管理人もかれこれ1年半以上使い続けている、au/docomoのマルチMVNOとして大手になりつつある「mineo(ケイ・オプティコム社)」のサービスが2017年5月末で3周年を迎え、事業説明会と新しいキャンペーン・今後のサービス提供予定を発表しています。
説明会資料はウェブ上にアップされていますので誰でも読むことが可能ですが、ここではユーザーにとって関係のある3周年キャンペーンを中心に発表内容をピックアップして解説します。
先に公式サイトでサービス全般を見たい人はこちら→「mineo」
長期ユーザー特典「ファン∞とく」2017年6月～
mineoが考える格安スマホサービスの生存戦略の鍵は「顧客満足度」。格安SIMサービス類では契約時にたくさんの特典・割引を受けることが出来るサービスは少なくありませんが、mineoでは新しく「ファンとく」というコンセプトで6月1日より既存ユーザーに特典を付与します。
・エントリーコードプレゼント （契約年数に応じて枚数がアップ）
・端末割引（2017年9月提供予定～：契約年数に応じて電子マネーギフトの金額アップ）
・王国コイン （パケットが貰えるくじ引き・オリジナルグッズ交換・イベント等参加に使える）
1つ目、2つ目はこれまでにもmineoでは期間限定のキャンペーンとして提供してきたものですが、これが利用年数に応じて特典が増量される予定とのことです。エントリーコードは通販や雑誌特典等で安価に入手することは可能ですが、さらに低コストで契約できるようになりそうなグッドニュースです。
2つ目の端末割引では機種に応じてアマゾンギフト券が貰えるキャンペーンだと思われます（2017年9月開始予定）。ハッキリ言ってmineoで販売されるスマホのラインナップ・価格は他社セールに比べて魅力が少なめでしたので、割引幅に期待したいですね。
3つ目の”王国コイン”と呼ばれるものはmineoらしい、他社にはないユニークなものとなりそうです。ファンサイト「マイネ王」に連携させたeoIDでログインすると、以下のようなコインが貰えました。
mineoでは過去にもパケットデータがあたるくじ引き企画が何度か開催されましたが、これを王国コインを使って引けるようになっています。パケットデータが足りなくなったときの一時しのぎにも良さそうです。
パケット容量を余らせているユーザーにはアイテムと交換・イベント参加でもコインを消費出来る予定なので、無駄遣いせず待機しておきましょう。
大容量コース 20GB/30GBを追加
これまでmineoでは最大10GBまでのパケットデータプランがありましたが、6月1日より20GB/30GBプランが追加されました。
料金設定も他社MVNOの既存大容量プランに比べても遜色ない業界トップレベルの安さは魅力です。
auプランで使える大容量プランとしては数少ない選択肢になるのではないでしょうか（UQ mobileでは2倍キャンペーン時で最大14GB, IIJmioでは有料オプション追加で最大60GB（10GBプラン+20GB+30GBオプション追加）にすることなら出来ます）。
関連記事：MVNO最安値比較-1GBあたりの単価編
5GBプラン→6GBプランへ増量
5月31日まで月額1580円で提供されてきた5GBプランが、料金そのままで6GBプランにコース変更されます。既存ユーザのプランも自動で切り替わりますので、今まで以上にたっぷりとデータ通信が出来るようになる改良です（2017年6月分は、契約のタイミングによってパケットギフトでの1GB追加となります）。
ただし料金だけで比べるのであれば、mineoの6GBプラン月額1580円はまだ他社に比べて少し高いです（cf. nuro mobile, イオンモバイル, OCNモバイル ONEなら月額1450円～1500円です）。
音声SIM契約で3ヶ月割引
mineoでは定番となっている、デュアルSIM（音声）で新規契約をすると月額料金から３ヶ月の割引特典が復活します（6月1日～2017年7月18日まで）。本キャンペーンは「mineo紹介キャンペーン（アマゾンギフト券1000円プレゼント）」も併用可能ですので、さらに実質1000円値引きとして活用できます。
その他の変更点
・ドコモプランのMNP切り替え時間を約1時間→数分に短縮化
・回線の名義変更が可能に（3親等の家族間なら事務手数料無料）
取り扱い端末の追加
私も所有しているHuaweiの人気格安スマホ nova liteがmineoでも買えるようになりました。ネットワークはドコモ回線専用ながら、2万円のスマホとしては高いクオリティの仕上がりです。5.2インチのフルHDディスプレイ、高速で精度の高い指紋認証が特に素晴らしいです。
キャンペーンが無い場合は特に安くはありません。goo SimSellerのヤフーショッピングストアではしばしば値引きキャンペーン・Tポイントの還元特典がありお得です。セットになっているOCNモバイルONEの申し込みパッケージは開通しなくてもOKです(現在は契約必須の販売も増えていますのでご注意ください)。
～機種名未公開の予定～
・6万円前後のｄプラン用スマホ
・3万円前後のa/dプラン用スマホ 2機種
機種名が明かされていない端末の投入予定が2機種あるようです。これまでmineoで取り扱われてきた最も高いZenFone3, nova(4万円前後)よりもプレミアムな端末とは・・・いろいろ候補はありますが、定番機種であればHuawei Mate9あたりでしょうか。
3万円前後でau/docomoの両方で使える端末だと、未発表のarrows M03の後継機種、ZenFoneシリーズ（Zenfone4世代の可能性も）などがありえそうです。
mineoでは現在契約回線数が68万件ほどに達しており、最大手のOCN, IIJなど100万回線超えのサービスを追いかけている状況です。3周年の事業説明会でも「100万回線」を目指す野心が感じられ、今後も積極的なキャンペーンや新サービス登場が楽しみなMVNOとなっています。
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