2015年11月17日より日本でも販売が開始されたApple SIMは日本と海外の両方でiPadを使いたいというユーザーには面白そうなアイテムです。どんな使い方ができるのか興味が出てきましたので、管理人が気になった点・運用方法に関する情報をまとめておこうと思います。

現時点ではApple StoreのみでSIMカードは販売されているようです。価格は660円で初期状態ではチャージ金額は入っておらず、利用時に支払い方法(クレジットカードのみ)を登録してチャージ(1650円/1GB)することになります。

「LTEデータプリペイド」をご利用いただくには、クレジットカードが必要です。また、データチャージ(データ容量のご購入)の際には、auかんたん決済 によるクレジットカードでのお支払いのみとなり、VISA、MasterCard、JCBのマークがついているクレジットカードをご利用いただけます。ま た、決済お手続き時に、セキュリティコードの入力が必要となります-au LTEデータプリペイド

クレジットカード以外の支払い方法が無いそうなので、クレカを持っていない方は使えません。「auぷりぺいど」やソフトバンクの「シンプルスタイル」はプリペイドカードをショップやコンビニで買って追加も出来るのですが、ちょっと不便でしょうか。

また、auショップで「LTEデータプリペイド」を新規契約する場合は事務手数料が別途3000円掛かります(これは普通のプリペイドSIMであり、Apple SIMとは別物です)。

auのタブレット用プランであるシングル回線を、そのままプリペイドプランに変更することは不可です。プリペイドプランへ変更する場合は既存回線を解約→プリペイドを新規契約という流れになるため、元の回線で誰でも割などの定期契約をしていると、更新月以外の変更では違約金が発生することになります。

また、逆にプリペイドプランから通常のポストペイド回線に切り替える事もできませんのでご注意を。

購入したプリペイドチャージ(1GB単位)には有効期限があり、購入日を含めて31日間となっています。それを越えてしまうと1GBの残量があっても、ネットワーク通信ができなくなります。ただし、チャージ有効期限が切れてから24時間以内にリチャージを行うと、追加した1GB+前回チャージの残量が復活するという仕組みになっています。

これは公式サイトに記載がありますので、そのままです。

ご契約日、またはデータチャージの有効期限が切れてから365日間、一度もデータチャージを行わなかった場合、366日目で自動解約となります

*この記載は「auのプリペイドプラン」の話なので、Apple SIMの場合はリチャージでいつでも契約出来るようです。

Apple SIMで利用できるのは、現状で「iPadシリーズのみ」だそうです。

対応機種は、iPad Pro Wi-Fi + Cellularモデル、iPad Air 2 Wi-Fi + Cellularモデル、iPad mini 4 Wi-Fi + CellularモデルおよびiPad mini 3 Wi-Fi + Cellularモデル

iPhoneでデータ通信だけでも使えれば便利なのに~と思いましたが、同じnano SIMサイズのiPhoneにApple SIMを挿しても認識しないとのことです。残念。

でも、auの「LTEデータプリペイド」サービス自体は4G LTEタブレットと4G LTE対応PCでも利用が可能となっていますので、iPad以外のセルラー版タブレットでもそのままApple SIMが使えるみたいですね。具体的にはXperia Z4 Tablet SOT31が同じnanoサイズなので使えると思います(公式には未確認なので、各自でメーカーにお問い合わせ下さい)。

これがLTEデータプリペイドプランの面白いところですね!auの既存回線としてデータ定額プランやフラット契約をしてるのなら、LTEデータプリペイドプランとデータシェアをすることで割安にApple SIMを挿したiPad側での通信が可能です。ただし、データシェアが出来るのはプリペイド回線の利用期間中のみなので、継続利用したいなら1年に1回は1650円のチャージをする必要があります。

このように、Apple SIMを使ったLTEデータプリペイドプランは通常回線契約とはいろいろと違うところがあるので、運用する場合は事前に内容をよく確認してみてください。



 

日本向けApple SIM auの「LTEデータプリペイドプラン」運用法まとめ