docomoから2017年6月上旬発売予定(→発売日は6月8日で確定しました。事前購入手続きは6月6日10時開始)として発表されたGalaxy S8+(SC-03J)は、ドコモ史上最大のディスプレイを持つスマートフォンであり、小さな画面では文字が見づらい・1画面でなるべくたくさんの情報を表示させ仕事効率をアップさせたい・大画面スマホが好みの方に最適&最強の端末となります。
auからもGalaxy S8+ SCV35として6月8日に発売され、au的には2014年モデル Xperia Z Ultra SOL24(6.4インチ)より僅かに小さいものの、6インチを超えるスマートフォンは久しぶり。
管理人も大画面スマホは好きで、5.96インチのNexus6, 6.8インチのZenFone3 Ultra(ZU680KL)も持っていたりします。しかし、今回発売されるGalaxy S8/S8+はただ画面が大きいだけではなく、「スマホの新しい形」を提唱する超ハイスペックモデルとなりました。
過去には日本で発売された6インチオーバーなスマホも少なからずあるのですが、Galaxy S8/S8+と比較してみればその差は歴然です。
☆「5インチじゃ満足出来ない人向け 6インチ超の大画面スマホ(ファブレット)比較」
フレームを削ぎ落とした Infinity Display
Galaxy S8シリーズのディスプレイは、従来のスマートフォンで存在した本体の額(ベゼル)を極限まで削ぎ落とした「Infinity Display」と呼ばれるデザインになっています。画面サイズはGalaxy S8(SC-02J, SCV36)は5.8インチ・Galaxy S8+(SC-03J,SCV35)は6.2インチとなります。
上記の写真はGalaxy S8(SC-02J)の実物です。普通のスマートフォンなら親指で支えている部分はディスプレイではなく本体の枠がある位置ですが、新型Galaxyの場合はタッチディスプレイになっている様子が分かると思います。
ここで2016年夏モデル Galaxy S7 edge (SC-02H)も見てみましょう。
本体がブラックで画面も黒いためちょっと見づらい写真ですが、「edge」の名の通り両サイドについてはGalaxy S8シリーズと同じく隅までタッチパネルの稼働エリアがありますが、上下部分にはスピーカー・カメラ・ホームボタンを配置する関係で広い枠がありました。
S7 edgeに比べて S8のほうが約9%、S8+になると約18%も画面領域が広くなっています。
歴代Galaxyシリーズとスペック・サイズを数値で比べると、以下のようになっています。
項目 | Galaxy S8 SC-02J | Galaxy S8+ SC-03J | Galaxy Note8 SC-01K | Galaxy S7 edge SC-02H | Galaxy S6 SC-05G | Galaxy S6 edge SC-04G | Galaxy S5 SC-04F | Galaxy Note edge SC-01G |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
画面サイズ | 5.8インチ | 6.2インチ | 6.3インチ | 5.5インチ | 5.1インチ | 5.1インチ | 5.1インチ | 5.6インチ |
解像度 | 2960×1440 | 2960×1440 | 2960×1440 | 2560×1440 | 2560×1440 | 2560×1440 | 1920×1080 | 2560× (1440+140) |
CPU | スナドラ835 | スナドラ835 | スナドラ835 | スナドラ820 4コア | Exynos 7420 8コア | Exynos 7420 8コア | スナドラ801 2.5GHz 4コア | スナドラ805 2.7GHz 4コア |
RAM | 4GB | 4GB | 6GB | 4GB | 3GB | 3GB | 2GB | 3GB |
電池容量 | 3000mAh | 3500mAh | 3300mAh | 3600mAh | 2550mAh | 2600mAh | 2800mAh | 3000mAh |
実利用可能時間 | 115時間 | 135時間 | 115時間 | 100時間 | 70.7時間 | 72.1時間 | 65時間 | 68.6時間 |
重さ | 150g | 173g | 190g | 158g | 138g | 132g | 147g | 177g |
縦 | 148.9mm | 159.5mm | 163mm | 151mm | 143mm | 142mm | 142mm | 151mm |
横 | 68.1mm | 73.4mm | 75mm | 73mm | 71mm | 70mm | 73mm | 82mm |
厚さ | 8.0mm | 8.1mm | 8.7mm | 7.7mm | 8.6mm | 8.4mm | 12.9mm | 10.1mm |
防水 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | ○ | × |
5.5インチサイズのGalaxy S7 edgeと比べてS8+のほうが縦長にはなっていますが、ほとんど横幅は増えていないことがわかるはずです。
