docomoの公式通販サイトでは大幅な値下げ後に人気が集まり、ずっと売り切れ状態が続いているタブレット端末「dtab d-01G」の新型モデルとなる「dtab compact d-02H」がいよいよ明日2016年1月18日10時より、購入開始手続きが始まります(一般発売・商品到着は1日20日)。
☆「docomo dtab compact d-02Hの事前予約・購入、価格ページ」
すでに新機種は予約が始まっていますが、新規購入での在庫は予約分だけで完売しているらしく、発売日の到着が間に合わない可能性があるとのアナウンスが出るほどです(参照:ドコモのコンパクトタブレット dtab compact d-02H発売前から大人気 新規一括0円で注文殺到)。
新規なら一括0円、機種変更でも実質0円以下も可能という低価格帯のタブレットですがd-02Hは旧モデルから大きく機能が向上しており、使いごたえのある機種に仕上がっているようです。
現在ドコモの通販サイトで購入できるタブレットは9機種ありますが、前述のとおりdtab d-01Gは完売しています。また、GALAXY Tab S 8.4も販売が終了しています。現在ドコモで買える7~8インチサイズはAQUOS PAD SH-05GとSH-08Eのみ。
旧dtabとこのアクオスパッド2台の、合計4台の性能比較をしてみましょう。詳細な性能は公式サイト「ドコモ タブレット機種の一覧」で調べて下さい。
項目 | dtab d-02H | dtab d-01G | SH-05G | SH-08E |
発売日 | 16.01.20 | 15.02.26 | 15.07.17 | 13.08.02 |
定価 | 49,896円 | 32,400円 | 93,312円 | 84,672円 |
機種変* 実質価格 |
-10,368円 | -41,472円 | 4,536円 | 0円 |
OS | Android 5.1 | Android4.4 | Android5.0 | Android4.2 |
解像度 | 1200×1920 | 800×1280 | 1200×1920 | 1200×1920 |
重さ | 345 g | 340 g | 216 g | 288 g |
バッテリー | 4650 mAh | 4650 mAh | 3900 mAh | 4200 mAh |
CPU | Kirin 930 2.0+1.5GHz 8コア |
Kirin 910 1.6GHz 4コア |
MSM8994 2.0+1.5GHz 8コア |
APQ8064T 1.7GHz 4コア |
RAM | 2GB | 1GB | 2GB | 2GB |
ROM | 16GB | 16GB | 32GB | 32GB |
テレビ | 無し | 無し | フルセグ | フルセグ |
防水 | 無し | 無し | あり | あり |
カメラ | 800万 | 500万 | 800万 | 810万 |
*定価価格-月サポ-おとりかえ割(-dtab特別割)を考慮した負担額
AQUOS PADは7.0インチ、dtabは8.0インチなのでサイズが違いますが、全体的にスペックが高いのはAQUOS PADです。そのかわり、値段もAQUOSの方が高いのが判ります。
d-01Gの実質価格がマイナス4万円という常軌を逸した安さなので比較してしまうと新型モデルが高く感じますが、機種変更でおとりかえタブレット割を適用(契約中の回線を6ヶ月以上利用中であることが適用条件)すれば、いきなり機種変更でもマイナス1万円です。
旧モデルに比べて画面の解像度・CPUの処理能力が大きくアップしています。搭載されているKirin930というチップは、Huaweiのスマートフォン「Huawei P8」に搭載されているものと同じです(動作周波数は2.0GHzの8コア)。フラッグシップ機種用というわけではないはず(上位のチップはKirin935というのがあります)ですが、動画を見たりゲームアプリを動作させる程度の一般用途には十分な処理能力を持っているはずです。
また、RAM(メモリー)が1GBから2GBにアップしたことも動作に大きな影響があるでしょう。d-01Gでは価格が安いので妥協できるレベルだったもたつきも解消されそうです。
