2017年11月に発売された新デザインのApple iPhone Xの画面割れやバッテリー交換を自分自身でやりたい人のためのパーツ集です。


5.8インチのディスプレイパネル・タッチID無し・Face IDカメラを搭載するなど従来モデルから大幅に物理的な変更があったiPhone Xでは、旧機種向けの修理パーツを使いまわすことはできそうにありません。アップルの正規ストア・取扱店で修理する以外では、まずiPhone X用の専用パーツを入手するところから、結構な難題でしょう。

iPhone Xを含むスマートフォン用の修理パーツは、海外から輸入する必要があります。普及したモデルであれば一部国内のショップでも購入が可能なこともありますが、それらも業者が海外から輸入したものを販売しているのであり、直接個人で輸入したほうが安く取り寄せる事が可能です。

個人で輸入する自信がない・トラブルが怖いという人は、素直にアップルストアで修理・買い替えをオススメします。以下でいくつかのiPhone X用パーツを紹介しますが、いずれもオフィシャルパーツでは無いため、保証対象外・動作可否・クオリティに問題がある場合もあります。パーツ輸入・修理はすべて自己責任で行ってください。

iPhone Xが画面割れをしてしまい、タッチが効かないような状態になった場合にはディスプレイの交換が必要となります。

iPhoneの画面交換には、「ガラスパネル」+「デジタイザー」+「フレーム」がワンセットになったディスプレイ部位を全部取り替える方法と、それぞれのパネルを個別に交換する方法がありますが、一般的にはまるごと取り替えるほうが簡単です。

iPhone Xのディスプレイ交換方法については、Youtubeなどで動画を見ながら真似すると良いでしょう。

ディスプレイ交換用のパーツは2018年6月時点でおよそ1.5万円~ほどで輸入できます。

☆「Sunsky Digitizer Assembly(LCD + Frame + Touch Pad) for iPhone X」/ 145ドル~

上記販売ショップ(Sunsky)を使った輸入方法については以下の記事を参照ください。実際に注文してみた体験・手続きを解説しています。

iPhone Xには従来のiPhoneよりも大きな2716mAhの容量のバッテリーが使われていますが、これも単品で売られています。

iPhoneシリーズではユーザーが簡単にバッテリーを交換出来るように作られてはいませんが、電池交換だけならば上手くパネルを外し、バッテリー部分のケーブルを差し替えることで新しくすることは出来るため、iPhone Xの電池交換に挑戦したいのなら、専用バッテリーを輸入することが可能です。

2018年6月時点の価格は1個あたり3千円ほどです。アップルケア+に加入していて安く直せる・補償で直せるのなら正規交換をオススメしますが、バッテリー交換だけなら比較的安く自己修理が可能なようです。

☆「2716mAh Li-ion Battery for iPhone X

iPhone Xのバックパネルはガラス素材の高級感があるパーツですが、互換パーツなら接着用シール付きで千円程度でも買えるようです(ただし純正とは質感が違いそうです)。

☆「Back Cover with Adhesive for iPhone X」/ 9.77ドル~

iPhone X, 8/8 Plusから新しく対応した「ワイヤレス充電(おくだけ充電)」が反応しなくなってしまった場合は、専用のモジュールだけを交換することも可能です。

☆「Wireless Charging Module for iPhone X」3.97ドル~

iPhoneのデュアルカメラはiPhone 7 Plusから採用された仕様ですが、iPhone Xではカメラの性能・デザインが異なるため、やはりX専用のパーツが必要です。iPhone Xのカメラはスマートフォン向けのなかではかなり高性能なパーツを使っているため、部品だけでもやや高めです。

☆「Rear Cameras for iPhone X 」/ 63.55ドル~

この他に、

・Wi-Fi機能用フレキシブルケーブル
・センサー用フレキシブルケーブル
・リアカメラ用ブラケット
・ボリュームボタン修理用ユニット+ケーブル
・フロントカメラユニット
・フロントの赤外カメラユニットセット
・スピーカーユニット
・SIMカードトレイ、各種ボタンセット
・バイブレーションモジュール

などがSunskyで輸入可能です。Sunskyは個人でも輸入できますが、業者向けに10個~100個以上のセットでも購入が可能で、バルク購入を行うと1個あたりの価格を安く出来るシステムもあります。より安く輸入したい修理業者の仕入れとして使われるショップですので、上手く活用してみてください。

iPhoneの自己修理は高いリスクを伴いますので、パーツの購入コスト・修理にかかる手間暇を考え、自分で修理するのがよいのか、正規修理を依頼するべきなのか、本体をまるごと買い替えてしまうほうがよいのか、よく考えてから行動することをオススメします。例えば、「iPhone修理のダイワンテレコム 」 の新宿本店は2018年6月時点でiPhone Xの修理依頼を受け付けていますので、コスト比較をしてみましょう。

irumo
iPhone Xを自力で安く直したい人のための修理パーツ集(デジタイザー・バッテリー・パネルなど)

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