ドコモ・au・ソフトバンク各社では新しいiPhone・スマホ契約時に現在使っている古い端末を引き取る(買い取る)ことで割引/ポイント付与による還元を行う下取りサービスがあります。

3社ともに同じような下取りサービスを提供しているものの、下取りによる還元の大きさ・下取り査定時の判定には違いがあり、下取りを使うことが有利になるかどうかは個別の端末の状態によっても異なります。

各社の下取りプログラムについて知っておくべき注意点と、2017年10月時点におけるiPhoneの割引額を比較してみたいと思います。

☆「ドコモの下取りプログラム
☆「ソフトバンク のりかえ下取りキャンペーン
☆「au Online Shopで下取りを申し込む

2017年10月のiPhone下取り査定額

キャリア/
契約種別
docomo au ソフトバンク
全種別 機種変 MNP 機種変 MNP
iPhone 7 Plus 46,000円 40,500円 24,840円 40,800円 29,040円
iPhone 7 41,000円 35,640円 20,520円 35,640円 29,040円
iPhone SE 17,000円 15,120円 11,880円 14,400円 10,800円
iPhone 6s Plus 31,500円 23,760円 23,760円 29,040円 29,040円
iPhone 6s 26,568円 17,280円 17,280円 17,080円 17,280円
iPhone 6 Plus 22,000円 19,440円 16,200円 17,080円 17,280円
iPhone 6 22,000円 17,280円 16,200円 17,080円 17,280円
iPhone 5s 11,000円 8,640円 8,640円 12,000円 7,200円
iPhone 5c 6,000円 7,020円 6,480円 7,200円 4,800円
iPhone 5 1,000円 7,020円 4,320円 7,200円 2,400円

*すべてのiPhoneで容量(ストレージ)による査定額は同じとなっています。ソフトバンクの場合は特典A(割引)とB(バリューチャージ)の合計。還元はポイント・分割での割引として適用されることがあります。詳しくは各社の下取り提供条件を参照ください。

ドコモの下取り利用時の注意点

ドコモでは2017年9月より郵送下取りの下取りサービスの一部が変更され、以前は一律で窓口下取りより1,200円相当引きの還元となっていましたが、現在は同額(後日ポイント付与)となっています。

ドコモの下取りは他社とは違い、iPhoneの割引に対して機種変でもMNP(純新規含む)でも同じ割引となります。割引額も他社より高めになっており、おトク度が高い下取りプログラムを提供しています。

ただし、ドコモの下取りプログラムはiPhoneの画面割れがあると大幅に減額されます。

キャリア/
契約種別
docomo
通常品 画面割れ
iPhone 7 Plus 46,000円 13,800円
iPhone 7 41,000円 12,300円
iPhone SE 17,000円 5,100円
iPhone 6s Plus 31,500円 9,500円
iPhone 6s 26,568円 8,000円
iPhone 6 Plus 22,000円 6,600円
iPhone 6 22,000円 6,600円
iPhone 5s 11,000円 3,300円
iPhone 5c 6,000円 1,800円
iPhone 5 1,000円 300円

このようになっており、画面割れと判定されると通常査定の3割まで減額されてしまいます。iPhoneでApple Care+に加入しているのなら画面割れのまま放置せず、修理してから下取りに出したほうが有利になる可能性があります(メーカー保証対象外の修理と見なされると買い取り自体が出来なくなる可能性もあります)。

関連記事:iPhone7値下げに伴い修理代金も値下り 街のiPhone修理店で画面割れ修理も9800円~

ドコモのオンライン注文時の下取りプログラムを選択すると、以下のような下取りキットが自宅に届き、書類に記入してポストに入れるだけで簡単に還元されます。

詳しい下取りプログラムの使い方は「来店不要 ドコモオンラインショップ 郵送下取りの流れ・申し込み手順を解説」を参照ください。

auの下取りプログラム利用時の注意

auの下取りプログラムでは画面割れによる減額が無いことが大きなポイントです。

auの下取りもかつては画面割れはNGとされていたのですが、2016年4月から条件が緩和されています。

しかし、そのかわりauの下取りプログラムではドコモに比べてiPhoneの査定額自体が全体に低めに設定されています。特にiPhone 7/7 Plusの価値が非常に安くされてしまっているため、auの下取りプログラムをMNP転入時に使うのは勿体無いかもしれません。

なお、auのiPhone 8/8 Plus購入時などにアップグレードプログラム(EX/(a))に加入した場合は将来下取りとの併用は不可となりますので注意してください。

☆「au新プランの罠 アップグレードプログラムEXは加入するべきか?機種別の「本当の割引額」を知ろう

ソフトバンクの下取りプログラムの注意点

ソフトバンクの場合は2017年8月まで機種変更向けには「タダで機種変更キャンペーン」という名称でしたが、現在は「下取りプログラム(機種変更/MNP)」に改称されました。

ソフトバンクの場合は「特典A(月額料金からの割引×24ヶ月)」と「特典B(ソフトバンクカードへのプリペイドチャージ)」という2つの特典がそれぞれ付与されるという特殊な形式になっています(特典A/Bのどちらも貰える)。

ソフトバンクの場合も故障端末という区分があり、水没・大きな破損時は下取りプログラムではなく「故障端末買取キャンペーン」という施策になり、最大iPhone 7 Plusで9000円相当(Tポイント)の還元を受けることは出来ます。


以上、2017年10月時点の各社の下取りプログラムによるiPhone買い取りによる割引比較と注意点でした。これからiPhone8, iPhone 8 PlusやiPhone X(テン)への買い替え時にiPhoneを下取りに出そうと考えているのなら、各社の下取りプログラムを使うかその他買取店に売った方がオトクかよく考えてみましょう。

下取りプログラムの査定額・査定の条件は時期によって変更されることがあるため、利用前には必ず最新の情報を公式サイトで確認してから利用するようにしてください。

☆ドコモオンラインショップで注文する

☆au Online shopで注文する

☆ソフトバンクオンラインショップを見る

2017年10月 3キャリアのiPhone下取りプログラム比較 画面割れ・故障時の査定の違い

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