2020年モデル、6.9インチサイズのGalaxy Note20 Ultra(SCG06/SM-N9860など)に使える、ディスプレイのエッジ部分まで覆うことが出来て浮き(気泡)も出ないガラスフィルムを買って貼り付けてみたレポート&評価をお届けします。

Galaxy Note20 Ultraのディスプレイは両サイドのエッジ部分まで画面パネルとして利用するため、ガラスパネルが滑らかにカーブしており、通常のガラスフィルム・保護フィルムでは縁まで覆うのが困難なデザインです。

Galaxy Note20 Ultraには初期状態で柔らかい保護フィルムが装着されていますが、ガラス素材ではないため指すべり・保護力が低めです。

そこで今回はGalaxy Note20 Ultraの初期保護フィルムを剥がして、エッジ部分まで覆うことが出来る特殊なガラスフィルムを買って貼り付けてみることにしました。

紫外線ライトで固まる液体接着剤利用のフィルムを貼る

今回購入したGalaxy Note20 Ultra用のガラスフィルムは、一般的なフィルムのようにガラスに粘着テープ/接着剤が初めから付いているのではなく、UVライトで固まる液体接着剤を使うタイプです。

2020年9月末時点でauショップではこのタイプのガラスフィルムは販売されていませんが、アマゾンで買うことが出来ます。

☆「アマゾン-Akcoo 【3枚入】Galaxy Note 20 Ultra フィルム UV全面吸着

*製品のパッケージ・品質は販売元によって異なる可能性があります。同じフィルムが欲しい場合はよく仕様を確認してお買い求めください。

UV硬化型のガラスフィルムを管理人はこれまでに何枚も貼った経験があるのですが、はっきり言って粘着剤が初めから付いた一般的ガラスフィルムに比べて貼り付け難易度は高めです。

しかし、今回買ったフィルムは3枚1セットになっており、失敗してもリトライが可能です(ガラスフィルムは3枚、貼り付け用のツールは予備を含めて4セット入っています)。手先があまり器用ではない・通常のフィルム貼りにも失敗した経験があるという方でも、多少安心出来るでしょう。

では、実際にGalaxy Note20 Ultraに貼り付けた手順・注意点、ガラスフィルムの使い方を解説しましょう(日本語の説明書も同梱されていますので、利用前によく読みましょう)。

まず、ガラスフィルムに同梱された黒い保護パーツをGalaxy Note20 Ultra本体に貼り付けます。

太いシールはGalaxy Note20 Ultraの飛び出たカメラレンズとボディの高さを調整するために使います。

カメラレンズ下とボディの下部あたりにシールを貼り付け、Galaxy Note20 Ultraを水平に置けるようにします。

続いてGalaxy Note20 Ultraのボディ上下にあるスピーカー穴・Type-C USBの穴を保護するシールを貼ります。さらにディスプレイの上(インカメラの上)に、細いスピーカー用の隙間がありますので、ここに一番細いシールを貼り付けます。

ガラスフィルムを置いてみると、上記のようにほんの少し上に凹みがある形状になっており、ここが上スピーカー用の間隙になっています。この部分の保護を忘れてしまうと音が出にくくなる可能性があるので気をつけてください。

水平確保・スピーカー保護のシールを貼り付けたら、初期保護フィルムを剥がして液体接着剤を垂らします

液体接着剤は全量をパネルの中央付近に落とします(Galaxy Note20 Ultra用の接着剤は1本全部で丁度良い量です。余らせる/零すと済まで行き渡らなくなる可能性あり)。

液体を垂らしたあと、ガラスフィルムをそっと載せて液体が広がるのを待ちます。液体はゆっくりと広がっていきますので無理に押し広げる必要はありません(大きく気泡などが入った場合は傾けたり・そっと押して均一に広がるよう操作してもOK)。

液体が均一に広がったら、Type-C接続のUVライトを照射します。硬化には5分以上掛かるとされています。固まりにくい縁を重点的に、均一に光を当てます。

なお、UV照射時前に指紋認証センサーのある部分を少し指で抑えておくと、センサー部分の接着剤が薄くなり、認証精度が良くなります

十分に接着剤が固まったら、保護シールを剥がして、ガラスフィルムの縁からはみ出た接着剤を取り除けば完成です。たくさん溢れてしまった場合はベットリと付くかもしれませんが、ウェットティッシュなどで拭き取ればキレイになるはずです(接着剤を残してしまうとホコリやゴミが付きやすくなるので注意)。

貼り付けに成功すると、縁まで完璧に浮き無くカバーが出来ます。インカメラ部分もカバーしてしまいますが、顔認証も出来ています。

指紋認証を使う場合は、ガラスフィルムを装着後に再登録することをオススメします(フィルム無しの状態に比べて感度が落ち、ぐっと指を押し付けるようにしないと解除できない可能性があります)。指紋認証自体は動作しますが、ガラスフィルムの厚みのためか精度が落ちたように感じました(Galaxy Note20 Ultraは顔認証も使えるため、多くの場合指紋ロック解除よりも先に顔でロック解除が完了します)。

このガラスフィルムは縁まで覆うタイプですので、一部の保護ケースなどを干渉する可能性はありますが、Galaxy Note20 Ultraに同梱されている初期TPUケースなら干渉せず使えることを確認しています。ただし、ケースによってはフィルムにかなり近い場所までカバーしているため、ケース脱着時にフィルムに引っ掛けてしまうと接着剤が剥がれる危険があります。一度硬化した接着剤が大きく剥がれると再接着しないため、気泡が出来てしまいます。フィルム貼付け後はなるべくケースの取り外しはしないほうが無難です(管理人も引っ掛けてしまい、接着剤が取れてしまいましたので・・・)。

ガラスフィルムに交換することで滑らかな指すべり・操作感を得られますので、初期保護フィルムが気に入らない・ガラスフィルムが好みの場合はチャレンジしてみる価値があると思います。

☆「アマゾン-Akcoo 【3枚入】Galaxy Note 20 Ultra フィルム UV全面吸着

GalaxyNote20Ultra用ガラスフィルム購入レビュー 浮き無し・縁までカバー出来るUV硬化タイプ