4月12日、台湾のHTCが最新モデル「HTC10」を発表し、スマートフォンメーカー各社が2016年を戦うフラッグシップモデルが出揃ってきました。
スマホメーカーではローエンド~ミドルスペック~ハイエンドまで、各ユーザー層に向けたさまざまな製品を発表しますが、新しい物好きにはやっぱり「フラッグシップ」なモデルが気になるところです。
「Xperia X Performance」
今回はソニーの「Xperia X Performance」, LG電子から「LG G5」, HTCからは「HTC 10」、そしてサムスンから「Galaxy S7」の4機種をピックアップして2016年のアンドロイドスマートフォンを代表する機種になれるのかどうか、比較をしてみましょう。
スペック情報は2016年4月12時点の、海外向けサイトとして公式に発表されているものを参照しています(一部単位をあわせるために四捨五入、ラウンド形状の最厚サイズなどに調整して表記しています)。詳しくは下記公式ページをご覧下さい。
参照/Sony mobile-Xperia™ X Performance
, LG G5, HTC 10 , Samsung Galaxy S7 S7 edge
こうしてフラッグシップ機種を並べてみると、物理的な数値データとしてはとても似通ってきていることが判ります。Galaxy S7は発売地域・モデルによってExynosのCPUを搭載しているものもありますが、そのほかはすべてQualcommのスナドラ820となります。Xperia X PerformanceだけRAMが3GBですが、他機種は4GBに。RAM4GBといえば2015年モデルのASUS ZenFone 2が思い出されるところですが、2016年のハイエンド機種では当たり前のメモリー容量となるようです。
指紋認証も全ての機種で対応します。XperiaだけでなくGalaxyも防水に対応し(海外向けのHTC 10は防水に対応していないようです。国内向けは仕様が異なるかもしれません)、「スナドラ820&防水&指紋認証」が2016年のハイエンドスタンダードに。HTC10はauからも発売される可能性が濃厚とのことです(ドコモ・SBはHTC端末を扱わなくなって久しいので・・・)。
カメラについては、各メーカーが独自の技術を投入することで違いが出ています。
まずソニーのXperia X PerformanceではZ5シリーズに引き続きオートフォーカスに力を入れた高性能センサーを搭載しました。ただ、このモデルでは4K動画の撮影が出来なくなっているとのことです。
LG G5では背面にデュアルレンズを搭載しており、2つのレンズによるフォーカスの差異を利用した特長的な写真が撮影できるとこのとです。これはファーウェイのhonor 6 Plusでも採用されていた仕様ですね。
HTC 10では前後の動きに対応できる光学補正を採用しており、「ウルトラピクセル」という通常の「1ピクセル」の中により高密度に光を取り込み・画像保存が出来る技術です。これによって「12メガピクセル」であっても、他メーカーのいう「12メガ」よりも高精細な写真が撮影できます。Galaxy S7のカメラで採用されている「デュアルピクセル」も似たような仕様となっています。
どのメーカーが一番綺麗に撮影できるのかは、実際に試してみないことには違いはわかりそうもありませんね(苦笑)
ここに挙げた4機種は、いずれも5インチ前後でサイズも似ています。それぞれが完全にライバル同士になる特徴を持っていますが、2016年の覇者となる端末はこの中から出るのでしょうか。アップルのiPhone 7は2016年9月に発売される見込みですが、Androidスマホで大ヒットする機種が出るのかも注目です。
上記4機種は2016年4月時点では国内投入時期は未定です。おそらく夏頃に発売されると予想されますが、皆さんは欲しいモデル・気になるモデルはありましたか?
いつも記事を参考にさせて頂いております。
HTC10ですが、防水には対応してなさそうです。
http://www.htc.com/us/smartphones/htc-10/
すみません!いろんな機種のスペックを見比べながら書いていたら混同してしまったようです。すぐに修正しておきます。ご指摘ありがとうございました!
820世代が出揃って、これから買う方には楽しみな時間ですね。
これからも便利な記事、期待しております。
こちらこそ、宜しくお願いします。よく間違えるので、いつでもおかしなところは突っ込んでください(苦笑)