d-02Hではスピーカー周りも強化されているそうです。これは実際に自分で聞いてみないことには判らないのでノーコメント(管理人はモバイル端末の音質をまったく気にしない人間なので)。
dtabよりも一回り小さいAQUOS PADシリーズはシャープ製なので、dtabとは違いワンセグ・フルセグ・防水機能などの利便性は上です。また、SH-05Gではデータプランだけでなく、オンラインショップでMNP転入が出来るようになっています(関連記事:docomoのVoLTE通話対応タブレットへMNPが直接可能に)。タブレットではありますが、そのままスマホのように通話もしたいならSH-05Gが候補になります。
d-02HとSH-05GのCPUを見比べると、どちらも「2.0GHz+1.5GHz オクタコアプロセッサ」なのですが、チップメーカーが違うので動作は同じではありません。単純な「最高処理能力」で言えばSH-05Gの方が上・・・と言いたいところですが、このMSM8994はスペックデータの割にもたつきが出たり、発熱・バッテリー消費が大きめになることも多いSoCなので比較は難しいです。ライトユーザーならどちらでも大きな違いは感じないでしょう。
比較一覧には購入可能だったのでSH-08Eも入れましたが、2年以上前の旧機種なので現時点でこの機種を買うメリットはあまりありません。よほど安く安売りしているショップでもあれば別ですが、現状ではSH-05Gとの性能差が大きいので、新型の購入をオススメします。
2018年モデル dtab Compact d-02K
2018年8月10日、dtabのコンパクトシリーズに新機種 dtab Compact d-02Kが追加されました。本機種は機種変更価格でも実質0円以下の格安タブレットです。
旧モデルのd-02Hと新型 d-02Kのスペックは以下のように大きく進化しています。
項目 | dtab d-02K |
dtab d-02H |
発売日 | 18.08.10 | 16.01.20 |
定価 | 45,360円 | 49,896円 |
機種変* 実質価格 |
-14,256円 | -10,368円 |
OS | Android 8.0 | Android 5.1 |
解像度 | 1200×1920 | 1200×1920 |
重さ | 309 g | 345 g |
バッテリー | 4980 mAh | 4650 mAh |
CPU | Kirin 659 | Kirin 930 2.0+1.5GHz 8コア |
RAM | 3GB | 2GB |
ROM | 32GB | 16GB |
テレビ | 無し | 無し |
防水 | 対応 | 無し |
カメラ | 1300万+200万 デュアルカメラ |
800万 |
d-02Hに比べて2年以上新しいd-02Kは、あらゆる面でスペックアップをしています。特に防水・防塵に対応したためキッチンやお風呂、アウトドアなどのシーンでも安心して使える性能です。
実質価格が0円を大きく下回っていますので、タブレット回線の月々サポート補充にオススメです。
他社・Wi-Fiモデルの8インチタブレット
詳しく比較し始めるとキリがないのでさらっと比較候補を挙げておくだけにとどめておきますが、8インチサイズのタブレットは近年増えており、Wi-Fiモデルを含めると10機種以上のモデルが浮かびます。
主要なところでは、auのQua Tab 01(KYT31)があります。
SIMフリーモデルならばdtabと同じHuawei製のMediaPad M2 8.0、LENOVO YOGA Tablet 8、ASUS ZenPad 8.0(Z380KL)あたりは日本国内で利用できるモデルが発売されています。海外モデルならばXperia Z3 Tablet compactのSIMフリー版(SGP621)もあります。
iPad, Windowsタブレット
ここまではAndroid OSのタブレットを出してきましたが、他にもiOSを搭載したiPadシリーズ、ドコモからは発売はありませんがWindowsタブレットも増えています(SIMフリーモデルは極めて少ないと思いますけど)。
ドコモのiPad mini 4 16GBモデルならば実質価格は0円なので、値段だけならiPadも高くありません。iPhoneとセットでiTunesで管理するならiPadの方が何かと便利でしょうから、よく考えてどのタブレットを手に入れるか考えてみてください。