2-3年前なら5.0インチクラスになると「大画面スマートフォン」と呼ばれていたと思いますが、2015年の今となっては5インチは標準です。4.5~4.7インチなら「コンパクト」と表現されるレベルですね。
近年の技術進歩によって大きな画面サイズでも、旧モデルより本体の縦横厚さ・重さは比較的小さくなりつつあります。しかし、そのなかでも5.5インチクラスというのは今でもやっぱり「大画面」という扱いでしょう。5.5インチを越えて6インチやら6.8インチやらというサイズのスマホもあるにはありますが、メーカーは「5.5インチ」というサイズに商機を見出しているようです。
もっとも有名な5.5インチスマートフォンはAppleのiPhone6 Plus, iPhone 6s Plusですね。2014年9月にiPhone6 Plusが登場した時には「こんな大きなiPhoneだれが使うのか?」と思った人もいるかもしれませんが(笑)、今となっては大画面好きなユーザーには当たり前のように受け入れられるサイズになりました。
最近ではソニーがドコモから発売したXperia Z5 Premium SO-03Hが人気を集めています。他にもシャープや格安スマホとして販売されるSIMフリースマートフォンにも5.5インチモデルがたくさんあります。
ということで、5.5インチモデルのスマホを集めてみました。
機種名 | ディスプレイ (解像度) | 価格(税別) | バッテリー (mAh) | 重さ (g) | 縦 (mm) | 横幅 (mm) | 厚さ (mm) |
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iPhone 6s Plus (16GB,SIM FREE) | 5.5インチ 1920×1080 | 98,800円 | 2750 | 192 | 158.2 | 77.9 | 7.3 |
Xperia Z5 Premium (SO-03H) | 5.5インチ 3840×2160 | 86,400円 | 3430 | 181 | 154 | 76 | 7.8 |
AQUOS ZETA SH-03G | 5.5インチ 1920×1080 | 86,400円 | 3000 | 150 | 141 | 76 | 8.3 (9.0) |
Huawei honor6 Plus | 5.5インチ 1920×1080 | 45,800円 | 3600 | 165 | 150 | 75.7 | 7.5 |
Huawei Mate S | 5.5インチ 1920×1080 | 79,800円 | 2700 | 156 | 150 | 75 | 7.2 |
ヤマダ電機 Every Phone | 5.5インチ 1280×720 | 39,800円 | 2600 | 138.6 | 154.8 | 78.6 | 6.9 |
ZenFone 2 (32GB) | 5.5インチ 1920×1080 | 32,800円 | 3000 | 170 | 152.5 | 77.2 | 3.9 (10.9) |
ZenFone Selfie ZD551KL | 5.5インチ 1920×1080 | 37,800円 | 3000 | 170 | 156.5 | 77.2 | 3.9 (10.9) |
IDOL 3 | 5.5インチ 1920×1080 | 39,800円 | 2910 | 141 | 152.7 | 74.1 | 7.4 |
isai Vivid LGV32 | 5.5インチ 2560×1440 | 72,000円 | 3000 | 150 | 150 | 76 | 10.3 |
isai FL LGL24 | 5.5インチ 2560×1440 | 40,000円 | 3000 | 154 | 145 | 76 | 10.5 |
AQUOS CRYSTAL X,Y(402SH) | 5.5インチ 1920×1080 | 69,120円 (販売終了) | 2610 | 157 | 139 | 73 | 11.0 |
こうしてみるとiPhone6s Plusって飛び抜けて大きくて重いのですね。本体が薄いのであまり重さを感じさせませんが、ホームボタンがディスプレイの下にあるので、どうしてもその分だけ本体が長く・大きくなるようです。
一方で、Android機種を見ていくと150グラムを切る軽量なモデルもあります。スペックはミドルローからハイエンドまでさまざまなので価格や機種能力の比較は出来ませんが、安いものは「ヤマダ Every Phone」のように3万円台から買える5.5インチスマートフォンもあります。画面サイズはひとえに「5.5インチスマホ」と言っても、大きさ・持ち心地も結構違います。
iPhoneはiOS, Xperia Z5 PremiumなどはAndroid、そしてヤマダ電機のEvery PhoneはWindows 10 mobile OSを搭載しており、オペレーションシステムも選び放題。
5.5インチではないので今回の一覧表には入れていませんが、Windows Phoneだと5.7インチの「Microsoft Lumia 950 XL」、5.4インチのブラックベリー初のAndroid端末「BlackBerry PRIV」なんて変わり種もあります(両方ともSIMフリースマホ輸入代理店「エクスパンシス」で購入可能です)。あとはGoogle Nexus6Pも5.7インチですね。
このように、2015年後半に発売される多数の機種が大きなディスプレイを持っています。大画面モデルだからといって全てが「高級機種」というわけでもないので、「大きい画面で最高性能が欲しい」という需要や「文字が見やすい大画面が欲しいけど、スペックは低くても安い機種が良い」というユーザーでも選択肢があるのは嬉しいところですね。
それぞれの機種は大きく価格も性能も異なります。値段なんて3倍以上の差があるものまでありますので、用途に合わせて好みの端末を選んでみましょう。
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