ドコモから2016年6月に発売予定(→6月22日から先行購入手続きがウェブで始まり、24日に一般発売日が確定しました)の新機種 Sony Xperia X Performance(エクスペリア エックス パフォーマンス) SO-04Hの実機を触ってきた感想を簡単に書いてみたいと思います。

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まずは主な仕様を、2年前のXperia Z2 SO-03Fと比べて見ましょう。

Xperia XP SO-04H
xperiaxp-mini
Xperia Z2 SO-03F
xperiaz2-mini
発売日 2016年6月24日 2014年5月21日
画面 5.0インチ フルHD 5.2インチ フルHD
サイズ 144 × 71
× 8.6 mm
147 × 73
× 8.2 mm
重さ 約165グラム 163グラム
OS Android 6.0 Android5.0.2まで
電池 2570 mAh 3200 mAh
実利用時間 約80時間 約79.2時間
カメラ
(メイン/サブ)
2300万/1320万画素 2070万/220万画素
CPU Snapdragon 820
2.2+1.6GHz 4コア
Snapdragon 801
2.3GHz 4コア
RAM/ROM 3GB/32GB 3GB/32GB
最大通信速度 375Mbps 150Mbps

データ数値を見るだけでも各所で大きな進化をしている点もありますが、あまり変わっていないところも見受けられます。CPUはどちらも一見クアッドコアで似たような仕様に見えますが、Snapdragon 820は複数メーカーの2016年ハイエンドスマートフォンに搭載される超高性能チップであり、ひとつ前のXperia Z5 SO-01Hと比べてCPU処理性能が2倍、GPUは1.4倍にアップしているそうです。まぁ、ほんの短時間触ってきただけではその性能を体感するには至りませんでしたが^^;

続いて触った印象・Xperia X Performanceの特徴的なポイントを細かくピックアップしていきます。

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ソニーのスマホブランドとしてすっかり定着したXperia。その人気が爆発的に上昇したのは2013年春から2015年冬まで続いた「Xperia Z」シリーズです。

Xperia Z(ドコモではZ,Z1,Z2,Z3,Z4,Z5まで5機種、さらにコンパクト・プレミアム・タブレットなどバリエーションがあります)はフラット感をコンセプトにした、どちらかと言えば角ばった、直線的デザインが特徴でした。

しかし、今回のXperia X Performance(長いので次からXPと略します)ではエッジからガラスまで、滑らかなカーブを描いた柔らかい印象に変わりました。

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前面のガラスは2.5Dガラスを採用し、淵の部分が滑らかにカーブしていて、昨今では多くの高性能スマホに採用されているツルっとした指すべりになりました。

カラーはホワイト(白)・グラファイトブラック(黒)に加えてライムゴールド・ローズゴールドの新色が追加されました。

ローズゴールドに関してはXperia Z5 SO-01Hで追加されたピンクに続く、女性向けのかわいいカラーです。

ローズの場合はカメラレンズ周りのリングがカッコいい。パネルがマット加工なのに対して、少し色の濃いメタリック仕様なのです。

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ライムゴールドは黄緑色っぽい新色であり、従来のXperia Z5 compactにあったイエローやZ5のゴールドとも、Z4シリーズにあったアクアグリーンなどとも全く違います。写真で見るとかなりゴールド寄りに見えるのですが、実機はもう少し緑掛かっている感じでした。

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背面はガラスではなくアルミ素材のメタリックなデザインに。Xperia Z5 Premiumのようにギラついた鏡面加工ではなく、反射しないマット加工です。ブラックとホワイトでは縦に筋が入ったヘアライン加工によって高級感のあるデザインになっていました。

Z2よりもディスプレイが少し小さくなった割に、質量自体は重くなっています。これは金属素材を採用した影響でしょうか・・・。バッテリーもかなり小さくなってしまっていますが、軽量化には繋がらなかったようです。

Xperia XPのカメラはメイン(背面)は23メガピクセル、前面も13メガピクセルになっています。フロントで非常に広角な画角で写真が撮れるようになっており、同じ距離からの撮影でもiPhone6sシリーズよりも大人数で自撮りが可能になりました。

