ASUS Zenfone2 Laserは27800円という格安っぷりだけでなく、ドコモ回線との対応周波数の多さが嬉しいスマホになりましたが、ここで国内で販売されている他の人気SIMフリースマホと軽くスペックの比較と、利用できるバンド比較を行ってみましょう。
いずれの端末もBand1(2.1GHz)は掴むため、ドコモの広いエリアで利用できることは間違いないのですが、より高速で、安定した接続を望むならばバンドの対応が多ければ多いほど、山間部や混雑した環境下でもつながりやすくなります。
スペック比較
細かくなりすぎると表が見づらくなるので、大雑把な比較です。細かい仕様は公式サイトでそれぞれチェックして下さいね。
機種 | ZenFone2 Laser | Ascend Mate7 | honor6 Plus | P8 lite |
メーカー | ASUS | Huawei | ||
価格* | 30,024円 | 52,800円 | 49,464円 | 30,888円 |
OS | Android 5.0.2 | Android4.4 | Android4.4 | Android 5.0 |
CPU | スナドラ410 1.2GHz 4コア |
Hisilicon Kirin 925 1.8+1.3GHz 8コア |
Hisilicon Kirin 925 1.8+1.3GHz 8コア |
Hisilicon Kirin 620 1.2GHz 4コア |
RAM | 2GB | 2GB | 3GB | 2GB |
ROM | 16GB | 16GB | 32GB | 16GB |
画面 | HD 5.0インチ |
Full HD 6.0インチ |
Full HD 5.5インチ |
HD 5.0インチ |
電池 | 2470mAh | 4100mAh | 3600mAh | 2200mAh |
重さ | 145グラム | 185グラム | 150グラム | 131グラム |
縦 | 143.7mm | 157mm | 150mm | 143mm |
横 | 71.5mm | 81mm | 75.7mm | 71mm |
厚さ | 3.5-10.5mm | 7.9mm | 7.5mm | 7.7mm |
*Huaweiの端末は3機種すべてを扱っている「楽天モバイル」より。
Mate7と honor6 PlusはZenfone2 Laser(ZE500KL)よりは、オリジナルの5.5インチ版Zenfone2との比較が妥当ですね。Laserとはサイズも価格帯も異なります。
P8 liteは2015年7月頃から国内投入が始まった新モデルため、この機種がもっともレーザーに近いです。価格もほぼ一緒ですね。CPUのシリーズが違うのが最も大きな違いdです。どちらも1.2GHz クアッドコアなのですが、処理速度や省電力性能、チップの発熱などに差がある可能性があります。このあたりは実機を2台並べて詳しく動作比較デモしない限り差はわからないと思いますが、通常利用(メニュー画面の切り替えや軽量アプリの起動)の範囲では問題なく動作するでしょう。
Band | 1 | 3 | 6 | 8 | 9 | 18 | 19 | 28 |
Zenfone2 Laser | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Ascend Mate 7 | ○ | ○ | ▲ | ○ | ○ | |||
honor6 Plus | ○ | ○ | ||||||
P8 lite | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ドコモのFOMAプラス(Band6および19)に完全に対応しているのはZenfone2 LaserとP8 liteですね。Mate7はBand6を内包するBand19では利用できるのですが、現時点では対応していないそうです。honor6 PlusはLTEの対応数が少ないのですが、UMTSでプラチナバンドには対応していますので通話はつながりやすいのかもしれません(下記参照)。
それぞれの全対応周波数は以下のとおりです(それぞれの日本公式サイトより引用しています)。docomo以外のBandで対応しているかどうかをチェックしたい方は個別に調べてみてください(FOMAプラスエリアのバンドを青に塗ってみました)。
Zenfone2 Laser: LTE:2,100(1), 1,800(3), 850(5), 800(6), 900(8), 1,700(9), 800(18), 800(19), 700(28) MHz , W-CDMA(HSPA+):2,100(1), 1,900(2), 850(5), 800(6), 900(8), 800(19) MHz, GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz
Mate7: FDD-LTE(Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 19, 20) TDD-LTE(Band 40) W-CDMA(850/900/1900/2100/AWS MHz) GSM(850/900/1800/1900MHz)
honor 6 Plus:FDD-LTE: B1/B3/B7, TDD-LTE: B38/B39/B40, UMTS: B1/B6/B8/B19, TD-SCDMA: B34/B39, GSM: 900/1800/1900
P8 lite:FDD-LTE : B1/B3/B5/B7/B8/B19/B28, TDD-LTE : B40, UMTS : B1/B5/B6/B8/B19, GSM : 850/900/1800/1900
こうしてみると、Zenfone2とP8はしっかりと日本のドコモネットワーク網に対応しているのが解ります。Mate7は発売日がちょっと古いため新しいBand28に対応できていないのが惜しいところ。honor 6 Plusは海外で発売されたモデルをそのまま日本に持ってきただけ、という感じで、ちょっと残念。ドコモのネットワークで十分に使えないというわけではないのですが、他のドコモ用モデルは繋がるのに、honor6だけつながりが悪いな~と感じる環境もありえます。
やっぱりLaserの対応バンドは既存のSIMフリースマホの中でも圧倒的ですね。ASUSは台湾の企業ですが、日本にも「ASUS Japan」として現地法人を持っています。なのでちゃんと日本の事情に合わせた端末仕様を用意してきたのはさすがといったところです。
☆「ASUS Zenfone shop Zenfone2 Laser」
Honor6 plus のCPU,Zenfone2 laser の対応バンドなど間違いが多いので修正した方がいいですよ。
勘違いされる人もいると思います
本当ですね、ひどい間違いですΣ(´∀`;) すぐに修正しておきます。ご指摘ありがとうございます!m(_ _)m