すでに同時期に発売されたAQUOSケータイ SH-01Jでは対応済みであった「Wi-Fiテザリング機能」が、パナソニック製のドコモケータイ P-Smart P-01Jでも使えるようになりました。
昨今のガラケーユーザーでは「ネットを使わないからスマホが要らない」のではなく、携帯電話は携帯電話として使い・タブレットやパソコンを併用することでネットを活用する上級者の方も多いのではないでしょうか。スマホはたしかに便利ですがそれはそれ、これはこれ、みたいな。
Wi-Fiテザリングが利用可能なケータイがあれば、モバイルルーターを使わずに回線を一纏めにすることも出来るでしょう。利用するタブレット・パソコンもLTE回線接続に対応したものはWi-Fi接続専用モデルに比べて高額ですし、使用頻度がそこまで高くないのならデータ回線を維持するのも勿体無い場合もあるはずです。でもスマホは要らないし、しかしながらデータ回線を解約するわけにも・・・という微妙な運用状況にあった人には持って来いです。
Wi-Fiテザリングの利用には、2017年5月9日より配信されているソフトウェアアップデートが必要です。詳しいやり方はドコモの公式サイトに案内が出ていますが、
・「メニューボタン」を押す→「設定」→「その他設定」へ進む
・項目の中から「ソフトウェア更新」→「自動更新設定の変更」をチェック
・更新情報が届いていれば、「ソフトウェア更新の開始」という項目が表示される
・「はい」を選ぶと、ソフトウェアの更新が始まります
以上のような手順で、自動で本体が再起動され約6分ほどで設定が完了します。更新後のビルド番号は「12.0376」です。なお、テザリングへの対応以外にも不具合の修正が含まれていますので、テザリング機能を使う予定が無い人も更新はしておきましょう。
ケータイ機種だけを使う場合にはテザリング機能はあってもなくても関係ないかもしれませんが、普段ドコモ回線を使って「ガラケー+モバイルルーター+パソコン（Wi-Fi接続専用機器各種）」という3台持ちスタイルでインターネット接続を使っているのなら、P-01J, SH-01Jを経由したテザリングにより、「ケータイ+パソコン・タブレット」2台持ちのスリム化が出来るでしょう。
P-01Jでは最大10台の機器を同時に接続させることが可能です。下り速度のベストエフォートは112.5Mbpsまでとなっています。
テザリングの設定方法：[メニューボタン]→設定→外部接続→テザリング機能をON
＊詳しい使い方は取扱説明書の105ページ（2017年5月時点のバージョン）に掲載されています。
SH-01J, P-01Jではスマートフォンと同じようにXiによるLTE通信が可能です。ハイエンドスマホのようにCA(キャリアアグリゲーション)による高速化通信は出来ないものの、ビジネス用途でパソコンを使いウェブ閲覧やメールやファイルの送受信をするくらいなら余裕です。
*テザリングによってたくさんのデータ通信を行う場合はドコモ新型ケータイ向けの専用パケットプラン「ケータイパック（月額300円～4200円）」よりも、通常の定額パケットプラン（2GBや5GBなど）の加入を検討すべきでしょう。複数回線運用するうちの一台・家族のスマホと一緒に使うのなら、データシェアオプションでの利用がベスト(関連記事：ドコモ新ガラケー AQUOSケータイSH-01J 機種変更時の維持費シミュレーション)
P-01Jはワンセグ・おサイフケータイ防水防塵対応の従来通りのガラケー機能を持ち、且つ今回のアップデートによってモバイルルーター代わりにも使えるようになりました。モバイルルーター機能の使用頻度が高い人であればやはり専用に端末を使うのも良いですが、出張時や旅行時などのみちょっとだけ使いたいという人にとっては便利な一台になるはずです。
P-01Jは2016年冬モデルとして発売されたドコモの最新折りたたみケータイ機種です。現在ドコモの公式ウェブショップで買えるガラケーはこのP-01Jの他は、SH-01Jのみとなります。機種代金はどちらも同額・両機種ともにWi-Fiテザリング機能が利用可能となっていますので、好みに合わせて選びましょう。
☆「ドコモアクオスケータイ SH-01Jをみる」/機種変更価格 実質10,368円
☆「ドコモケータイ P-01Jを見る」/機種変更価格 実質10,368円
ドコモのケータイはウェブサイトから注文可能です。頭金0円・契約の待ち時間もゼロで機種変更が出来ますので店頭で長い説明を聴くのが面倒だという人にも節約目的の人にもオススメです。
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