ディスプレイの解像度も1,440 × 2,960ピクセルという、いわゆる「WQHD(1,440×2,560)」の高精細な密度から縦に400ピクセル分延長させたような仕様になっています。
iPhone7 Plusよりも大画面
ここでApple社のiPhoneともサイズ比較をしてみましょう。
項目 | Galaxy S8 | Galaxy S8+ | iPhone7 | iPhone7 Plus |
---|---|---|---|---|
画面サイズ | 5.8インチ | 6.2インチ | 4.7インチ | 5.5インチ |
解像度 | 2960×1440 | 2960×1440 | 1334×750 | 1920×1080 |
重さ | 155g | 173g | 138g | 188g |
縦 | 148.9mm | 159.5mm | 138.3mm | 158.2mm |
横 | 68.1mm | 73.4mm | 67.1mm | 77.9mm |
厚さ | 8.0mm | 8.1mm | 7.1mm | 7.3mm |
さすがに4.7インチモデルのiPhone7と比べると、Galaxy S8のほうが一回り大きいサイズであり、S8+とiPhone7を並べると「Galaxy S8+の画面領域にiPhone7の本体が丸々収まる」くらいの違いがあります。
しかし、大画面モデルのiPhone7 PlusとGalaxy S8を比べると、本体の厚み以外の項目においてボディ全体が小さく、片手で操作がしやすいサイズ感になっています。
サイズ感を従来のスマホで表現するのなら、5.8インチのGalaxy S8が5.0~5.2インチくらいのスマホ級、6.2インチのGalaxy S8+が5.5インチクラスのスマホ級だと考えて下さい。
ドコモ史上最大という6.2インチなんて大きすぎて使いづらいのでは?と数字を見ただけでは感じるかもしれませんが、従来の5.2~5.5インチサイズのスマホを普通に使える人なら、特に違和感なく持てると思います。
私が昨年購入した6.8インチのZenFone3 Ultraは完全に「タブレット」のサイズですが、Galaxy S8+は今や普通に「スマートフォン」と呼べるサイズであり、丸みのあるデザイン「デュアルエッジスクリーン」のお陰でスリム化されていることもポイントです。
(この写真もS8+ではなく、Galaxy S8 SC-02Jです。どちらも同じデザインコンセプトなので、サイズ倍率が違うだけだと思って構わないでしょう)
Galaxy S8/S8+はこのように画面を大きくしつつも携帯電話としての持ち運び性・握りやすさを失わせない新しいコンセプトのスマートフォンを実現していると言っていいでしょう。
もちろん画面のサイズ・本体のサイズが良いだけではなく、Super AMOLED(有機EL)ディスプレイによるパネルは高コントラストで色鮮やかな画像・映像が楽しめます。モバイルHDR(High Dynamic Range)に対応したコンテンツを再生可能で、大画面であること・有機ELパネルを採用していることの両方が美しい画像表現に寄与しています。
Galaxyシリーズの大画面スマホと言えばこれまでに「Galaxy Note」が存在していましたが、2016年モデルではトラブルもあり、国内投入直前で発売中止となった経緯もあります。ドコモからの待望の大画面スマホということで、ただ画面が大きくなっただけではない、新時代のスマートフォンをGalaxy S8, S8+で体験することが出来るはずです。
Galaxy S8/S8の販売価格
2017年6月5日時点の新規・機種変更・MNP時の価格・月々サポートは以下のようになっています。
S8 SC-02J | 新規/機種変更 | MNP(乗り換え) |
本体価格 | 93,960円 | |
月々サポート | -1,620円/月 | -3,267円/月 |
実質負担 | 55,080円 | 15,552円 |
S8+ SC-03J | 新規/機種変更 | MNP(乗り換え) |
本体価格 | 118,584円 | |
月々サポート | -2,241円/月 | -4,293円/月 |
実質負担 | 64,800円 | 15,552円 |
*実質負担とは、本体価格から月々サポートを最大(24回)適用した場合の割引差額(税込み)を表記しています。この他に各種割引を使うことで実際の購入負担額はもっと安くなり得ます。
Galaxy S8/S8+の事前予約キャンペーン実施中
2017年夏モデルの発売に合わせ、国内ではドコモ・auそれぞれからGalaxy S8シリーズを事前予約(発売日前日まで)してから購入すると、新型の仮想現実ウェアラブルデバイス「Gear VR with Controller」がもれなく貰えます(要応募)。
この商品は一般発売されるものでは1.5万円ほどの高価なVRメガネであり、Galaxy S8/S8+を接続できるType-C USB端子に対応する新バージョンとなります。立体映像を楽しめるVRコンテンツも続々と増え、今後のエンターテイメントコンテンツのトレンドになってくるVRアクセサリーを画面の綺麗なGalaxy S8シリーズと共に楽しめるよう、必ず発売日前に予約しておきましょう。
☆「ドコモ Galaxy S8 SC-02J(5.8インチ)の価格情報・予約/購入はこちら」
☆「ドコモ Galaxy S8+ SC-03J(6.2インチ)の価格情報・予約/購入はこちら」
☆「au Online shopで予約する」/SCV35,SCV36 2017年6月8日発売