また、フロントカメラのセンサーもソニーのExmorが使われており、暗い場所でも明るく・ハッキリと撮影が可能になりました。2~3年くらい前のハイスペックスマホ向けのメインカメラが、サブカメラとして採用されているような感覚だと思えばよいでしょう。

本体右側にあるカメラキーを長押しすると、画面が点いていないスリープ状態から約0.6秒で起動・直接撮影が行えます(ディスプレイ点灯時にはすでに撮影が完了している)。

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また、静止画撮影時にも撮影対象を追いかけてフォーカスを合わせ続ける「先読みオートフォーカス」機能を新搭載も目玉機能のひとつで、コンパクトデジカメ並の利便性を追求したとのことです。実際にオートフォーカス機能を試してみましたが、ペットや子供など被写体が自由に動き回ってしまう場合にも正確に追尾していく様子が確認出来ました。

カメラメニューのインターフェイスも少し操作が変わっており、メニュー画面のアイコンをスライドするのではなく、その画面全体をスワイプ・フリックすることでも写真・ムービーなどの切り替えが出来るようになりました。このあたりは慣れると快適かもです。

ただし、Xperia X Performanceでは4Kムービーの撮影ができなくなり、動画の最大画質はフルHDまでに変更されています。やっぱり発熱・大容量サイズを使いすぎる4K動画はまだスマホには早すぎたということでしょうか。。。そもそもフルHDのXXPでは4Kの解像度再生は出来ませんね。4K動画が見られるXperiaは現状Xperia Z5 Premiumのみです。

これはちょっと実際に長い年月を使ってみないことには実感できそうにないのですが、最近は携帯・スマートフォンを2年間使うという習慣が定着した後、さらにその後も使い続けていきたいと思えるような完成度の高い(あるいは新機種に乗り換える魅力が欠ける)時代になってきました。

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そこでXperia XPでは「いわたりながら充電する」ことが出来るようなバッテリー充電の仕組みを取り入れているとこのことです。それにより充電速度が落ちるということはないそうなのです。また、Xperiaシリーズお馴染みのスタミナモードも標準搭載です。

一方、今回のXpeira X Performanceはバッテリー容量が最近の5インチモデルとしてはかなり小さい2570 mAhとなりました。ここまで小さくしても本体重量が軽くなっていないのはちょっと残念な感じもあります。連続使用時間はバッテリー制御の向上によりそれほど落ちることはないのかもしれませんが。

まだ他にもいろいろと特徴的なポイントはあると思いますが、私が触った感じで印象に残ったのはこんなところです。すでに実機の展示が一部のドコモショップ・ラウンジで始まっていますので、興味のある方は見に行ってみましょう。

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ドコモ版 SO-04Hの発売日は2016年6月が予定されていますが、もう予約受付が始まっています。

SO-04Hでは他機種との共通購入特典・キャンペーン・割引以外に、専用のメーカー協賛特典が用意されています。

xperiaso-04h-specialXperia X Performance SO-04Hの発売日前(6月21日予約分まで)に予約してから購入すると、抽選で600名に6000円分のソニーストア商品券が当たります。このプレゼント企画はオンライショップ限定です。

☆「docomo Xperia X Performance SO-04H予約ページはこちら

ソニーストアではXperia X Performance用の専用ケースやフィルムが発売されます(5月11日時点ではまだ販売されていません)。特にXperiaシリーズでは伝統のウィンドウフリップケースも発売されますので、ストア商品券を使って合わせてゲットしたいアイテムです。

☆「ソニーストア Xperia用アクセサリーicon

今回、SO-04H用ウィンドウケースはドコモでは取り扱われませんので、購入したい場合はソニーストアで入手することになります。

さらに新機種を予約すると1万円分のdポイント、200万ポイントの山分けキャンペーン、5万ポイントが当たるキャンペーンなどなど、数多くの施策が適用可能なので、適用できるすべての割引を最大活用してSO-04Hをお得な購入を目指しましょう。

ドコモ2016年夏モデル Xperia X Performance SO-04H実機簡易レビュー

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