auへ他社から乗り換え契約を行う場合、2015年モデルの型落ちiPhone6s 16GBへ番号をそのままに契約すると購入時の支払いが大きく下がる「MNPau購入サポート」が9月21日より適用されることになりました。
通常の契約ではauでiPhoneを購入・契約すると、購入から2年間は「毎月割」という月額料金値引きが行われ、「実質価格=本体価格-毎月割」という計算によってiPhoneの値引き表現が行われます。
一方の「MNPau購入サポート」では購入時に一括で本体価格が値引かれるため、本体価格を分割払いにしなくても初期費用を安く済ませる事が出来ます。
2016年9月21日時点のiPhone6シリーズの価格は以下の通りです。
モデル | 定価 | 毎月割 (月額) |
MNP 実質価格 |
iPhone6s 16GB | 56,160円 | 0円 | 10,800円 |
iPhone6s 64GB | 69,000円 | 2,425円 | 10,800円 |
iPhone6s 128GB | 81,840円 | 2,425円 | 23,640円 |
iPhone6s Plus 16GB | 69,000円 | 1,890円 | 23,640円 |
iPhone6s Plus 64GB | 81,840円 | 2,425円 | 23,640円 |
iPhone6s Plus128GB | 94,680円 | 2,425円 | 36,480円 |
iPhone6s 16GBのみ購入時に割引があり、他モデルは「24ヶ月の合計」での値引きとなります。本体代金を分割払いにしても良いなら、16GBモデルより64GBの方が絶対にお得です。
MNP購入サポートの解除料
MNPau購入サポート適用時には、一定の条件を満たしたまま回線を維持しないと「割引解除料」という名の違約金が発生します。
iPhone6sの場合は上記の経過月に応じて、解除料が減額されていきます。月数のカウントは「契約月を含み」、13ヶ月めで0円になります。従って、通常の「毎月割を適用した契約」に比べて1年早く分割代金の支払いが終わる、と考える事もできます(その代わり毎月割の値引きも1年で終わることに等しい)。また、定期契約を継続している場合は2年縛りは別途存在しますので、2年以内に解約すると違約金9500円が掛かります(1年以内の解除なら、上記MNP購入サポート解除料に加算されます)。
MNPau購入サポートの解除料発生条件
これはauの公式に記載があるとおりです。
「MNPau購入サポート」の適用を受けて携帯電話をご購入いただいた月を初月として、12ヶ月以内にそのau回線について解約・一時休止または端末購入を伴う機種変更を行った場合、「MNPau購入サポート」に係る経過月数、機種に応じて以下の「au購入サポート解除料」がかかります
また、契約プランに関しては以下条件を満たしている必要があります(2016年9月21日改訂時点)。
①「誰でも割 」、「誰でも割ライト 」または「スマイルハート割引」 (いゆわる定期契約の部分)
②「スーパーカケホ ( 電話カケ放題プラン S) 」、「カケホ ( 電話カケ放題プラン ) 」または「 LTE プラン」2 年単位で自動更新となります。途中解約などの場合、契約解除料( 9,500 円)が かかります(更新 期間 を除く)。 ※ 2:お申し込み月と翌月を 1 ヶ月目とし、 2 年以内に解約などの場合、 契約解除料( 9,500 円)がかかります。 ※ 3: 4G LTE ( au VoLTE )対応、LTEフラットcp(1GB)のプランも対象
従って、auの新料金体系であるカケホ&デジラプラン、旧料金体系のLTEプランの対象となるもの以外への持ち込み機種変更が塞がれています(解除料を払えば変えられますけど)。3Gケータイ・スマホ用のシンプルコースも対象外となります。
関連記事:au 持ち込み機種変更では「シンプルプラン」は選べないのか?
*au公式ショップでの条件は以上の通りですが、店舗独自の指定条件がある場合はこの限りではありません。条件は変更されることもありますので詳しくは公式ショップ・サポートに最新情報を問い合わせてください)
なお、持ち込み機種変更後のSIMはiPhoneでは使えないはず(3Gのガラホ時代はVoLTE非対応スマホとの入換えが出来たようですが、ガラホ用VoLTE SIMはSIMロック解除をした端末に挿しても利用不可とサポートには聞いています。噂ではIMEIで制限している)なので、機変後に通話用に使いたい場合は利用可能な端末を保持することをオススメします。
auでは他社から転入してきた場合、これまで使っていた中古の携帯・スマホを料金値引きとして下取りしてくれます。特にiPhone5sの下取り額が比較的高いので、今5sを使っている方がMNPする際には下取りを使わない手はありません。中古店に買取してもらっても2万円にはまず届きません(新品未使用でもない限り)。
下取りサービスはどこの電話会社でもやっていますが、auの場合は「画面が割れていてもOK」なので、これまで長く使ってボロボロになってしまった端末はauへのMNP時に活用しましょう。
関連記事:auの下取りプログラム適用条件が緩和!画面が割れていても動けば割引OK
*ただし、パネルが剥がれ落ちるほどに壊れているとNGになるので故障の程度の判断は公式の表記をよく見て確認してから出して下さい。auのオンラインショップでも下取り、そしてiPhoneのMNP購入サポート付きの契約が可能です。