SIMロック解除に関する手続きとそれぞれの料金について簡単にまとめておきます。

キャリア ウェブで解除する場合 店頭で解除する場合
NTTドコモ 無料で解除可能 1台あたり3,000円
(1回につき2台まで)
au 非対応 1台あたり3,000円
(1日に2台まで)
SoftBank 非対応 1台あたり3,000円
(1日に2台まで)
Y! mobile 非対応 1台あたり3,000円
(1日に2台まで)
UQ mobile* 非対応 非対応

(各税別、2019年9月1日時点)

*UQモバイルの場合、中古端末のSIMロック解除手続きはUQお客様センター(フリーコール 0120-929-818)への電話受付のみとなっています。手数料はコンビニ収納決済サービスにて、3,000円の支払いが必要となります。UQモバイルの取扱店店頭に行っても中古端末のSIMフリー化は出来ませんので注意してください。

解約・MNP転出する前にオンラインSIMロック解除を

前項までに解説した通り、ドコモを除くと中古端末/自社回線を持っていないユーザーのSIMロック解除には店頭まで出かけて、お金を出してSIMロック解除をしなければなりません。

もし今使っているiPhoneやスマートフォンを、そのまま他社へ乗り換え(MNP)した後・解約した後にも使う可能性少しでもあるのなら、解約・転出手続きをする前に無料で解除できるオンライン手続きを実行し、SIMフリー化してから解約・転出の手続きを始めることを推奨します。

【キャリア別MNP予約番号発行手順】
他社からドコモへ」/(公式HP)
他社からauへ」/(公式HP)
他社からSoftBankへ」/(公式HP)
他社からワイモバイルへ」/(公式HP)
他社からUQ mobileへ」/(公式HP)

*本稿は2019年9月1日時点の各社公表情報に基づき記載していますが、SIMロック解除の条件・手続きは変更される・例外的な処理がされるケースも考えられます。最新情報・正しい情報を必ず公式サイトで確認してからご利用下さい

2020年4月改訂版 ドコモ・au・ソフトバンクのSIMロック解除条件-中古/白ロムのSIMフリー化手順と料金
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