スマートフォンやタブレットに取り付け、指を引っ掛けて持ちやすくしたり、スタンド機能を追加することが出来るリングホルダー（有名な商品名として「バンカーリング」とも）を買ってみたので、レビューをお届けします。
スマホの大画面化に伴い、大きくなったスマホを持ちやすくしたり・落下防止用に重宝されるアイテムですが、実は今回初めて管理人はリングホルダーを買いました。今までは「スマホに余計なものを付け足したくない」と思っていたのですけれど、いざ使ってみるとアイデア次第でスマホやタブレットの利用方法が広がりそうです。
リングホルダーは多数のアクセサリーメーカーから商品が出ています。今回は２個セットで安く売っていたアマゾン「iVloler」というメーカーの商品を買ってみました。この「２個セット」というのがポイントです。
購入時の価格は２個入りで960円でした。類似品の1個あたりの価格相場は500円～1000円弱のものが多いようで、2個セットで1,000円以下ならば割安だと思います。
リングホルダーはこのような簡易パッケージに2個セットで入っていました。
同梱品は1個のリングにつき、接着面の清掃用シート1組+予備の両面シール1個です。
このリングはシールが接着するパーツと固定座が水平方向（ディスプレイに対して同じ面）に360度くるくると回り、リング部分のパーツは180度（本体に対して立体向きに）回転します。
ガラスパネル・樹脂・メタルフレームのいずれでも、貼る面が平滑であれば素材を問わずくっつきます（レザー・合皮など少しでも凹凸がある素材への固定は弱くなる可能性があります）。非常に強力な3M社の両面テープを使っており、イラストでは2.5kgの荷重をかけても外れないように書かれています。そのような力を掛けるとスマホ側が壊れる可能性すらありますが、接着面に対して真上方向に引っ張ってみたところ、たしかに相当の力を掛けてもビクともしませんでした。
両面テープは一度貼り付けた後は基本的に貼り直しはできませんのでよく狙いをつけて付けましょう。
貼り直しは絶対に出来ないと言いませんが、試しに斜めに力を掛けて剥がしたところ、シールがスマホ側に残ってしまい、これを爪などで剥がすとぐちゃぐちゃに粘着面が乱れてしまいそうでした（シールの再利用は出来ませんが、あとを残さず剥がすことは可能です）。予備シールが1個付いていますので、位置を変える・別のスマホに付け替えるときは新しいシールが必要だと思ったほうが良いです。
リングを閉じた時の厚みは5mmほど。スマホの裏側に貼り付ければどうしても出っ張り、貼り付ける位置によっては机上にスマホを置いた場合に不安定になるのは避けられません。ただ、それ以上の使い勝手の便利さアップが期待できそうです。
Galaxy Note8（6.3インチ）と比べるとこのくらいのサイズ感です。スマホ・タブレット本体に付けるのではなく、クリアケースを介して付けることも可能です（シールが接着しやすい素材の場合）。
リングの硬さも問題ありません。一般的なスマートフォン機種であれば問題なくスタンド機能が使える抵抗があります。ただし、10インチのタブレット端末では本体重量（Xperia Z Tablet 約495グラムでテスト）を支えきれず、倒れてしまいました。シールを貼る位置・立て掛ける角度にも依りますが、6インチクラス・200グラム前後のスマホであれば問題なくスタンド機能が使えます。それ以上の重さの端末でスタンド機能を使いたいのなら2個以上のリングを並べて支える必要があります。
粘着力自体は強力ですので、スマホでもタブレットでも自重を支えられないことはありません。
このようにリング部分を引っ掛けて使うことも出来ます。他にもタブレット端末に2個のリングを付けて、壁のフックに掛けて壁掛けディスプレイ代わりにすることも可能です（これがやりたいがために2個セットを買いました）。普段は使わなくなったスマホやタブレットを、キッチンやお風呂場の壁に付けてテレビやネットを手放しで使えるよう、固定場所を工夫してみると楽しいと思います。
もちろんスマホ・タブレット以外のものにでも両面シールさえあれば固定が出来るので、この回転するリングの仕組みをつかって何か有効活用できるかもしれません。
粗悪品のリングホルダーだと端末への接着力・リング部分の回転がしずらかったり・ゆるゆるだったりすることもあるそうですが、今回の届いた個体は全く問題なく使えました。使っているうちにスタンド部分のリングの抵抗が少なくなりすぎてクルクル回ってしまうようになるとの評価もありますので、消耗品として複数個で安く買えると思えば、良いアイテムだったと思います。
☆「【2個入り】スマホリング 360回転 iVoler ホールドリングをみる」
