スマートフォンの割引優遇ばかり目立って安くガラケーを使うことが出来ない!と感じている人に朗報です。2017年6月30日より、ソフトバンクは他社ケータイ利用者がMNPにてSBの4Gケータイ・3Gケータイ機種を購入すると、通話定額プラン付きで月額1650円(機種代金込み・代金はパケットプラン・機種により異なる)で利用できるようになる新しい割引、「ガラケー通話し放題割」を開始します。

ガラケー通話し放題割を適用すると、通常のソフトバンクケータイ利用料金から月額1,080円の割引を3年間上乗せして受けることが出来ます。

このプランの魅力はネットを使わなければ通話時間に制限の無い, かけ放題(24時間無料)付き回線が月額1,500円から利用が可能という点にあります。他社では安い料金を選ぶと5分間以上の通話は追加料金が掛かるライトな通話定額プランになりがちですが、携帯電話を通話専用としてたくさん電話をかけまくる人向けと言えるでしょう。

MNP(乗り換え)ではなくドコモのままガラケー機種を安く使い続けたい人はこちら → [初心者向け解説]ドコモガラケーはもう買えなくなるのか?今後もドコモ携帯を使い続けたい人の解決策

スマホではなく従来通りの操作感・ネットを使わず低価格での維持料金を実現したい人は割引の適用条件・対象機種・維持費シミュレートを実施し、ソフトバンクに乗り換えるべきか検討してみましょう。

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ガラケー通話し放題割の適用条件

ソフトバンクのガラケー割引を適用させるための条件を簡単に書くと、主に以下の3点に絞られます。

条件1:ソフトバンク以外の携帯回線で利用中のケータイから乗り換え(MNP)をする
条件2:乗り換え契約時に、スーパーボーナス契約で対象機種(3G/4Gケータイ)を購入する
条件3:24時間かけ放題の「通話定額基本料(ケータイ)」へ加入する

この3つをすべて満たすと割引が自動で適用されます。ただし、過去3ヵ月以内にソフトバンクで解約→再契約の場合は施策適用不可となりますので注意してください。

「ソフトバンク以外の携帯回線」として、ドコモやauのケータイだけでなく、ディズニーモバイル(ソフトバンクの3G回線)・ワイモバイルの携帯機種・PHS、さらにはソフトバンク網を利用したMVNOの携帯でもOKということです。

ドコモが実施中の「シニアはじめてスマホ割」だと、他社からMNPして適用する場合はガラケーを利用中であることを目視・または写真アップロードによりチェックがあるのですが、ソフトバンクのガラケー通話し放題割の提供条件にはチェック方法による記載は無いようです(2017年6月30日時点)。詳しい適用条件はソフトバンクショップにて直接問い合わせてください。

機種変更の場合は「タダで機種変更キャンペーン」が使えます。料金プランの割引はありませんが新型ケータイも実質0円で買えますので、すでにソフトバンクユーザーでスマホデビューをしたくない人はこちらを参照ください → 5年以上同じ携帯を使い続けている人はタダでソフトバンクガラケーが買える!実質0円携帯キャンペーン

割引の対象機種

ガラケー通話し放題割の対象機種は「当社指定機種のご購入」とのみ記載されており、具体的な対象機種は取扱店舗によって異なります。

機種の購入を伴うMNP契約が条件となっていますので、中古携帯(白ロム)の持ち込み契約・USIMカードのみの契約時も適用不可となります。

ソフトバンクの通常定期契約が可能な4Gケータイ・3Gケータイのすべてが対象となりますが、月額料金0円で使えるプリペイド携帯「ソフトバンク シンプルスタイル(プリモバイル)」への適用は不可です。

割引適用時の支払いイメージ

内訳
通話定額基本料(ケータイ)
ガラケー通話し放題割
ウェブ使用料
データ定額S(4Gケータイ)
月額合計*1,650円~

*この他機種代金・機種代金に掛かる割引(月月割)・ユニバーサル料金や、別途オプションに加入した場合は追加料金が発生します。

3Gケータイ機種用のデータプランは「月額372円~4,200円」となります。この他、月間1GBまで使える「データ定額ミニ 」も対象です。機種の代金に関しては、例えばソフトバンクの公式オンラインサイトでは最新のAQUOSケータイ2において、該当の通話定額+データ定額Sに加入すれば本体分割 月額1320円=月月割1320円×36回となり、実質0円になっています。

これにより「通話定額+データ定額S」の組み合わせでMNP契約時の本体価格も込みで月額1650円から維持できるプラン、とされているようです。

内訳
通話定額基本料(ケータイ)
ガラケー通話し放題割
ウェブ使用料
データ定額ミニ(1GB)
月額合計* 4,840円~

携帯でウェブ通信をそれなりにたくさんやりたいという人はデータ定額プランへの加入が良いでしょう。あまり安くはありませんが・・・

なお、他社回線への通話定額が必要ない場合はホワイトプランの方が最安維持料金プランは安くなります(ホワイトプランはガラケー通話し放題割は適用外、月額1,234円~)。

この他、契約するショップによって加入条件・販売条件が設定されるケースもありえますので、選べる料金プランは店頭で個別に確認する必要があります。ソフトバンクではなくワイモバイルでも類似のケータイプランがありますので、通話し放題プランに拘りがないのなら比較検討すべきです。

関連記事:「AQUOSケータイ(504SH) SBとワイモバで契約した場合の維持費とサービスの違いを比較

ガラケー通話し放題割利用の注意点

月額料金1,500円から通話定額プランが使える本割引はガラケーユーザーにとって魅力的に映る部分もありますが、運用上で注意すべき点もありますので、以下の点も見落とさないようにしましょう。

新スーパーボーナスは3年契約であること(月月割が36ヶ月分として適用)
・加入プランによっては端末代金は実質ゼロ円にならないこともあること
・割引終了条件があること(機種変更、回線解約、対象外プランへの変更等)
のりかえ下取りプログラムなど一部施策の併用不可
・ウェブ契約不可

この中で特に残念なのは下取りが使えないことでしょう。SBでは他社から乗り換え時の下取りキャンペーンを比較的優遇しており、4年前のiPhone 5sでも16,800円、それより古いすべてのケータイ・スマホ機種も10,800円の割引(2017年6月時点)として使えました。これが併用できればさらにお得度は高かったですが、そうは問屋が卸さないようです。

*各種割引提供条件・価格情報は2017年6月30日時点の情報に基づき記載しています。各種条件は変更される可能性がありますので、契約前に各自で最新情報を公式サイト・ショップでご確認ください。

以上、ソフトバンクの新割引・ガラケー通話し放題割の概要でした。運用の仕方次第では通話専用ガラケーを格安で利用できますが、MNP転入をするのならスマートフォンでもっと大きな割引を狙う方が割安になるケース(スマホデビュー割で月額2800円~・インターネット回線とのセット割引など)もあるため、ガラケーに拘らない人はスマホデビューをした場合の料金と比べて選んでみましょう。

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